株式会社アスペクトと粉末樹脂3Dプリンターの後処理工程におけるアライアンスを締結
PR TIMES / 2024年2月21日 14時15分
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株式会社YOKOITO(本社:京都府京都市、代表取締役:中島 佑太郎、以下、YOKOITO)のAM関連事業部門であるYokoito Additive Manufacturing(以下、YAM)と、粉末床溶融結合法(PBF)の3Dプリンター及び材料メーカーである株式会社アスペクト(本社:東京都稲城市、以下、アスペクト)は、日本国内でのPolymer Additive Manufacturing(以下、樹脂AM)の普及を促進するため、「粉末樹脂3Dプリンター造形品の仕上げ工程の自動化および表面処理技術」について協力して普及を図ることで合意いたしました。このアライアンスにより両社は、粉末樹脂3Dプリントの仕上げ工程における生産性・安定性の向上およびクオリティーの向上を目指し、国内における樹脂AMの普及を促進していきます。
粉末樹脂3Dプリンターメーカーのアスペクトは17種類の材料を展開しています。この豊富な材料のラインナップにより、3Dプリントを活用したアプリケーションの幅が広がり、より多岐にわたる提案が可能となります。このような技術力を持つアスペクトと、ポストプロセス技術の研究をするYAMがアライアンスを締結することにより、新たな可能性が開かれ、多岐にわたる業界において樹脂粉末3Dプリント技術がより一層普及することが期待されます。
国内唯一の3Dプリンターの製造会社であるアスペクト
アスペクトは国内唯一の樹脂粉末を材料としたPBFのハイエンド3Dプリンターのメーカーです。
高い技術力が評価されており、多くの企業で導入されています。試作品や高機能部品が製造されています。これらの製品は最終製品としても流通しており、今後はその流通に向けた後処理技術の向上が期待されています。
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ハイエンド3Dプリンター、AM-E3_300HT
扱える材料はスーパーエンジニアプラスチックを含めて17種類
特筆すべきは扱える材料の豊富さとスーパーエンジニアプラスチックの粉末にも対応できる温度制御の制度の高さです。さらに、17種類の材料のうち、アスペクトでしか扱えない材料が9種類になります。
こうした豊富な材料で造形が可能なため、オートモーティブ業界や航空業界などの広い分野でアスペクトの3Dプリンターが重宝されています。
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材料イメージ[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/86669/8/86669-8-536abce979c916cd3787ae1458995759-640x640.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
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PP(ポリプロピレン)[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/86669/8/86669-8-569174349ab72de16fbfe958626410bb-479x462.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
PA(ポリアミド)[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/86669/8/86669-8-e35aeb62c9b31cf5b4285d8bf576be6c-640x640.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
PPS(ポリフェニレンサルファイド)
株式会社アスペクト 代表取締役社長 早野誠治氏のコメント
私が1986年にAdditive Manufacturing(AM)技術と出会い、装置開発や事業化に携わってから既に30年以上が経過しました。1980年代後半から次々と新しいAM技術が誕生するなかで、私が注目していたのはSelective Laser Sintering技術です。今日、SLS技術はPowder Bed Fusion技術と呼ばれ、装置市場(売上金額)では50%以上、材料市場(売上金額)では約40%をPBF技術が占め、AM技術の主流となりました。1996年に設立した当社は、AM技術のトップランナーとして走り続けています。アスペクトは今後も新たな研究開発にチャレンジし、AM技術の発展に貢献して参ります。
株式会社アスペクト 取締役 須甲信一氏のコメント
アスペクトとしましては様々な素材を提供出来るラインナップが御座います。
材料の豊富さとPBF/SLSの弱点である「面粗度、着色、異方性」の改善が相乗効果を生み、最終製品への適用がより幅広い分野で促進されていくものと考えています。
株式会社YOKOITO 代表取締役 中島佑太郎氏のコメント
国内唯一といえる樹脂PBFのメーカーであるアスペクト社との協業を通じ、国内における実用部品への活用をさらに広げていくことで、樹脂AMの社会実装をさらに促進して参ります。
今後の展開
アスペクトとYAM双方の技術と専門知識が交わることで、より高度なソリューションがユーザーに提供されるようになります。今回のアライアンスの下、2社の連携により、粉末樹脂3Dプリント技術の更なる進化と普及に寄与してまいります。
※Additive Manufacturing(AM)とは
一般に3Dプリントと呼ばれている技術を指す名称であり、3DCAD等により作成された3Dデータを元に、素材を加算的、つまり積み重ねていくことで形状を作り出す製造技術です。日本語では付加製造とも呼ばれます。
会社概要
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/86669/8/86669-8-9f5aacd80f97983b8b3e2f2c0bfc50f6-600x300.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]株式会社アスペクト
株式会社アスペクトは、自社開発の樹脂粉末用ハイエンド3Dプリンターを取り扱っており、受託造形サービス、材料開発などの事業を行う。1996年の設立後、海外製の樹脂粉末用ハイエンド3Dプリンターの輸入・販売から事業を開始。その後、装置の自社開発に着手し、国内で唯一の樹脂粉末用ハイエンド3Dプリンター開発に成功する。今では装置の開発と販売、受託造形サービス、材料開発などの事業を行っています。独自開発している3Dプリンターは、汎用プラスチックからスーパーエンプラまで多様な造形材料に対応している。株式会社アスペクト 公式Webサイト:https://aspect.jpn.com/
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/86669/8/86669-8-154db7fadfad06511b79af3bd01281da-900x300.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]株式会社YOKOITO
DF(Digital Fabrication)技術を通じて、「全てのアイディアをカタチにできる社会を目指す」をミッションに2014年に創業。歯科向け及び一般向け3Dプリンターの販売事業からはじまり、研究開発分野である「新工芸舎」の立ち上げ、そして2021年10月にはAM技術の研究と普及を目指すブランド「Yokoito Additive Manufacturing」を立ち上げる。また同年、AM技術の研究・普及、3Dプリントサービス施設として「Yokoito Additive Manufacturing Center」を京都市内にオープン。
AM技術を背景にした生産プロセスの改革により、日本のモノづくりを発展させる事業を展開中。現在、自動車・家電・コンシューマー製品等の大手メーカー・サプライヤーや全国の主要大学・研究機関をはじめとする1200以上の顧客へAM技術に関するソリューションおよびサービスを提供している。2022年11月よりDfAMからポストプロセスを含めたAMエコシステムの提供を開始。【YAMが提供するサービス】
・3DプリンターなどのAM関連装置導入・導入後の支援
・DfAMコンサルティング
・3Dスキャニングおよび3Dデータ作成・編集
・AM量産支援/3Dプリントサービス
・AMに関連する各種講習・教育の実施
などAMに関わるトータル支援代表者:代表取締役 中島 佑太郎
所在地:〒600-8357 京都府京都市下京区柿本町588-22
設立:2014年3月
事業内容:Additive Manufacturingにおける、ソリューション開発事業/ツールソリューション事業/研究開発事業
資本金:2800万円
URL:https://www.yokoitoinc.com/
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