SAPがユーザーのために開発したSAP Translation Hub の活用支援サービスを開始
PR TIMES / 2019年7月8日 13時40分
~ビジネス領域特化型の機械翻訳活用プラットフォーム~
株式会社川村インターナショナル(本社:東京都新宿区、代表取締役:川村みどり)は、SAP社が提供する機械翻訳ソリューションのクラウドプラットフォームである「SAP Translation Hub」をSAP社のランゲージサービスパートナーとしては国内で初めて導入し、SAPユーザー企業が導入時、カスタマイズプロジェクト、およびアップグレードフェーズで必要になる多言語化の課題を解決する機械翻訳活用支援サービスを開始しました。
SAP Translation Hubは、SAP 製品の多言語化を担う社内組織Globalization Services – LXが、その多言語化のベストプラクティスを凝縮した機械翻訳活用クラウドプラットフォームです。ABAPというSAP独自の開発言語で開発されたオンプレミスのERPシステムにも、ABAP以外の言語で開発されたクラウドベースのUIにも対応できます。SAP Translation Hubでは、SAP社のAI技術から構築した機械翻訳技術だけでなく、同社が蓄積してきた過去の豊富な言語資産を活用することができます。
【URL】https://www.k-intl.co.jp/saptranslation
■SAP Translation Hubの特徴
1. SAPがユーザーのために開発した機械翻訳活用クラウドプラットフォーム
SAP製品を導入している多国籍企業では、システムの導入・運用・展開に際して多数の文書が必要になります。特に、ベストプラクティスのみならず、自社固有のプロセスを定義したカスタマイズプロジェクトなどでは、システムのユーザーインタフェース(UI)自体もカスタマイズして多言語化する必要があります。そうしたSAPに関連したUIの多言語化や文書の翻訳を支援するサービスとして、SAP社がSAPユーザーに向けて提供する機械翻訳活用クラウドプラットフォームです。
2. ビジネスアプリケーション領域に特化
SAP のビジネスアプリケーションは多岐にわたります。財務や管理会計などのドメインや、人事領域、ロジスティクス、セールスなど、様々な組織で使用される用語や表現が異なることもよくあります。それぞれの事業領域で正しい用語が適切に表現されるようにするためには、各分野に特化した用語データベースにインテリジェントにアクセスする必要があります。
SAP Translation Hubでは、ユーザーが選択できるようにあらかじめ8つの事業領域に特化して機械翻訳エンジンが提供されています(汎用、アナリティクス、ファイナンス、業種別、ロジスティクス、人材管理、セールス、テクノロジー領域)。
[画像1: https://prtimes.jp/i/31187/8/resize/d31187-8-871822-0.png ]
SAPの導入やアップグレード時に発生する文書の翻訳では、他の機械翻訳の精度を大きく上回ります。
3. UIの多言語化に強み
SAPが承認した過去の翻訳データ(多言語テキストリポジトリ:MLTR)と用語集、および機械翻訳エンジンを使用してUIテキストを翻訳できます。 翻訳リソースにアクセスするには、さまざまなAPIを使用するか、UI上の統合ワークフローシナリオを使用します。 統合されたワークフローシナリオでは、さまざまな開発環境からのテキストの翻訳を単一のUIで管理できます。 UIを使用して、編集後の手順やレビューの手順を実行したり、翻訳をソース開発環境に移送したりすることもできます。
ABAPシナリオ、Gitシナリオ、Javaなどのプロパティファイルを翻訳できるファイルアップロードシナリオの三つのシナリオで利用できるようにしています。
- ABAP シナリオ
オンプレミスで導入されたABAPシステムから、対象のテキストを抽出して、SAP Translation Hub上でMLTRと機械翻訳を併用することができるシナリオです。RFC(リモートファンクションコール)接続をすることで、ABAPシステムからSAP Cloud Platformへ対象テキストを移送し、翻訳が完了した後に、SAP Cloud PlatformからABAPシステムへ戻すことが可能です。
[画像2: https://prtimes.jp/i/31187/8/resize/d31187-8-524613-1.jpg ]
- Git シナリオ
