春爛漫!春休みやゴールデンウィークにはアートを楽しもう!バンクシー展 日本初公開の新たな作品展示をスタート!
PR TIMES / 2021年3月30日 18時58分
会場は旧名古屋ボストン美術館(金山南ビル)2021年5月31日(月)まで土日祝日は9:00~好評開催中!
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2018 年からモスクワ、マドリード、リスボン、横浜、大阪など世界7都市で100万人以上を動員した展覧会 『BANKSY GENIUS OR VANDAL︖(バンクシー展 天才か反逆者か)』は、2021年2月3日(水)にオープンして以来約2カ月が経過しました。
春爛漫、新しいことが始まる予感のこの季節に、日本初公開の新たな作品「ノー・スイミング」を迎えました。
本作品は、2006年にロンドンの中心部「ハイド・パーク」近くの湖水泳場に設置された標識の作品です。日常の風景に異質な物を置いたのにも関わらず、標識が変だ、とは気付かれず、3週間ほど誰にも注目されませんでした。バンクシーは、作品の中で世界共通語である道路標識や看板を多く取り上げています。自分の作品を通行人の目から故意に隠し、都市の風景にほぼ完全に溶け込ませるのです。日常で目にするものを疑わず、真実を見ようとせず、目の前の世界を盲目的に信じてしまう人間や社会への批判をしていると解釈できる作品です。
横浜、大阪に続く名古屋開催から新しく追加となった作品を、ぜひ会場にてお楽しみください。現在、夕方以降はチケットが取りやすい状況になっております。
チケットは日時指定チケット購入サイト(https://banksy.eplus.jp/index.php)にてご購入ください。
本展覧会は徹底した新型コロナウィルス感染症対策に引き続き取り組んでまいります。
・事前予約制を導入しています。できるだけ、事前に日時指定チケットをご購入ください。
・美術館では換気の徹底および温湿度調整を行っています。
・体温が37.5°Cを上回る場合や体調の悪い方は入場できません。
・お客様にはマスクの着用の他、入口に設置しております消毒液にて手指の消毒をお願いしています。
■『バンクシー展 天才か反逆者か』とは?
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イギリスを拠点に活動し、世界で最も注目されるアーティストの一人、バンクシーの作品70点以上が集結する展覧会。2018年からモスクワ、サンクトペテルブルク、マドリード、リスボン、香港、横浜と、世界中を巡回し、人々を熱狂の渦に巻き込んでいます。
壁面に描かれるものは、すぐに塗りつぶされ、現存しているものが少ないバンクシーのグラフィティ作品。本展では、複数の個人コレクターの協力のもと、オリジナル作品や版画、立体オブジェクトなどを過去最大級の規模で展示します。バンクシーが作り出す独自のアートの世界観。それに触れる人それぞれが、彼の正体について思いを巡らせます。彼は一体何者なのか。GENIUS or VANDAL?是非、その目でお確かめください。
■開催概要
展覧会名:『BANKSY~GENIUS OR VANDAL?~』(英名)
『バンクシー展 天才か反逆者か』(和名)
期 間:2021年2月3日(水)~2021年5月31日(月)10:00~20:00(入場は閉館30分前迄)
※新型コロナウィルスの感染状況により開催期間、開催時間を変更する場合がございます。
会 場:旧名古屋ボストン美術館(金山南ビル)〒460-0023愛知県名古屋市中区金山町一丁目1番1号
主 催:BANKSY~GENIUS OR VANDAL?~名古屋製作委員会
後 援:FM AICHI / ZIP-FM / K-mix
企画製作 :IQ ART MANAGEMENT CORP
公式サイト:https://banksyexhibition.jp
■バンクシーとは
バンクシーとは、イギリスを拠点に活動する匿名の芸術家。
世界中のストリート、壁、橋などを舞台に神出⻤没に活動することで知られています。アート・ワールドにおいてバンクシーは、社会問題に根ざした批評的な作品を手がけるアーティストとして評価されている他、テーマパーク、宿泊施設、映画の制作など、その活動は多岐にわたります。バンクシーの代表的な活動スタイルであるステンシル(型版)を使用した独特なグラフィティと、それに添えられるエピグラムは風刺的でダークユーモアに溢れています。その作風は、芸術家と音楽家のコラボレーションが活発なイギリス西部の港湾都市ブリストルのアンダーグラウンド・シーンで育まれました。
バンクシーの作品70点以上が出展される『バンクシー展 天才か反逆者か』がいよいよ名古屋へやってきます。バンクシーの世界に直接触れることができる貴重な時間を是非、お楽しみください。
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■みどころ
