GEのパワーコンバージョン事業、世界最先端の風力タービン試験設備を受注

PR TIMES / 2013年3月18日 16時1分

*2013年3月14日、フランス・パリにて発表されたプレスリリースの全訳です。

・最新のナセル向け試験設備は、事故時運転継続要件テストおよびグリッドシミュレーションが可能
・試験機器には、GEの革新的なダイレクトドライブ永久磁石モータと柔軟性に富んだモジュラーインバーターシステムを搭載




GEのパワーコンバージョン事業は、デンマークの再生可能エネルギー技術に関する試験センターであるリンドー洋上再生可能エネルギーセンター(Lindoe Offshore Renewables Center、以下LORC)との間で、最大10MWの出力を持つ世界最先端の風車ナセル試験設備の建設、試運転から引き渡しまでを一括したターンキー方式の契約を結びました。リンドー・ナセル試験(Lindoe Nacelle Testing:LNT)プロジェクトは、デンマークで4番目に大きなフュン島にあるLindoe Industrial Park(リンドー・インダストリアルパーク)内に建設され、稼働開始は2014年を予定しています。

GEは、この試験設備に対してドライブトレイン、グリッド(送電網)シミュレーション、管理システムおよび基礎工事を提供します。これには中圧スイッチギア、変圧器、インバーターシステム用DDPM(ダイレクトドライブ永久磁石)モータ、HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)および機械基礎が含まれます。また本プロジェクトにおいてGEは、設置、試運転およびリモートサービスを提供します。今回導入する中圧インバーターシステムは、従来のMV7000シリーズをさらに発展させたもので、現在市場にある中圧インバーターで最小クラスの製品です。このMV7000は、ダイナミック制御特性と低グリッドインターフェースに関するGEの実証された技術が用いられています。

GEのパワーコンバージョン事業、テストシステム担当グローバルビジネスリーダーを務めるフランツ・ヒュブルは、「GEは、LORCとのパートナーシップによるこの非常に素晴らしい試験設備建設を光栄に思います。この試験設備は、再生可能エネルギーが安全供給できる未来に向け、風力発電産業を導くものになるでしょう。当社は、この分野のリーダーとして培った多くの経験を通じて、プロジェクトに貢献して参ります。」と述べています。

新しいナセル試験設備は、ピッチコントロールを含めたすべてのフィールド運用ソフトウェアとハードウェア、およびタービンハブを試験機構に組込むことができるよう特別に設計されたアダプタを使用しています。これによってLORCは風力ナセルの機能および性能に関する試験が可能になります。またこの設備は、試験システム業界でもユニークな、実際の条件に近い33kVレベルでの試験環境を使用するため、ナセル内の風力タービンコントローラの試験も可能になるなど、試験対応領域を大きく拡げます。

LORCのオヴェ・ポウルセンCEOは、「当社は、GEの風力産業に関する専門知識と世界中での試験システム導入実績を評価し、協働することを決めました。GEからは、本プロジェクトの要件に最適な技術ソリューションの提供を受けました。設備ユーザーは、各自のタービンソフトウェアやハードウェアを調整することなく、それぞれが所有する機器でフルレンジの試験を行うことができます。試験設備は『仮想』風力発電ファーム(別システムにて構築)と連動できるため、HIL(ハードウェア・イン・ザ・ループ、模擬環境試験)として運用できます。」と述べています。

試験設備のモジュラーには将来のニーズにも対応可能な設計が施されています。例としては、将来的なグリッドシミュレーターの電力量増加、事故時運転継続要件(FRT: Fault Ride Through)に関する試験項目の追加に伴う機能増加などです。FRT試験では、風力タービンシステムについてグリッド故障中の供給ライン接続維持や、安定化についてシミュレーションします。

LNTは、デンマークの国内送電系統運用規則への適合性と、変化の激しい様々な風速状況による負荷を試験可能な設備で、これは将来の洋上風力タービンの試験設備に対する需要を満たすものです。これまで電気的故障対策およびタービン保護システムは、多くの様々な機械要素を搭載してきたため、耐用年数が短期化していました。LNTでは、これらの多様な構成についても負荷レベルを検証可能なため、長期信頼性の向上に貢献します。

今回の契約受注は、GEの風力産業用試験システムの世界的な採用実績と、LORCに提案した最適な技術ソリューションが評価された結果です。GEは、風力タービンに適した2桁MWレベルのダイレクトドライブ永久磁石モータを製造する唯一のメーカーであり、柔軟な自動化と可視化システムの提供に加え、グリッドシミュレーションに関する重要な知的財産を所有しています。

GEのパワーコンバージョン事業について
GEのパワーコンバージョン事業は、パワーコンバージョンに関する技術とソリューションを駆使し、よりクリーンで、より高い生産性が求められる今日の産業プロセスの進化を促進する高機能モータやドライブおよび制御技術の設計・供給により世界のエネルギーインフラにおける電化をサポートしています。GEのパワーコンバージョン事業はエネルギー、海洋、石油・ガスなどの特殊分野でお客様とのパートナーシップにより最大限の効率性を可能にするカスタムソリューションと最新技術を提供しています。詳細については、www.gepowerconversion.com をご参照ください。

GEについて
GEは、世界が直面している困難な課題に取り組む企業です。人材とテクノロジーを最大限活用して、インフラ構築、電力供給、運輸や医療、金融に関わるソリューションを提供しています。日本においてGEは、より安全でクリーンなエネルギーの供給や、急速に進む高齢化に対応する医療サービスなどに取り組んでいます。これらの課題を解決するために、技術革新を進め、ステークホルダーと協働して、日本の再生と持続的な成長を目指しています。エジソンを創始者とするGEは、イマジネーションを大事にするとともに、実行する会社でもあります。課題解決のために行動を起こす、それがGEです。日本におけるGEの活動については、http://www.ge.com/jp/ をご覧下さい。

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