自社のGitリポジトリから、対象のUIテキストをプッシュして、SAP Translation Hub上でMLTRと機械翻訳を併用することができるシナリオです。GitからSAP Cloud Platformへ対象テキストをプッシュして、翻訳が完了した後に、SAP Cloud PlatformからGitへ戻すことが可能です。
[画像3: https://prtimes.jp/i/31187/8/resize/d31187-8-166223-2.jpg ]
- ファイルアップロードシナリオ
Javaのプロパティファイルやxliffと呼ばれる翻訳業界特有のXMLファイルの他、複数のファイルフォーマットからテキストを抽出して、SAP Translation Hub上でMLTRと機械翻訳を併用することができるシナリオです。マニュアルでSAP Cloud Platformにアップする必要はありますが、対象テキストを移送して翻訳が完了した後に、SAP Cloud PlatformからZipファイルでダウンロードすることが可能です。
[画像4: https://prtimes.jp/i/31187/8/resize/d31187-8-594186-3.jpg ]
- 翻訳支援(CAT)ツール活用シナリオ
翻訳支援ツール(Computer-assisted tool)と呼ばれるソフトウェアを介して、Word/Excel/PPTなどのオフィスアプリケーションファイルで作成された導入シナリオデータやトレーニング教材を処理することができるシナリオです(このプラグインは、川村インターナショナルで開発したもので、SAP社が標準的に提供しているものではありません)。
[画像5: https://prtimes.jp/i/31187/8/resize/d31187-8-938693-4.jpg ]
■提供の背景
近い将来、多くのSAPユーザーがオンプレミスのSAP ERP製品からSAP S/4 HANAのようなクラウドベースのソリューションに移行するため、2025年の前後には大量のコンサルティングサービスが必要になることが予測されています。グローバル市場に展開をしているユーザーにとっては、コンサルティングリソースと同時に、言語的な支援も不可欠です。各拠点で使用されるUIプロジェクトの多言語化を検討する必要がでてきた際に、こうしたニーズに対して当社が提案する解決策は機械翻訳の活用です。
このため当社は、SAP社が提供する機械翻訳活用クラウドプラットフォームである「SAP Translation Hub」をSAP社のランゲージサービスパートナーとしては国内で初めて導入し、SAPユーザー企業が導入時、カスタマイズプロジェクト、およびアップグレードフェーズで必要になる多言語化の課題を解決する機械翻訳活用支援サービスを開始しました。
【SAPとは】
1972年にドイツで設立したビジネスアプリケーションの開発・販売を手掛ける多国籍企業SAP は、世界中の企業のベストプラクティスを組み込んだERP (Enterprise Resource Planning)を中心にサービスを展開し、その信頼性は、Forbes Global 2000社の実に9割弱の企業がSAPのソリューションを導入していることからもわかります。
川村インターナショナルはアジアで初めてSAP Language Service Partner として認定を受け、2009年にはPartner of the Year award も受賞しています。パートナーとして認定を受けて以来、約10年もの間SAP社の認定パートナーで有り続けています。
[画像6: https://prtimes.jp/i/31187/8/resize/d31187-8-830372-6.jpg ]
■プロフィール
株式会社川村インターナショナル
ホームページ: https://www.k-intl.co.jp/
[画像7: https://prtimes.jp/i/31187/8/resize/d31187-8-634300-7.png ]
本社所在地: 東京都新宿区神楽坂6-42 神楽坂喜多川ビル6階
設立年月日: 1986年1月
代表取締役: 川村 みどり (かわむら みどり)
事業内容: 翻訳・機械翻訳・ポストエディットなどの翻訳ソリューション、通訳、制作、人材派遣・紹介
資本金:50,000,000円
■本リリースに関するお問合せはこちら株式会社川村インターナショナル
広報担当:森口 (もりぐち)
TEL:03-3267-0270(代表) Email:sales@k-intl.co.jp
URL:https://www.k-intl.co.jp/
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