2018年1/13(土)より「竹村(たけむら)京(けい) ― どの瞬間が一番ワクワクする?」展を開催 トランプに刺繍を重ねた作品、リトグラフ等、出品作品30点全点新作!
PR TIMES / 2017年11月20日 14時1分
2018/1/13(土)~3/11(日) @ポーラ美術館
ポーラ美術館(神奈川県・箱根町)は、2017年10月1日に、開館15周年を記念して現代美術を展示するスペース「アトリウム ギャラリー」をオープンし、平成8年よりポーラ美術振興財団が助成してきた若手芸術家たちを紹介する「HIRAKU Project」を開始しました。第2回の展示として、「竹村京 ― どの瞬間が一番ワクワクする?」を、2018年 1 月 13 日(土)から 3 月 11 日(日)まで開催いたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/26617/8/resize/d26617-8-262835-2.jpg ]
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竹村京は、写真やドローイングの上に刺繍を施した薄い白布をかぶせ、自分や親しい人たちの個人的な物語や失われたもの、忘れ去られたものを記憶によって再構成して留める平面作品や、日常の生活のなかで破損してしまった個人的なオブジェを接着剤で仮止めし、薄い布で包み、破損部分に白く輝く絹糸でステッチを加えることによって光を与え、別の美的価値を生み出す〈修復された〉シリーズなどを制作してきました。
本展覧会では、日常における偶然の重なりや瞬間の連続、そしてメモリアルな美しい時間をテーマとしています。竹村は、国や言語が違っても意味が共有できるトランプを取り入れた作品を近年制作していますが、今回出品される24点の《Playing Cards 2017, Austrian Cards on German Cards》も、ドイツ製のトランプにオーストリア製のトランプの図柄を日本製の絹糸で刺繍した布を重ね、時代と国を違えて組み合わされるカードのイメージの偶然性を表現しています。そして、今年出会ったという、インドネシアのジョグジャカルタで流行している「ドミノ」というカードゲームをモティーフとした《Playing Dominos in J.City》でも、ある日、偶然居合わせた人たちとドミノをしてできたカードの列のかたちを、耐久性のある日本製の絹糸によって薄い布に縫い取り、作品に留めています。本展覧会に出品される作品は、すべて未発表の最新作となります。
作品キャプション
左・中央:《Playing Cards 2017, Austrian Cards on German Cards》 2017年 ドイツ製の1900年代のトランプ、日本製絹糸、合成繊維 105x57mm 24点 (C)Kei Takemura 撮影 (C)Kenji Takahashi
右:《Playing Cards Unlimited 2》 2017年 リトグラフ(3版・3色) 780x540mm (C)Kei Takemura撮影 (C)Kenji Takahashi
◆イベントアーティスト・トーク&パフォーマンス「Meeting Point with Playing Card」
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日時:2018年1月13日(土) 15:00
場所:ポーラ美術館1階アトリウム ギャラリー
竹村京自身が出品作品の解説を行います。また、ベルリンでも開催したパフォーマンス「Meeting Point with Playing Card」を行います。出品作にちなみ、竹村京が出会った人にトランプを引いてもらって持ち帰ってもらうパフォーマンスです。
《Playing Dominos in J.City》のためのドローイング 2017年 (C)Kei Takemura
◆竹村 京(たけむら・けい)
[画像5: https://prtimes.jp/i/26617/8/resize/d26617-8-175003-3.jpg ]
1975 年東京生まれ。高崎市在住。2000 年、ポーラ美術振興財団在外研修員としてベルリンにて研修。写真や描かれたドローイングの上に刺繍を施した布を重ねた平面のインスタレーションを発表。第 15 回シドニー・ビエンナーレ(2005 年)に参加するなど、国際的に高い評価を獲得しながら活動の場を広げている。主な個展として「A part Apart」トーキョーワンダーサイト(2008 年)、「Kei Takemura」インスティテュート・オブ・コンテンポラリー・アート、シンガポール(2012 年)、「Which second was the most beautiful?」ギャラリー・エベンスペルガー(ベルリン、2017年)など。
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