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【新型コロナ拡大以降のD&I意識調査】Z世代の65%がダイバーシティ&インクルージョンをより重要視するように。多様な人財が活躍できる風土や、働き方の多様性を推進する制度を求める声も。

PR TIMES / 2020年10月6日 19時15分

認定NPO法人ReBitは、Z世代のD&Iへの考えを知るためのアンケートを実施。新型コロナ拡大前後の変化として、キャリア選択において、ダイバーシティ施策をより重要視する傾向が明らかに。

認定特定非営利活動法人ReBit(りびっと)(東京都新宿区、代表理事:藥師実芳)は、18歳~25歳(Z世代)の就職・就労への意識や、企業のダイバーシティ&インクルージョン(以下、D&I)への考えを知るため、オンラインアンケート調査『Z世代のダイバーシティ&インクルージョンと就職・就労』を実施しました。新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)の拡大やその防止策のなかで、企業のD&I推進をより重要視する傾向が明らかになりました。




『Z世代のダイバーシティ&インクルージョンと就職・就労』:速報

2020年9月16日(水)~10月3日(土)にて、インターネットで実施した緊急アンケート調査『Z世代のダイバーシティ&インクルージョンと就職・就労』は、121名(うち有効回答115名)に回答いただきました。回答者について、その年代、就学・就業状況の分布は、下記となります。

[画像1: https://prtimes.jp/i/47512/8/resize/d47512-8-442170-10.jpg ]



アンケート調査より見えてきた、Z世代のD&Iへの意識やニーズを、以下、4つのポイントにてまとめました。

1) コロナ拡大前後で、Z世代の75.7%が働き方・キャリアに関する考え方に変化。65.2%が、働き方の多様性や社員の多様性等のダイバーシティ&インクルージョンをより重要視するようになったと回答(*1)。

Z世代の75.7%が、コロナ拡大前後で働き方・キャリアに関する考え方が変化したと回答し、コロナがZ世代のキャリア観へ与えた影響は大きいと言えます。
なお、変化の内容として、53.0%が「リモートワーク・時短勤務・休暇制度など、働き方の多様性をより重要視するようになった」、36.5%が「社会の先行きが不透明なので、社員の多様性が高く、変化に柔軟な意思決定ができる組織で働きたいと思うようになった」、28.7%が「社会の先行きが不透明なので、どんな状況でも社員一人ひとりを大切にしてくれる職場で働きたいと思うようになった」「ワークライフバランスをより重要視するようになった」と回答しました。コロナ拡大前後で、65.2%が、働き方の多様性や社員の多様性等のD&Iの推進をより重要視するようになりました。

また、D&Iを重要視する背景として、「一人一人が自分らしく働くために、ダイバーシティはなくてはならない観点だと思う」(20歳・学生)、「個人の強み弱みを生かした職場環境で働きたい」 (22歳・その他)、「ハラスメントにノーを表明し、それを実践しようと努力している企業姿勢に共感する」 (24歳・社会人)、「社会の中にある企業、働くものとして、全ての人が生きやすい環境に貢献するような企業で働きたい」(22歳・学生)などの声が寄せられました。

[画像2: https://prtimes.jp/i/47512/8/resize/d47512-8-210507-11.jpg ]



[画像3: https://prtimes.jp/i/47512/8/resize/d47512-8-408521-12.jpg ]


*1:「リモートワーク・時短勤務・休暇制度など、働き方の多様性をより重要視するようになった」「社会の先行きが不透明なので、社員の多様性が高く、変化に柔軟な意思決定ができる組織で働きたいと思うようになった」「社会の先行きが不透明なので、どんな状況でも社員一人ひとりを大切にしてくれる職場で働きたいと思うようになった」「ワークライフバランスをより重要視するようになった」のいずれかを回答した人を集計。


2) コロナ収束後も、ダイバーシティ&インクルージョンが実践された職場で働くことを希望。77.5%が「リモートワーク等の働き方の多様性」、76.5%が「多様な人財活躍」を重要視すると回答。

