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高知県室戸市が、ユネスコ支援の世界ジオパークネットワークにより「世界ジオパーク」に再認定されました!

PR TIMES / 2015年9月20日 10時47分

4年に1度の審査で見事合格。「世界的な例になる」と高い評価。



2015年9月19日(土)に鳥取市などで開催された「アジア太平洋ジオパークネットワーク山陰海岸シンポジウム」で、室戸世界ジオパーク(高知県室戸市)の世界再認定が発表されました。世界ジオパークは4年に1度、認定の再審査が行われ、室戸世界ジオパークは、世界認定を受けて以来初めてとなる再認定審査において、4年間の活動を高く評価され、見事、再認定となりました。

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世界ジオパークとは。
重要な地形や地質を含む、自然公園の一種。国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の支援により設立された世界ジオパークネットワーク(GGN)が認定を行っています。その概念は地形や地質の保全だけではなく、その土地の文化や歴史、生態系も対象としており、それらを活用して地域の活性化や教育など、地域社会の持続可能な発展に取り組む地域が認定されます。ジオパークを訪ねると、地形や地質とともに、文化や生態系の多様さなどを楽しむことができ、地球と人のつながりを体感することができます。

室戸ジオパークとは。
高知県東部の室戸半島に位置する室戸市全域を範囲とし、2011年9月に世界ジオパークに認定されました。テーマは「海と陸が出会い、新しい大地が誕生する最前線」です。

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室戸の凄さは、プレートテクトニクス理論を初めて陸上で証明した土地であること。現在も、1,000年で平均2mという驚異的な速度で地面が隆起し続ける地殻変動の最前線であり、地球のダイナミックな営みによって生じた地形や地質を目前で観察できる地質学研究の世界的なスポットです。地質だけではなく、激しく変動し続ける大地とともに生きる人々の営みや歴史も学ぶことができる場所です。

今回の再認定審査を前に今年7月、世界ジオパークネットワークの会長を含む外国人審査員2人が室戸を訪れました。地元住民や学生らが4年間の取り組みをアピールし、地質研究、観光、教育、室戸市で採取されている海洋深層水、ウミガメの保護活動など幅広いテーマについて審査員による視察が行われました。

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審査のポイントとなった、地域をあげた4年間の取り組み。

地元の室戸高校では、2011年から授業の選択科目で「ジオパーク学」を開講。外部から専門家を招いての講義や現地調査、観光客へのガイドなどを継続して行ってきました。再認定のプレゼンテーションでは、高校生が英語で活動をアピール。審査員からは「ジオを研究室として活用していることに感動した。国際的に見ても、良い教育機会を与えている」と高く評価されました。

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今年4月29日には、廃校になった中学校を改修して、ジオパークの拠点施設となる「室戸世界ジオパークセンター」がオープン(入館料無料)。地形の成り立ちや地域の文化について、フィールドでの感動をより豊かにするための情報提供やガイドツアー、体験プログラムの案内などを行っています。オープンから4カ月後の今年8月29日には、入館者が5万人を突破。年間目標の7万人に対して、予想を上回るペースです。

審査員「地質についてしっかり解説できており、地形と人間の深い関係について、とてもうまく説明している」。

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ジオパークの代表的なスポットである室戸岬では、毎日のようにガイドツアーが実施されています。世界ジオパーク認定前の2010年度に947人だった案内人数は、2014年度には7,301人に。ガイド養成講座の開催や、新しいツアーの開発を地元市民も参加して行ってきたことが、飛躍的な増加につながっています。

審査員「ガイドのレベルは高く、室戸世界ジオパークの市民参加は世界的な前例となる」。

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世界再認定で今後の盛り上がりに期待が高まる、室戸世界ジオパーク。この機会にぜひ現地を訪ね、ジオの恵みや人々の営み、地元のおもてなしの心を実感してみてはいかがでしょうか。

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