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自動除菌ロボット「Mover UV-C」のARX実証実験を「アーバンネット名古屋ネクスタビル」にて実施

PR TIMES / 2023年3月22日 12時15分

各フロア共用部での除菌効果を検証

廣瀬無線電機株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:廣瀬美智俊、以下当社)はこの度、愛知県サービスロボット社会実装推進事業「ARX」におきまして「Mover UV-C」の実証実験をアーバンネット名古屋ネクスタビルにて実施しましたのでご報告致します。




「ARX」とは

愛知県が主催するサービスロボット社会実装推進事業「あいちロボットトランスフォーメーション(ARX)」は県内の様々な施設(病院やショッピングモール等)にて実証実験およびプロモーションを行い、愛知県内外へ取り組みを発信する事業です。ロボットと人が協働する社会を目指し、人々の暮らしに役に立つロボットやニューノーマルな生活様式に活躍するロボットを広く認知させるため開催されています。

[画像1: https://prtimes.jp/i/48086/8/resize/d48086-8-97a8688c9e47bc57b6fa-15.png ]



公式HP:https://aichirx.jp/

今回実証実験をおこなった「アーバンネット名古屋ネクスタビル」はNTT都市開発が所有する2022年1月に竣工した次世代型のオフィスビルです。広くてきれいなラウンジやコミュニティスペース、多様なビジネスにて使用可能なオフィスやカンファレンスを兼ね備え、駅とも直結で交通網が非常に良いことも特長です。

公式HP:https://www.nttud.co.jp/nexta/


実証実験概要

1.目的
アーバンネット名古屋ネクスタビルのような大型のオフィスビルでは交通網の良いことや繁華街に近いこともあり、不特定多数の方の往来が予測されます。

特に不特定多数の方が利用される共用部では、イスやテーブル表面等の付着菌による感染リスクを低減するため、定期的な消毒及び除菌作業(拭き掃除やアルコールスプレー等での表面除菌)が必要となります。また、人力で広い共用部内すべての除菌作業をしようとすると、膨大な時間の消費や拭き忘れ等が発生する可能性があります。

上記内容を解決すべく今回は、共用部にあるテーブルやイスなどの表面に対する除菌の効果測定と実運用にて必要な除菌作業時間の算出をするための実証実験を行いました。

2.場所
アーバンネット名古屋ネクスタビル内において不特定多数の方が利用し、その方々が無作為にテーブルやイス等の表面を触る可能性が高い場所としてB1Fフリースペース(画像左)、2Fラウンジ(画像中央)、3Fカンファレンス(画像右)を実証実験場所として選定いたしました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/48086/8/resize/d48086-8-c4ebfac079a8f465e7d9-0.png ]


3.実証実験での使用ツール
実証実験ではUVラベル(R)(紫外線検知材)と紫外線強度計を使用しました。
Mover UV-Cが除菌する際に発するUV-C光が照射している様子を目視することはできません。そこで「UVラベル(R)(紫外線検知材)」を使用することでUV-C光が一定量当たったかどうかを色の変化(白色→ピンク色)で視覚的に判断ができます。

[画像3: https://prtimes.jp/i/48086/8/resize/d48086-8-7b166d3af0c823b5791c-16.jpg ]

ラベルが一定量のUV-C光の照射により、白色からピンク色に変化します。
※上記画像はかなり多くの線量が照射されたときに変化する色です

また、UV-C光が当たったかどうかだけではなくどのくらいの強さで当たったかがわかる数値も除菌にかかる時間の算出に必要なため、UV-C光の受光線量を数値として測定する紫外線強度計を用いて測定しました。紫外線強度計はデジタル表示が可能で除菌効果の高い254nmを中心に測定可能な機器です。

[画像4: https://prtimes.jp/i/48086/8/resize/d48086-8-79d879df31625767330c-17.jpg ]

画像左側にあるコードの先にある丸い部分でUV-C光を測定し、右側の機械に数値が表示されます。



実証実験結果



[動画1: https://www.youtube.com/watch?v=aPL0_jJyNs4 ]

実証実験中の様子(B1Fフリースペース)
[画像5: https://prtimes.jp/i/48086/8/resize/d48086-8-ce41a91459fb2b0d234e-20.png ]

各エリアの机の上やイスなどの表面に貼ったUVラベルはピンク色に変わり、十分な線量が当たったことが確認できました。

[画像6: https://prtimes.jp/i/48086/8/resize/d48086-8-e4e1bb032bbc00a50ff0-21.png ]

強度計を用いた測定においても、共用部の除菌運用に必要な線量が照射されていることも確認できました。

※上記の測定値の場合、コロナウイルスの不活化に必要な照射時間はおよそ46秒となります。

B1Fフリースペース(上記動画参照)では、コロナウイルス等一般的なウイルスをターゲットとして除菌作業時間を算出した場合、照射ポイント5か所、1か所あたり5分の照射で約30分程度でフロア全体の除菌作業が完了します。



ARX事務局様のコメント

共用ラウンジ、B1Fフリースペースではテーブルや高さの異なる椅子の上など、計測した全てのポイントでウイルスが除菌できるレベルの十分なUV-C照射量が確認できました。ラベルやデータ以外でもUV-C光での照射後に漂う特有のにおい(お日様のようなにおい)も感じることができ、除菌ができていることを実感しました。


まとめ

今回行った共用部での実証実験については、ラベルを用いた実験や強度計を用いた実験にてしっかりと除菌できることが確認でき、ラベルの色の変化度合や強度計の測定値が事前にイメージしていたものと乖離することもありませんでした。

「Mover UV-C」は既に製品化され実績のあるPHILIPS社「UV-C除菌トロリー」と、THK社「SEED-Mover」を組合せることにより追加での開発評価期間を最小限に抑えることが出来たため、同様の機器と比較して圧倒的低コストでご提供することが可能となりました。
[画像7: https://prtimes.jp/i/48086/8/resize/d48086-8-4ddb7ef102adba669040-26.jpg ]


今回の実証実験をさせていただいた場所のような広いスペースを想定した場合の試算では、今までの人による除菌作業と比較して約半分程度のコストで導入・運用が可能となります。

運用全体での低コスト化と確実な除菌により、オフィスはもとよりホテル等の宿泊観光施設・公共施設・スポーツジム・商業施設のフードコート等、幅広い業種・場面で活用できるデータを、今回の実証実験で得ることができました。


「Mover UV-C」製品概要


製品WEB:https://gbs.hir.co.jp/infection/mover-uvc/
[動画2: https://www.youtube.com/watch?v=d0_lS883hME ]



[画像8: https://prtimes.jp/i/48086/8/resize/d48086-8-95f1ae7b37e3b7007da8-14.jpg ]

【製品仕様】


[画像9: https://prtimes.jp/i/48086/8/resize/d48086-8-1ed8d15c60735951b25c-27.png ]




お問い合わせ先

廣瀬無線電機株式会社 広報担当:GBS事業部 森田(モリタ)・白戸(シラト)
電話:03-3255-5092 FAX:03-3256-3400
メールアドレス:h_gbs@hir.co.jp

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