ウィズコロナ・アフターコロナ時代の働き方やキャリア選択において重要視する点として、「リモートワーク・時短勤務・休暇制度など、多様な働き方を応援する制度があること」(77.5%)、「多様な人財(女性・LGBT・外国籍・障がい者等)が活躍できるための取り組みを積極的に行っていること」(76.5%)、「社員一人ひとりが尊重される文化や風土づくりを積極的に行っていること」(74.5%)があげられました。Z世代はコロナ収束後も、働き方の多様性や社員の多様性等の面においてD&Iが実践された職場で働くことを望んでいることが伺えます。


[画像4: https://prtimes.jp/i/47512/8/resize/d47512-8-311308-13.jpg ]


3) 97.1%が、職業選択や働き続ける上で、職場においてダイバーシティ&インクルージョンが推進されていることが重要と回答。

Z世代の97.1%が、「職場においてD&Iが推進されていることは、職業を選択する際や、働き続ける上で重要な要素である」と回答しました。なお、その理由としては、「自分自身の働きやすさにつながると思うから」(70.7%)が最も多く、次いで「D&Iを推進している職場は、従業員を大事にする職場だと思うから」(69.7%)、「自分自身がマイノリティ性を持っているから」(69.7%)という結果となりました。

[画像5: https://prtimes.jp/i/47512/8/resize/d47512-8-867412-14.jpg ]

[画像6: https://prtimes.jp/i/47512/8/resize/d47512-8-201405-15.jpg ]


4) Z世代の89.1%が「ダイバーシティ&インクルージョンに積極的に取り組む企業を10社以下しか知らない」、また、38.5%が「探したいと思っているが、探し方がわからない」と回答。

「ダイバーシティ&インクルージョンに積極的に取り組む企業を何社知っていますか?」という問いに対して、Z世代の89.1%が「10社以下しか知らない」と回答しました。職場のD&I推進を重要視するZ世代ではありますが、一方で、企業の取り組みについての情報が届いていないと言えます。また、ダイバーシティ経営に取り組む企業や組織の情報収集に関しても、38.5%が「D&Iに取り組む企業の情報を探したいが、探し方がわからない」と回答しています。

[画像7: https://prtimes.jp/i/47512/8/resize/d47512-8-687295-16.jpg ]


Z世代にとって、D&Iの推進状況が職業選択や就労における重要な情報にもかかわらずそれが届いていない状況は、重要な人生選択における機会損失であると言えます。また、企業にとっては、人財との出会いにおける機会損失でもあり、この情報の断絶を超えることが求められています。


日本最大級のダイバーシティに関するキャリアフォーラム『RAINBOW CROSSING 2020』をオンライン開催。Z世代らが企業のD&Iの取り組みについて情報収集ができる「場」を提供。


このような現状の原因のひとつとして、Z世代が企業のD&Iの取り組みについて情報収集ができる「場」が少ないことが挙げられます。

ReBitでは毎年、D&I推進をテーマにした国内最大級のキャリアフォーラム「RAINBOW CROSSING」を開催しており、今年は10月17日(土)から約1ヶ月間、完全オンライン型で実施しています。
(公式サイト: https://diversityworksjp.org/rainbowcrossing2020/

D&I推進に取り組む国内企業22社が参加し、参加者は各企業のダイバーシティ施策について情報を集めたり、多様なバックグラウンドを持ちながら自分らしく働く社会人と交流したりすることができます。

企業のD&Iの取り組みについて知りたい学生・就活生・若手社会人や、自社のダイバーシティ施策をより推進したい企業担当者はもちろん、自分らしく働くことに興味がある全ての人にぜひおすすめしたいイベントです。


【おすすめコンテンツ1】D&Iの最前線を知り、「これからの働き方」を考えるオンラインフォーラム。

[画像8: https://prtimes.jp/i/47512/8/resize/d47512-8-674955-7.png ]


YouTube Liveを使用したオンライン講演会「FORUM」では、D&Iに取り組む企業22社の企業の役員・担当者・社員らによるトークセッションや各企業からの参加者へのメッセージを配信します。
また、エッセイスト/タレントの小島慶子さん、OECDの東京センター所長の村上由美子さんなど、D&Iや就労に関連する各分野の第一線で活躍する登壇者を各日程2名ずつ招いて、「誰もが自分らしく働く社会の実現」をテーマとした基調セッションを行います。


