ドコモ未来ミュージアム×映画『未来のミライ』のコラボレーション「映画『未来のミライ』プロデューサーに聞く!デジタルがひらくこどもアートの世界」 レポート
PR TIMES / 2018年8月5日 11時1分
株式会社NTTドコモは、8月4日(土)にデジタルハリウッド大学内「駿河台ホール」(千代田区神田)にて、中学生までのお子さまと保護者を対象に、デジタルハリウッド大学と共催してデジタルアートワークショップ「映画『未来のミライ』プロデューサーに聞く!デジタルがひらくこどもアートの世界」を開催しました。
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<画像上:パネルディスカッションの様子>
<画像下:齋藤優一郎プロデューサー/堀部亮CGディレクター>
「ドコモ未来ミュージアム」は、未来をつくる子どもの夢を応援するため、ドコモが2002年から毎年開催している創作絵画コンクールです。本年は、2009年からスタートしたパソコンやタブレットなどで描く作品を対象にした「デジタル部門」の10周年を記念して、大ヒット上映中の映画『未来のミライ』とコラボレーションをしています。映画『未来のミライ』(監督・脚本・原作:細田守/スタジオ地図作品)は第71回カンヌ国際映画祭開催期間中の「監督週間」にアニメーション作品として唯一選出、上映され、さらにアヌシー国際アニメーション映画祭2018長編部門コンペティションにも選出されるなど、日本国内はもちろん世界中でも大きな注目を集めている作品です。
デジタルアートワークショップ第一部のパネルディスカッションでは映画『未来のミライ』のプロデューサー齋藤優一郎氏と、『サマーウォーズ』から『未来のミライ』までのCGディレクターを務め、デジタルハリウッド専門スクールOBでもあるデジタル・フロンティアの堀部亮氏、デジタルハリウッド大学の南雲治嘉名誉教授が登壇。「映画『未来のミライ』について」「アナログとデジタル 違っているから面白い~補完しあう技法としての魅力と可能性~」「夏休みだからこそ絵を描こう!~子どもの表現を広げるデジタルアート~」の3つのテーマを掲げ、アニメーションにおけるアナログとデジタルの共存についてや、絵を描くということの重要性などのお話をいただき、『未来のミライ』の制作課程などの貴重なお話も伺うことができました。また、第二部のワークショップでは、未就学児から小学校4年生までのジュニアクラスでは「僕たち私たちの未来のくらし」をテーマにタブレットを使った描画体験を実施し、小学校5年生から中学生までのエルダークラスでは自分の描いた絵を3Dホログラムとして投影できるホログラムピラミッドを作成しました。参加者の小学生は「初めてだったけれど、優しく教えてもらえて楽しかった。また描いてみたいし、デジタル部門にも応募したい。」とコンクールへの抱負を語りました。
今後もドコモは、「ドコモ未来ミュージアム」を通じて、子どもたちの想像力を育てるお手伝いをし、未来や夢を描く力を応援していきます。
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<画像上:ワークショップの様子(ジュニアクラス)>
<画像下:ワークショップの様子(エルダークラス)>
【「映画『未来のミライ』プロデューサーに聞く!デジタルがひらくこどもアートの世界」】
■開催概要
ドコモ未来ミュージアム「デジタル部門」10周年を記念してコラボレーションしている映画『未来のミライ』を手掛けた齋藤優一郎プロデューサーと堀部亮CGディレクター、デジタルハリウッド大学の南雲治嘉名誉教授が登壇し、子どもたちに向けてデジタルアートに関するパネルディスカッションとワークショップを実施しました。
■構成
第一部パネルディスカッション
・「映画『未来のミライ』について」
・「手描きとCG 違っているから面白い!」~それぞれの魅力と可能性~
・「夏休みだからこそ絵を描こう!」~子どもの表現を広げるデジタルアート~
・質疑応答
第二部デジタルアートワークショップ
・ジュニアクラス「はじめてのデジタルアート 描いてみよう、ぼくたちわたしたちの未来のくらし」
・エルダークラス「君の絵が宙に浮かぶ!? 3DCGホログラム体験」
■参加者
一般公募で集まった未就学児童~中学生及び保護者等
131名
【パネルディスカッションコメント】
プロデューサー 齋藤 優一郎
[画像5: https://prtimes.jp/i/19434/9/resize/d19434-9-960441-4.jpg ]
細田監督の映画はよく「ハイブリッド」と言われていて、手書きとデジタルが融合しています。手描きには「自分で描く」線の力強さや、線に宿るエネルギーがあります。デジタルと手描きは「絵筆を変える」ようなことで、基本的に「絵を描く行為」ということに変わりません。デジタルは有効的に自分のもっているイマジネーションや作品の広がりを描くツールの一つです。ぜひこの夏、「思い出に残す」という意味でも「絵を描く」ということをしてください。それには自分の中に「こういうことを描きたい」というものがあることが必要なので、この夏休みにいろいろな体験をしてほしいです。体験をすることが、何かを表現する時にすごく大事なことに繋がっていくと思います。
CGディレクター 堀部 亮
[画像6: https://prtimes.jp/i/19434/9/resize/d19434-9-685082-5.jpg ]
今日はたくさんのお子さんたちに映画のメイキングを見ていただけたので、アニメーションの世界が楽しそうだなと思って、将来アニメの世界を目指してもらえたら嬉しいです。CGを学んでいる人にむけて話すことが多く、子ども向けにCGの話をするのは初めてだったので難しいかなとも思いましたが、皆さんが目をキラキラさせて見てくれているのを見てこの作品を作ってよかったと思いました。
デジタルハリウッド大学名誉教授 南雲 治嘉
[画像7: https://prtimes.jp/i/19434/9/resize/d19434-9-321527-6.jpg ]
現実にはないものをどうやって具体化していくか。未来というまだ見えない世界をどうやって描くか。それは言葉であったり絵であったりします。子どもたちが将来どこへ進もうか考えるのに非常に大切な「未来を描く」、あるいは「頭の中で未来を感じる」経験をしてもらうためにドコモ未来ミュージアムは続いています。絵を描くということを難しいと思わないでください。映画『未来のミライ』でも、細田監督の「思い」、齋藤さんの「思い」、堀部さんの「思い」が観る人に伝わっていきます。絵を描くということは上手に描くということではなく自分の気持ちを相手に伝えていくことなんだ、ということを心に留めてもらえたら嬉しいです。
[順不同・敬称略]
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