7割以上の人があおり運転被害に!罰則を望む声がある一方で不安に思う声も…
PR TIMES / 2020年10月2日 13時45分
「交通弁護士ナビ」では全国の運転免許保有者を対象に、「あおり運転に関するアンケート」を実施し、427件の回答を得ました。当該アンケートからわかったあおり運転に関する傾向や特徴等をお伝えします。
■調査概要■
『交通事故弁護士ナビ』調べ
実施期間:2020年6月26日~9月30日
有効サンプル数:427人
調査方法:インターネットリサーチ[FN2]
■調査結果 サマリー■
約94%の人が運転中にイライラした経験があると回答
運転中にイライラする状況として、「急な割込み等の危険運転」が最も多く、次いで「前方の車が遅いとき」であった
運転中にイライラした際、約55%の人が、ストレス解消に向け何らかの行動を行っている
約75%の人があおり運転された経験があると回答
あおり運転への罰則創設に対し、63.7%に人が肯定的な意見を回答した
■調査結果の詳細■
94.1%の人は運転中にイライラした経験があると回答!
[画像1: https://prtimes.jp/i/32382/8/resize/d32382-8-830574-0.jpg ]
「運転中にイライラしたことはありますか?」の質問では、なんと94.1%もの人々が、イライラした経験があると答えました。
予期せぬトラブルや割込みが自身や周囲の安全に直結する可能性ある運転では、些細なことでもストレスに感じやすいのかもしれません。
苛立つ人のおよそ半数が危険な運転をされたとき
[画像2: https://prtimes.jp/i/32382/8/resize/d32382-8-373233-1.jpg ]
運転中イライラした経験がある人を対象に、どのような状況だったか質問したところ、
急な割込みなど、危ない運転をされた時(45.8%)
前方の車が遅い(36.5%)
何度も信号に引っかかった時(9%)
となりました。
82.3%の人が他者の運転に対して苛立っていることから、自分の思い通りにならない状況や予期せぬ事態に見舞われたときに苛立つ傾向が強いようです。
中には「クラクションを鳴らされたとき」と回答する人もいました。クラクションは危険を知らせるための警報なので、過剰に驚いてしまったり、不快感を示したりする人もいるでしょう。
<運転中にイライラした状況/一部省略>
車線変更できない区間で車線変更しているのを見た時
後ろからあおり運転をされたとき
交差点内で停車しているため、右折できないとき
渋滞時
右側通行の自転車がいた時
運転中イライラした時、解消のために何らかのアクションを起こす人は約55%
[画像3: https://prtimes.jp/i/32382/8/resize/d32382-8-503693-2.jpg ]
運転中イライラした際の対応として最も多かったのが「特に何もしない(43.6%)」といった回答でした。
一方で、「深呼吸や音楽をかけてリラックスをする(22.7%)」「相手や同乗者に文句を言う(15.5%)」など、56.4%の人はイライラ解消のために何かしら行動を起こしているようです。
回答から多くの人はイライラした際に、特に何もしない、車内でストレスを発散するなどトラブルを避けるようにする傾向があることがわかりました。
<運転中イライラした際の対応/一部省略>
距離を離した
窓を閉めてから叫ぶ
関わらないよう車間距離を開けた
タバコを吸う
停止し冷静になるまで休憩
あおり運転に遭ったことがある人は7割以上!
[画像4: https://prtimes.jp/i/32382/8/resize/d32382-8-186178-3.jpg ]
これまでにあおり運転に遭ったことがあるかどうかの質問では、74%の人が「ある」と回答しました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/32382/8/resize/d32382-8-649126-4.jpg ]
「ある」と答えた方の多くは「特に気にしなかった(34.3%)」、「一旦停車・速度を落とし、道をゆずった(34.3%)」など、冷静な対処によりトラブル発展を避けています。
一方で、「急停車などで反撃した(9.3%)」や「一旦車を止め、相手に直接文句を言った(4.3%)」など、13.6%の人があおり運転に対抗する行動をとっているようです。
あおり運転への反撃は大事故を引き起こすきっかけになりますので、絶対にやめましょう。
<あおり運転に遭遇した際の対処/一部省略>
スピード上げた
警察に通報
相手を無視するよう心がける
サービスエリアに入った
後ろから文句を言う
運転罰則化に6割弱が肯定的な意見
[画像6: https://prtimes.jp/i/32382/8/resize/d32382-8-897934-5.jpg ]
「あおり運転に対する罰則の創設をどのように思うか」の質問では、63.7%に人が「安心する・よかったと思う」と回答しました。
半数以上の人が、あおり運転の抑止、あるいは解消する可能性のある罰則の創設に期待を寄せていると思われます。
ただし、あおり運転に対する罰則の創設には賛成する一方で、「処罰が軽すぎる」、「あおり運転の定義は何か」などの意見を挙げている回答もいくつかみられました。
また、「えん罪で罰せられる不安」、「ドライブレコーダーの有無で不利益を被る」など20.4%の人は、あおり運転への罰則に対して不安を感じているようです。
■まとめ■
今回の「あおり運転に関するアンケート」から、ドライバーのおよそ75%もの人々があおり運転の被害にあっており、その約7割の人が冷静な対処をしていることがわかりました。
あおり運転の罰則化に対し約60%以上の人が肯定的な意見をもっていますが、一方でえん罪になりかねないなどあおり運転の証明の難しさに不安を持っている人もいます。
加害者心理学に詳しい教授の話では、あおり運転(運転による加害行動)は認知のゆがみにより発生するものではないかと考えられるようです。(参考:ハンドル握ると人が変わる?あおり運転をしてしまうその心理とは https://jico-pro.com/magazine/116/)
あおり運転の罰則はこちら:https://jico-pro.com/columns/368/
【本件に関するお問合せ先】
株式会社アシロ 担当:編集部
メールアドレス:marketing@asiro.co.jp
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