【おすすめコンテンツ2】ダイバーシティに取り組む企業で働く多様な社会人、D&I担当者とのオンライン交流・質問会。

[画像9: https://prtimes.jp/i/47512/8/resize/d47512-8-821148-8.png ]


Web会議システムZOOMを使用した、オンライン交流・質問会「MEET-UP」では、多種多様なスピーカーが「ロールモデル」として登壇し、参加者はスピーカーと交流・対話することができます。

全5日程で毎回異なるスピーカーは「LGBTQ」「海外出身」「障がい」「子育て中」など、様々なバックグラウンドやキャリアを持ち、自身の職場やキャリアに関するリアルな話を共有します。また、スピーカーからのプレゼンテーションの後には、参加者が「特に話を聞きたい」と思ったスピーカーを2人選んで、更に少人数のグループで質問や交流ができる時間も設けています。

<RAINBOW CROSSING 2020 開催概要>
■名称:RAINBOW CROSSING 2020(レインボー クロッシング 2020)
■日時:2020年10月17日(土)~11月25日(水)
[画像10: https://prtimes.jp/i/47512/8/resize/d47512-8-333034-9.png ]


■コンテンツ:
1. FORUM ※要事前申し込み
ダイバーシティの最前線を知り、「これからの働き方」を考えるオンラインフォーラム。
10月17日(土)、11月1日(日)、15日(日) 14:00~18:00(YouTube Live)

2. MEET-UP ※要事前申し込み
ダイバーシティに取り組む企業で働く多様な社会人、D&I担当者とのオンライン交流・質問会。
10月21日、28日、11月11日、18日、25日 (全て水曜日) 18:30~20:30(ZOOM)

3. COMMUNITY
ダイバーシティに取り組む企業やイベントの情報を受け取れる、登録制公式LINEアカウント。年間を通じ最新の情報を届けます。
2020年9月~2021年8月 (1年間)

■参加対象者:「自分らしく働く」ことに興味のある方。企業のダイバーシティ(LGBT、ジェンダー、障がい、エスニシティ等)の取り組みへ関心がある就活生・学生・社会人・企業担当者・就労支援者等
■参加費:無料

■参加企業(順不同・敬称略):ユニリーバ・ジャパン/株式会社丸井グループ/ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループ/日本電気株式会社(NEC)/野村ホールディングス株式会社/コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社/グーグル合同会社/ソニー株式会社/アクセンチュア株式会社/NTTグループ/モルガン・スタンレー/株式会社セールスフォース・ドットコム/BLOOMBERG L.P./日本アイ・ビー・エム株式会社/清水建設株式会社/株式会社LITALICO/東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)/日本マイクロソフト株式会社/LGBTファイナンス(ウェルズ・ファーゴ、ドイツ銀行グループ、J.P.モルガン、日興アセットマネジメント)

■後援:厚生労働省、文部科学省、東京都、日本経済団体連合会、日本労働組合総連合会(連合)、日本私立大学連盟
■賛同:青山学院大学、金沢大学、上智大学、中央大学、筑波大学、津田塾大学、東京大学、法政大学、明治大学、立教大学
■アドバイザリー団体:NPO法人ArrowArrow、Alopecia Style Project Japan、NPO法人がんノート、認定NPO法人育て上げネット、株式会社デフサポ、株式会社Blanket、認定NPO法人マドレボニータ
■主催:認定特定非営利活動法人ReBit

<認定特定非営利活動法人ReBit(りびっと)について>
LGBTの子ども・若者特有の困難解消と、多様性を包摂する社会風土の醸成を通じ、LGBTを含めた全ての子どもがありのままで大人になれる社会の実現を目指す、認定NPO法人(代表理事 藥師実芳、2014年3月認可)。企業・行政・学校などで1,100回以上、LGBTやダイバーシティに関する研修を実施。また、マイノリティ性をもつ就活生/・/就労者等、約3,000名超のキャリア支援を行う。2016年より、ダイバーシティ&インクルージョン推進をテーマとした国内最大級のキャリアフォーラム「RAINBOW CROSSING」を運営する。
ReBit公式HP: http://rebitlgbt.org

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