関西テレビ『スーパーニュースアンカー』の 「インタビュー映像偽装」について、BPOが意見を公表。

PR TIMES / 2013年8月2日 17時42分

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関西テレビ『スーパーニュースアンカー』の
「インタビュー映像偽装」について、BPOが意見を公表。
http://www.bpo.gr.jp/
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 BPO放送倫理・番組向上機構の放送倫理検証委員会(委員長・川端和治)は、2013年8月2日(木)、関西テレビのニュース番組「スーパーニュースアンカー」について、「問題のインタビュー映像を放送したこと、および問題発覚後これを視聴者に伝えない決定をしたことの2点について、放送倫理に違反すると判断した」との意見を公表しました。

 これは、2012年11月30日放送の「大阪市職員 兼業の実態」の特集で、情報提供者のインタビューを、モザイク映像の後ろ姿と加工した音声で紹介したが、映像は情報提供者本人ではなく撮影スタッフを映したものであった事案です。問題発覚後、社内では対応策や再発防止策などが議論されたものの、2013年3月13日に新聞報道されるまで、視聴者への説明やお詫びが行われなかったことも併せて審議されました。

「委員会決定」から
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 今回の問題の本質は、関西テレビがいう「不適切な映像表現」ではなく、テレビを信じてモザイク映像の放送を容認している視聴者の信頼を裏切るような「許されない映像」が放送されてしまったことにある。しかも、関西テレビにその認識が欠落していたことが、3か月余りもの間、自主的・自律的な是正がなされなかったという残念な結果につながっているのではないだろうか。

 関西テレビは、2007年『発掘!あるある大事典II』のねつ造問題で、厳しい批判を浴びた。その後、第三者による調査委員会を作り、検証番組を放送し、真摯に努力して、一連の問題から多くの教訓を得て、詳細な「番組制作ガイドライン」を発表するなど、活発に活動してきた。その関西テレビで、今回の問題が生じたことに、驚きがある。「あるある問題」の教訓は風化してしまったのだろうか。
 組織を整え、ガイドラインを整備しても、それが美しく整えられた形としてあるだけでは機能しない。今回の問題に直面して適切な判断ができなかったのは、組織整備の理念、ガイドラインの根底にある理念が、十分血となり肉となっていなかったからではないだろうか。(中略)
 テレビを見る視聴者の視線は、変化している。視聴者は、もはや、「テレビで放送されたこと」を無邪気に信じる観客ではない。テレビの手法を知り、時には疑いの目で番組を分析し、作為を嗅ぎ取って突き放す。そのような時代に、テレビに対する信頼を守るためには、報道に限らずテレビの現場の一人ひとりが、テレビの前の視聴者への想像力を失うことなく全力で番組を作っていくしかない。それが、問題が生じたときの的確な対応につながり、視聴者のテレビに対する信頼を育てていくに違いない。
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■委員会決定の全文はこちら http://www.bpo.gr.jp/?p=6629&meta_key=2013

■放送倫理・番組向上機構について http://www.bpo.gr.jp/
名  称:  放送倫理・番組向上機構[BPO]
       放送事業の公共性と社会的影響の重大性を踏まえて、正確な放送と放送倫理の高揚に寄与することを目的と
した非営利・非政府の団体。言論・表現の自由を確保しつつ、視聴者の基本的人権を擁護するため、放送への苦情や放送倫理上の問題に対応する独立した第三者機関で、民放連およびNHKによって設置され、以下の三委員会から構成される。
委員会:  放送倫理検証委員会、放送と人権等権利に関する委員会(放送人権委員会)、放送と青少年に関する委員会(青少年委員会)
住  所:  東京都千代田区紀尾井町1-1 千代田放送会館
理事長:  飽戸 弘 

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