1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

小売業界に向けたデータ活用ソリューションを提供する株式会社Flow Solutionsが総額1.5億円の資金調達を実施

PR TIMES / 2019年9月26日 10時40分

店舗データを収集・可視化する、店舗向け次世代分析プラットフォーム「InSight」を開発・提供

小売業界に向けたデータ活用ソリューションを提供する株式会社Flow Solutions(神奈川県横浜市、 CEO:チャド・スチュワート、以下Flow Solutions)は、DNX Ventures(米国サン・マテオ、マネージングディレクター:倉林 陽、以下DNX)、アコード・ベンチャーズ(東京都港区、代表取締役社長:石丸 文彦)、HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND (博報堂DYベンチャーズ 東京都港区、代表取締役社長:徳久 昭彦)、楽天キャピタル(楽天ベンチャーズ)(シンガポール・パートナー:Hogil Doh)、Darwin Venture(台湾台北市、マネージング・パートナー:Simon Fang)を引受先として、総額1.5億円の第三者割当増資を実施しました。



[画像: https://prtimes.jp/i/35631/8/resize/d35631-8-861117-0.png ]


■最高の顧客体験を提供する店舗分析プラットフォーム「InSight」

Flow Solutionsは、カメラなどの端末で取得したデータを統合し、分析、可視化、予測などが可能な、小売り向けストアコミュニケーションプラットフォーム「InSight」を開発・提供しています。
カナダや米国、欧州など海外諸国では、すでに7割程度の小売店で来店者分析や転換率の計測など各種店内分析が実施されています。一方日本では、POSに集積したデータ分析が主流のため、非購買者に関するデータなどを含めた網羅的な店内情報収集・分析が浸透しておらず、多くの小売店で店員の勘と経験に基づく事業が実施されています。
ストアコミュニケーションプラットフォーム「InSight」は、IoTセンサーを通じて取得した来店客数や顧客属性、POSや店内の導線、レジ待ちなど店舗内の各種データをはじめ、天気・スタッフなどの付随データを含むあらゆるビッグデータを取得・統合し、ビジュアル多彩で見やすいレポート画面として可視化。さらに、eラーニング機能(操作方法・データ活用方法チュートリアル)を通じて、データの取り扱いをサポート、従来のプロダクト・サービスでは困難だった店鋪でのデータ活用を促進し、店舗スタッフが実際に顧客サービスへ反映することで、顧客サービスの向上を実現しています。



■「InSight」の導入実績

2019年7月時点で、すでにtutuanna(チュチュアンナ)やTriumph(トリンプ)などのアパレルブランドで導入が進み、商品棚毎のパフォーマンス分析の実施により、分析結果に基づいて商品陳列が変更されるなど、同サービスを活用した改善事例が多数生まれています。

事例:株式会社チュチュアンナ 様

国内外に女性向けレッグウェア、インナー、ルームウェアの店舗、約560店舗を展開する株式会社チュチュアンナでは、POSなどの販売データはある一方で、小売の現場において来店客の動きを定量的に捉えられていないことが課題でした。「InSight」の導入後は、来店客の行動を可視化することができ、本部と各部署が同じ目線に立ち「何がお客様にとって有益な施策で、何が心に響かなかったのか」を定量的に議論するようになるなど、社内のコミュニケーションにも変化が起きています。また、来店客数・購買率とスタッフのシフトの関係性を考慮したシフトの組み方や、ポジショニングの改善など、多くの提案が現場店長から積極的に挙がるようになるなど、データ活用を軸においた施策を行っています。

事例: トリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社 様

同社は、世界120カ国以上で展開しているインナーウェアメーカー、トリンプ・インターナショナルの日本法人として1964年に設立。「来店客数」「購買率」を数値で把握することが重要であると考え、「InSight」導入前から来店客数を計測していましたが、サポート体制やデータ可視化方法について課題を感じていました。「InSight」導入後は、リアルタイムでデータレポート画面がわかりやすくビジュアル化され、本部から店舗までの情報の共有スピードが大きく向上しました。また、店舗の接客教育やだけでなく、店舗オペレーションや数値の理解を深めるため、小売店向けeラーニングサービス「Flow Academy」も活用し、今後は店舗研修をオンラインでできる環境を整備することを目標としています。


■調達資金の活用と今後の展望


今回調達した資金でチーム強化を行うほか、プロダクト面では、ポイントサービスの分析機能やエクスポート機能を追加、また、AIを使用した予測機能も充実させるべく開発を進める予定です。
店舗における様々なデータの収集・活用を通じて、店舗における顧客体験の向上に貢献するべく、ますます尽力して参ります。


■投資家からのコメント


DNX Ventures マネージングディレクター 倉林陽氏

IoTやAI、クラウドの浸透が追い風となり、リテール分野でのイノベーションが世界中で起こっています。日本の小売業者様に先進的なソリューションを提供してきたFlow Solutionsが、リテールテックスタートアップの代表的な会社として、日本及び世界で成長していく事を期待しています。

アコード・ベンチャーズ ゼネラルパートナー 石丸文彦氏

日本においてデジタル化が遅れていたリテール店舗のオペレーションに対し、顧客のニーズに沿った的確なソリューションを提供しているFlow Solutions社は、これまで培ってきた顧客企業からの高い信頼をベースに今後のO2O分野における店舗側ソリューションをリードする立場になるものと期待しております。

楽天キャピタル(楽天ベンチャーズ) パートナー Hogil Doh氏

IoTやセンサーなどの先端技術の進歩や、オンラインとオフラインの融合など、いま既存のリテール分野で、大きな変革が起きようとしています。リテール事業者にとって、来店に関するデータ、来店客の行動パターンや購買に関するデータ、さらには店内のオペレーションに関するデータの収集及び利活用の重要性は増してきており、Flow Solutionsは、まさにそのデータ活用ソリューションを提供する中核的な存在になり得ると思います。
HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND

博報堂DYベンチャーズ 代表取締役社長 徳久 昭彦

IoTセンシングに注目が集まる中、Flow Solutionsはデータの収集・分析にとどまらず、店舗スタッフに対し、リアルタイム分析に基づく行動をレコメンドし、小売店における販売の向上に寄与しています。今後は、博報堂DYグループとも連携し、先端リテールテックソリューションがもたらす新たな顧客体験を描き、人々の生活を豊かにする新たな未来の実現に向けてチャレンジしていければ、と思っています。

Darwin Venture パートナー Simon Fang氏

「スマートリテール」について、投資業界では10年近くも広く議論され続けてきました。しかし、テクノロジーが進化し続けているため、サクセスストーリーはそう多くありません。日本でのFlow Solutionsの活躍を大変嬉しく思うと同時に、今後もFlow Solutionsは顧客から収集したオンライン・オフラインのデータを繋げ、これからの小売業を支援していくことができる企業であると期待しています。これは、今後「スマートリテール」を達成するための大きなステップであると思います。

■会社概要

株式会社Flow Solutionsは、2016年に店舗分析プラットフォーム「InSight」の提供を開始、「Building the Future of Retail~目指そう、最高のお店~」をミッションに掲げ、アパレル、雑貨店をはじめ、これまでに700を超える店舗の売上改善を実現「InSight」のほか、店舗可視化IoTシステムを通じて取得する顧客行動データを提供、データ活用のためのアフターサポートまで、店舗解決のための総合ソリューションを提供しています。

https://www.flow-solutions.com


■問い合わせ


担当:鈴木(contactus@flow-solutions.com)

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください