株式会社Jmeesは医用画像の世界的トップカンファレンスMICCAIの画像認識コンペティションにおいて、1位を2つ含む8タスクすべてで3位以内に入賞しました。
PR TIMES / 2024年11月5日 11時45分
株式会社Jmees(所在地:千葉県柏市、代表取締役:松崎博貴、以下Jmees)は、医用画像処理およびコンピュータ支援外科分野のトップカンファレンスであるMICCAI (Medical Image Computing and Computer Assisted Intervention)で開催された画像認識コンペティションMICCAI Challengeのうち、内視鏡映像を対象としたEndoscopic Vision(EndoVis)Challenge に参加し、2つのセグメンテーションタスクで精度1位を獲得、合計8つのタスクで3位以内に入賞しました。
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JmeesAIエンジニアチーム。左から菊地、香野、松崎。
Jmeesのエンジニアチームは、内視鏡手術やロボット手術中の腹腔内の映像をAIによって自動認識する技術の開発を行っています。特に手術中に損傷リスクのある臓器の領域をピクセルレベルで認識するセグメンテーション技術の開発とその精度向上に日々取り組んでおり、MICCAI Challengeには2022年から参加しています。2024年には1つのタスクで精度1位、2023年には2つのタスクで2位を獲得しました。今回の2024年は、Jmeesにとって最多となる8つのタスクに挑戦し、すべてで好成績を収めるという快挙を成し遂げました(下図参照)。なお、Jmeesが1位を獲得したセグメンテーションタスクである「PhaKIR」には66チーム、「SegCol」には24チームが各チャレンジの登録済みチームの総数として参加しています。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/109189/7/109189-7-4953e03e5d87c01ab1b5375028f8cfc0-3872x1947.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2022年から2024年までにJmeesが参加したMICCAI Challenge結果まとめ
■MICCAIとMICCAI Challengeについて
MICCAI (Medical Image Computing and Computer Assisted Intervention)は医用画像処理‧コンピュータ支援外科分野の国際的なトップカンファレンスで、2024年はモロッコのマラケシュで10月に開催されました。毎年開催されるMICCAI Challengeには世界の著名な大学や研究機関が参加し、医用画像認識技術の発展、技術革新を求めて様々なタスクのチャレンジが開かれています。会期の数ヶ月前から各医療画像の領域でコンペの募集がかかり、コンペ参加チームは会期前までに手法や結果を提出し、会期中にチームの提案手法やタスクに対する順位の発表が行われます。その中で、内視鏡映像を対象としたタスクが集約しているコンペティションとして、Endoscopic Vision Challenge(EndoVis Challenge)が開催されています。
■JmeesのMICCAI Challenge参加メンバーからのコメント
・菊地 駿輔(インターン)
3ヵ月間の間で3つのチャレンジ、6つのタスクを担当しました。SegColのセグメンテーションについては100回以上の実験を回すなど特に力を入れて取り組んだため、優勝できたことを嬉しく思います。他のタスクについても、特にSTIRのポイントトラッキングとSegColのActive Learningは初めて取り組む内容で、エンジニアの2人の指導の下で多くの知見を得ることができました。今後もこの取り組みを通じて、技術の研鑽に努めていきます。
・香野 敦史 (シニアAIエンジニア)
Pre-training is all you need! 私が担当したPhaKIRのセグメンテーションタスクでは、データ分布に偏りが大きいことが課題でしたが、事前学習の工夫により課題を克服し1位を取ることができました。例年名だたるチームが参加する中、過去優勝経験のあるチームに勝利したことが私自身やJmeesの技術力の進化の表れだと思います。
・松崎 博貴(CEO/AIエンジニア)
内視鏡画像のセグメンテーションはJmeesのコア技術の1つであり、日々エンジニアが技術検討を行っています。今回、これまでのノウハウを用いて、Jmeesの技術力が世界に通用することを証明する機会となり、非常に喜ばしく思います。本コンペや学会で得られた知見をJmeesの製品に応用して、「情報革命で外科の常識を創り変える」というビジョンを実現できるよう取り組んでいきます。
■株式会社Jmeesについて
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/109189/7/109189-7-8c9037f6c7a7c8d80f6bce75453cb8cd-3900x2285.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
株式会社Jmeesは、国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)で外科医とAIエンジニアによって設立された「国立がん研究センター発ベンチャー」に認定されているスタートアップ企業です。Jmeesが開発しているAI手術支援システム「SurVis」シリーズとして、2024年8月に薬事承認を取得した「内視鏡手術支援プログラムSurVis-Hys」は、内視鏡下(腹腔鏡下及びロボット支援下)子宮全摘術の内視鏡映像中の尿管・膀胱部位をAIが検出し、候補領域として手術中に強調表示することで、医師が尿管・膀胱を認識することの支援を行うプログラム医療機器です。
医療機器承認に関する情報
一般的名称:手術用画像認識支援プログラム
販売名:内視鏡手術支援プログラムSurVis-Hys
認証クラス分類:管理医療機器(クラスII)
承認番号:30600BZX00166000
承認日:令和6年8月2日
所在地 :〒277-0882 千葉県柏市柏の葉5丁目4番地6
設立 :2019年10月
代表者 :代表取締役 CEO 松崎 博貴
URL :https://www.jmees-inc.com/
【本件に関するお問合せ先】
株式会社Jmees 広報担当 : 南
下記URLの「コーポレート関連の問い合わせ」フォームよりお願いいたします。
https://www.jmees-inc.com/contact/
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