1.バンクシーが問いかける社会へのユーモアあふれる風刺
バンクシーの作品はどれもキャッチーでユーモラスに見えますが、その背景には鋭い社会風刺や政治的メッセージが込められています。本展では、「政治」「抗議」「消費」などテーマごとに作品をまとめ、裏側にある制作意図をあぶり出していきます。日本でも多くの人に知られる、平和へのメッセージが込められた《ラブ・イズ・イン・ジ・エア》や希望を願う《ガール・ウィズ・バルーン》、社会的弱者をネズミに重ねた「ラット」シリーズなども展示されています。
2.インスタレーションやマルチメディアによる体験型展示
本展では、バンクシーの世界観を追体験する展示も多く用意されています。迫力満点の大型3面スクリーンでは、これまでの活動を紹介するイメージ映像が広がります。作家の制作風景を連想させるインスタレーションでは、ステンシルの型やスプレー缶、制作イメージ映像などから、バンクシー像を浮き上がらせます。ほかにも、2015年に企画されたアートと風刺のテーマパーク「ディズマランド」の映像インスタレーションや、パレスチナに建てられたホテル「ザ・ウォールド・オフ・ホテル」の再現など多彩な表現が迎えてくれます。
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■注目の作品
バンクシーの作品とその世界観を幅広く紹介する本展。世界中から人気を集める作品も数多く展示されます。そんなバンクシー作品の中でも特に注目の作品をご紹介します。
《ガール・ウィズ・バルーン》
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バンクシーの代表作と言える本作は、イギリス人の間で特に人気が高く、様々な解釈を生んでいます。飛んでいく風船に喪失感を感じる人がいれば、自由を感じる人もいます。はじめてこのモチーフが描かれたロンドン市内の壁には、「ゼア・イズ・オールウェイズ・ホープ(いつだって希望はある)」という言葉が別の誰かによって書き加えられました。のちにバンクシーは、ほかの場所でもこの絵を描いています。
「#WithSyria」キャンペーンのときには、ストリートに投影もされました。2018年には、ロンドン・サザビーズのオークションに出品された当作品が、オークション中にバンクシー自身の仕掛けた機械によって切り裂かれました。「シュレッダー事件」と呼ばれるこのエピソードは「美術史においてライブ・オークション中につくられた初の作品」と言われるようになり、後日、切り裂かれた作品は《ラブ・イズ・イン・ザ・ビン(愛はごみ箱の中に)》とバンクシー自身に名付けられました。
《ラブ・イズ・イン・ジ・エア》
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パレスチナ・ヨルダン川西岸地区にあるベツレヘムの建物に描かれている作品《ラブ・イズ・イン・ジ・エア》。バンクシーは活動初期から現在にいたるまでパレスチナ問題に焦点を当てた作品を多数制作しており、本作はその初期作品のひとつです。作品に描かれている男は火炎瓶ではなく花束を持っており、パレスチナ人の人権を訴えています。本展覧会では「プロテスト(抗議)」というテーマの下で展示されています。
《ケイト・モス》
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アンディ・ウォーホルの代表作《マリリン・モンロー》を引用した作品。当時もっとも有名だったモデルのひとり、ケイト・モスを描き、ウォーホルの時代から変わらずアート・マーケットが消費至上主義であることを指摘しています。大衆は、真の技能ではなくブランドや人気のあるイメージにお金を支払いたい、と思っていることを浮き彫りにしています。初版にはブルーの作品が制作され、すぐさま人気に。その後、残りのシリーズもプリントされ、今回出品されている全6枚のシリーズとなりました。
「ラット」シリーズ
バンクシーの作品にはストリート・アートのシンボルであるネズミが頻繁に登場します。
ネズミがそう描かれるようになったのは「ステンシル・グラフィティの父」として知られるブレック・ル・ラットの描くネズミが発端だと言われ、労働者階級や弱者などの思いを代弁していると考えられています。バンクシーの「ラット」シリーズは《ギャングスタ・ラット》や《ラブ・ラット》など、世界で多数存在していると言われ、できるだけ素早く路上で作品を仕上げるためにステンシル・スプレーが使用されています。バンクシーの描くネズミは、ストライキでもするかのように看板を持っています。「ウェルカム・トゥ・ヘル(地獄へようこそ)」「ビコーズ・アイ・アム・ワースレス(役立たずだから)」と「ゲット・アウト・ホワイル・ユー・キャン(逃げ出すなら今のうち)」と訴えているネズミたち。これらは、ネズミというモチーフを擬人化し、人々の憤りを表現しています。
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