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NSITEXE 高い電力効率を実現するAIアクセラレータを開発

PR TIMES / 2021年11月10日 17時45分

株式会社エヌエスアイテクス(本社:東京都港区、代表者:新見 幸秀、以下「NSITEXE」)は、高い電力効率を実現するAI向けアクセラレータとして、「ML041」を開発し、お客様に評価提供を開始する事を発表します。



 人とクルマをつなげるモビリティ社会、人と街をつなげるスマートシティ、産業界において現実世界をコンピュータ上で再現するCyber Physical Systemの実現において、ニューラルネットワーク等のAIの活用がますます進む中、発熱、およびコスト制約が厳しいエッジデバイスでAI処理を効率良く実行することが、AIを幅広い分野に適用する上で重要な課題となっています。

 従来のニューラルネットワーク処理では、レイヤ処理毎に中間データを消費電力の大きい外部メモリに退避しており、これが電力効率低下の原因となっていました。今回、NSITEXEが開発したAIアクセラレータ「ML041」は、入力データを分割(Tiling)し、分割したデータ毎に複数のレイヤ処理の入出力を連結(Layer fusion)して処理することにより、中間データの外部メモリへの退避を削減し、電力効率を向上することが可能です。これにより、VGG16、MobileNet、ResNetといったニューラルネットワークを12TOPS/Wの電力効率(7nm世代SoC実装時)で実行できる見込みです。


[画像: https://prtimes.jp/i/82721/7/resize/d82721-7-16fa55ea04a1deb051c6-0.png ]

 「ML041」は、ハードウエアランダム故障を検出する診断回路を内蔵する構成も提供しており、外部に特殊な診断回路を追加することなく、セーフティクリティカルシステムにAIを適用することが可能です。

 なお、「ML041」の詳細は2021年 11月18日(木)にオンラインで開催されるCadence CONNECT: HLS Design & Verification Seminar 2021にて発表します。
https://www.nsitexe.com/archives/1450

株式会社エヌエスアイテクス CTO 杉本 英樹
 NSITEXEは、将来の大きな動向を踏まえ、汎用性・効率・機能安全を3本の柱に開発を進めてきました。「ML041」はTiling & Layer fusion技術を活用することにより高い電力効率を実現しました。「ML041」により、世界中の自動車関連のお客様にクリーンエネルギーをはじめとする持続可能な世界を創るモビリティ社会に欠かせない開発基盤を提供致します。

 NSITEXEは、今回の高い電力効率を実現するAIアクセラレータの取組みと革新的プロセッサ技術を基盤に、スマートモビリティやMaaS、モビリティ業界のDXなど、人々の生活を豊かにする世の中の革新に貢献していきたいと考えています。

NSITEXEについて
 NSITEXEは、2017年に株式会社デンソーからスピンオフして設立した先進的なプロセッサを開発するIPベンダです。機能安全に対応したRISC-VベースのプロセッサIPを開発しています。高効率、高品質な半導体IPにより、幅広いアプリケーションに対応し、次世代の半導体技術の進化に貢献します。

■本リリースに関するお問い合わせ先
株式会社エヌエスアイテクス
URL: https://www.nsitexe.com/
E-mail: support@nsitexe.co.jp

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