【話す側から聴こえやすい環境を構築する】対話支援システムを鹿児島県知事室へ寄贈
PR TIMES / 2023年3月14日 13時15分
聴こえの大切さを伝えていくとともに、誰もが聴こえやすい社会作りを目指すNPO法人 日本ユニバーサル・サウンドデザイン協会(以下、当協会)は、県知事室へ表敬訪問される来訪者との音声コミュニケーション環境向上を目的とし、卓上型対話支援機器「comuoon(R)(コミューン)」(以下、comuoon(R))を寄贈いたしました。
■寄贈日
令和5年3月9日(木)
[画像1: https://prtimes.jp/i/42329/8/resize/d42329-8-0be4f085780a131fe3fe-9.jpg ]
■出席者
(写真左から)
鹿児島県議会議員 鶴丸 明人 様
鹿児島県知事 塩田 康一 様
NPO法人 日本ユニバーサル・サウンドデザイン協会 理事長 中石 真一路
NPO法人 日本ユニバーサル・サウンドデザイン協会 理事 西田 伊豆美
[画像2: https://prtimes.jp/i/42329/8/resize/d42329-8-a64ac2068e2f3db696fd-10.jpg ]
コミュニケーション支援の新しい形「comuoon(R)」とは
[画像3: https://prtimes.jp/i/42329/8/resize/d42329-8-ae4ff8d1ab74909b957d-7.png ]
(写真は、comuoon SE type SG)
「comuoon(R)」は、補聴器のように従来の”聴き手”側のみの問題に焦点を当てるのではなく、”話し手”の声を聞きやすい音質(※1)に変換しコミュニケーションをサポートする、卓上型対話支援システムです。
聴こえが気になる方に対して、話者側から歩み寄るというコミュニケーション支援の新しい形を実現し、国内シェアNo.1の対話支援システムとして、5,500以上の施設で導入が進んでいます。
国脳科学関連学会「14th Annual World Congress of Brain Mapping and Therapeutics」および、「第118回日本耳鼻咽喉科学会通常総会・学術講演会」において、脳科学的視点から難聴者に対する語音弁別の有用性を発表し、音の大きさではなく「明瞭度」が難聴者のコミュニケーションにおいて必要であることを証明。難聴者への生活支援ツールならびに、聴覚リハビリツールとして活用される他、昨今の感染症対策での飛沫感染予防やアクリルパネルによる「聞こえ改善対策」としても多くの施設でご活用いただくようになりました。
(※1)1,000Hzから10,000Hzまでの周波数帯域を独自のスピーカーユニットと構造を採用することでクリアな音質に変換。
鹿児島県様との取り組みについて
当協会は「きこえのあしながさんプロジェクト」(平成25年12月発足)として、ろう学校や難聴学級など国内外50の教育機関を 始めとし、高齢者施設などへ「comuoon(R)」の寄贈を展開してまいりました。 同県では令和元年に⿅児島県難聴者・中途失聴者協会様よりご要望をいただき、寄贈が実現。
令和4年10月開催『快護生活フェス!福祉機器展&セミナーinかごしま』では、中石による講演ならびに当協会の名誉総裁であられる三笠宮瑶子女王殿下の鹿児島お成りに際し、多大なるご支援をいただくなど、良い関係性を築かせていただいており、今回の寄贈に至りました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/42329/8/resize/d42329-8-793928c8df31eff7f276-11.jpg ]
当協会が予防や研究に取り組む「 ヒアリングフレイル」について
「ヒアリングフレイル」(※2)は、聞き取る機能が衰えた“耳の虚弱”状態のことを指します。聴覚機能の低下によりコミュニケーションがうまくいかなくなることなどをきっかけに、「作業記憶の低下」「言語疎通性の低下」「聴力低下の自身の無自覚」が顕在化することが起因し、家族や医療者、介護者などから「認知機能の過小評価」を受けてしまうことがあります。
また、「ヒアリングフレイル」は、自身から聞こえにくい状態を相手に伝えることを避ける傾向があり、身体活動自体の低下と勘違いされやすく気がつきにくい特徴がありますが、「ヒアリングフレイル」を放置することでコミュニケーションに問題がでてくるだけでなく、認知症やうつ状態になるリスクが高まるなど、心身の活力の衰えも進行するため、早めに聴覚機能の低下に気づくことが重要です。
<ヒアリングフレイルの進行イメージ>
[画像5: https://prtimes.jp/i/42329/8/resize/d42329-8-03b03025e3fe36cd5dd2-2.jpg ]
高齢化社会となっている昨今では、老化による聴力低下が認知症と誤認されたり、難聴によって社会参加が乏しくなったりすることでフレイルと過小評価されているケースも少なくありません。このような状態を「ヒアリングフレイル」と提唱し、その予防についてのセミナーや啓発活動を積極的に展開しております。
当協会は今後も「comuoon(R)」や「ヒアリングフレイル」を通じ、「声と音のバリアフリー」の実現を目指してまいります。
(※2)中石が所長を務める聴脳科学総合研究所 により示された新しい概念。ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社の商標または登録商標。
NPO法人 日本ユニバーサル・サウンドデザイン協会について
声と音のバリアフリーを目指して。
聴こえ支援スピーカーおよび関連商品の提供を通じて、聴こえの大切さを伝えていく
とともに、誰もが聴こえやすい社会づくりを目指していきます。
NPO法人 日本ユニバーサル・サウンドデザイン協会
URL:http://u-s-d.jp/
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