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水素吸入は急性肺障害時の肺の血管内および肺胞内の好中球の過剰な活性化(NETs形成)を抑制する

PR TIMES / 2022年1月20日 10時15分

株式会社ドクターズ・マン、慶應義塾大学医学部との共同研究で明らかに。

当社は、水素ガスの吸入がCOVID-19に伴う急性呼吸窮迫症候群や肺の微小⾎栓形成などの重篤な病態にも関与しているNETs(好中球細胞外トラップ)の過剰な産生を抑制することについて、 慶應義塾大学医学部内科学教室(循環器)の⽩川公亮訪問研究員と佐野元昭准教授と小林英司客員教授らとの共同研究で明らかにしました。

水素の抗NETs効果は、抗酸化物質であるN-アセチル-L-システインやビタミンCよりも強力であることが分かりました。本研究成果は、2022年1月12日(英国時間)『JACC: Basic to Translational Science』電子版に掲載されました。



株式会社ドクターズ・マンの支援による水素ガス吸入の研究成果が、2022年1月14日、慶應義塾大学医学部から発表されました。
https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/2022/1/14/28-92096/

以下、慶應義塾大学医学部の2022年1月14日付プレスリリース本文より一部抜粋。

慶應義塾大学医学部内科学教室(循環器)の⽩川公亮訪問研究員と佐野元昭准教授と小林英司客員教授らの研究グループは、慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート水素ガス治療開発センターの活動のなかで、水素がphorbol-12-myristate-13-acetate(PMA)やカルシウムイオノフォアA23187で刺激した際の好中球細胞外トラップ(Neutrophil Extracellular Traps, NETs)の産生を抑制することを明らかにしました。さらに、マウスおよび高齢のマイクロブタにリポ多糖(LPS:Lipopolysaccharide)で敗⾎症を誘発した際に、水素吸入療法が、肺におけるNETsの産生を抑制することを確認しました。

NETsは、核内に存在したDNAやヒストン、細胞質の顆粒中に存在した好中球エラスターゼ、ミエロペルオキシダーゼなどの蛋⽩が結合した構造物です。細胞外に放出されたNETsは、網目状に拡がって病原体を付着させ病原体を封じ込めることができますが、過剰に発動すると炎症や⾎栓症の増悪因子になります。中国・武漢では、新型コロナウイルス肺炎の治療に水素吸入が採用され、重症化予防に一定の効果をあげたことが報告されました。一方、新型コロナウイルス感染患者の⾎液中の好中球は、より高いレベルのNETsを産生しており、肺の傷害や微小⾎管⾎栓の形成に深く関与していることが知られております。

研究グループは、NETs形成に着目して研究を行い 、水素が活性化された好中球による過剰なNETs産生を抑制することを発見しました。本成果は、2022年1月12日(英国時間)『JACC: Basic to Translational Science』電子版に掲載されました。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2452302X21003661

[画像: https://prtimes.jp/i/74666/8/resize/d74666-8-5e69c40044375b80de56-0.jpg ]


【図】水素吸入は急性肺障害時の肺の血管内および肺胞内の好中球の過剰な活性化(NETs形成)を抑制する


【論文】
英文タイトル:Hydrogen gas inhibits the formation of neutrophil extracellular traps
タイトル和訳:水素ガスは好中球細胞外トラップ形成を抑制する
著者名:⽩川公亮、小林英司、市原元気、北方 博規、勝俣義紀、菅井和久、袴田陽⼆、佐野元昭
掲載誌:JACC: Basic to Translational Science(電子版)

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