Oishii Farm、サステナビリティと自動化を追求した次世代植物工場「メガファーム」を稼働
PR TIMES / 2024年6月4日 14時45分
米国を拠点にサステナブルな農業の実現を目指すOishii Farm Corporation(オイシイファームコーポレーション、本社:Kearny, New Jersey, United States、CEO:古賀大貴、以下 Oishii Farm)は、ニュージャージー州にて、サステナビリティと自動化を追求した、世界最大級の植物工場「メガファーム」を稼働させました。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=bCzxdTIq5RA ]
次世代植物工場「メガファーム」について
メガファームは、サッカーコート3面分以上に相当する2.2万平方メートル もの敷地面積を有し、中にはいちごの農場ユニットが複数並んでいます。各農場ユニット内では、温度・湿度・二酸化炭素・光・風速などのあらゆるパラメーターを自動制御することにより、いちごの成長に最適な環境をつくり出しています。また、AIを用いた独自の技術により、室内でのハチによる受粉を可能にし、年間を通して高品質な日本のいちごを生産します。
前農場の稼働から本メガファーム建設までの2年の間に、様々な技術革新を起こし、サステナブルな方法で、圧倒的な生産性を誇る植物工場を実現させました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/75385/7/75385-7-d79f8a04e8a2f61860768c9e1d9a9cc0-3840x2160.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
サステナブルな新しい農業の仕組み
世界的に見ると農業は、異常気象・農薬の過剰投与と残留農薬問題・農業用地や水の不足など、多くの課題を抱えています。また、世界的な人口増加も相まって、このままでは数十年のうちに果物や野菜の入手が困難になる食料危機が予測されています。Oishii Farmはこれら課題解決の一助となるべく、サステナブルな農業の実現に向けた技術開発を重ね、今回のメガファームの稼働に至りました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/75385/7/75385-7-af0727e640930762d6e8591076d3e0d9-3840x2160.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
メガファーム内の農場は、完全閉鎖型の植物工場であり、外の気候に左右されることなく、一年中安定していちごを生産することができます。害虫や菌の侵入を防ぐことで、完全無農薬での栽培を可能としています。
さらに農業用地も使用せず、本メガファームは旧プラスチック工場を再利用して建設されました。
また、数億円を投じて開発した新たな水の循環システムを導入することにより、使用した水の大半を再利用することに成功しました。
一般的な植物工場の課題として、多大な電力消費が挙げられます。本メガファームは、東京ドーム約5個分に相当する20万平方メートル の太陽光発電所に隣接しており、そこで作られたグリーンエネルギーを利用しています。さらに、いちご一株あたりの消費電力を14%削減する最先端のLEDも活用しています。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/75385/7/75385-7-8ec0368b8e0c8db0919c019c00875db9-3840x2160.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ロボットやAIの活用による自動化・生産性向上
メガファームでは、生産性という観点でも、前農場から飛躍的な進化を遂げています。
農場ユニット内では、ロボットが24時間いちごの成長を見守りながら、完熟したタイミングで自動収穫し、オペレーションの効率化を図っています。また画像認識技術とAI(機械学習)によって、年間600億ものデータを取得しながら、各農場ユニット内の環境を日々把握・調整することで、受粉成功率や収穫量の予測精度の向上に繋げています。
さらに、各農場ユニット内に250ずつ設置されているいちごの栽培棚を可動式にすることで、農業管理者やロボットが効率的にオペレーションできる環境を構築しました。
各プロセスにおける生産性向上により、前農場と比較して、20倍もの収獲量を目指します。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/75385/7/75385-7-511b4ab54de9c699f16f0118df95a939-3840x2160.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
今後について
Oishii Farmのいちごの生産量は、未だ全米の需要を満たすことができていません。本メガファームの稼働によって生産量を飛躍的に向上させることで、ホールフーズ・マーケットなどの小売パートナーを通じて、東海岸における販売地域を拡大していきます。
またメガファームでは、周辺地域から雇用を創出しており、エンジニア、農場担当者、施設管理者など、すでに100名以上を採用しています。今後も採用は拡大する見込みです。
今後もOishii Farmでは、サステナビリティを追求しつつ、更なる生産性の向上、そして新たな果物・野菜の生産に向けても、研究を進めていきます。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/75385/7/75385-7-feec6855b1eb2f2dd6c7fec3fdfe8bc1-3840x2160.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
共同創業者 兼 CEO 古賀 大貴のコメント
Oishii Farmは、日本の伝統的な農業と工業の技術を基盤に、世界的な社会課題の解決に取り組んでいます。農業の持続可能性が危ぶまれる中、今回のメガファームの稼働は、過去たった2年間での飛躍的な技術の進化、そして、サステナビリティと高生産性の両立を実現した新たな農業の形を示す、未来に向けての大きな一歩だと考えています。
今後も人と地球にやさしい農業の実現を目指しながら、日本の高品質な果物・野菜の魅力を世界に伝えていきたいと考えています。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/75385/7/75385-7-dc1747c223a67f92e943a4499e99fe32-3840x2160.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
メガファーム概要
所在地:Phillipsburg, New Jersey, United States
敷地面積:約22,000平方メートル
初稼働:2023年11月
企業概要
会社名:Oishii Farm Corporation
代表者:古賀 大貴
本社所在:Kearny, New Jersey, United States
設立:2016年12月
会社HP:https://oishii.com/pages/discover-oishii-jp
採用情報:https://www.wantedly.com/companies/company_210915
Youtube:https://www.youtube.com/watch?v=bCzxdTIq5RA
お問い合わせ先
- 採用に関して: career.jp@oishii.com
広報・その他に関して: contact@oishii.com
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