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【改正育児休業法|育休取得経験男女に実態調査】9割以上の企業が、育休取得に対し「協力的」!92.6%の会社員が「会社への貢献意識が高まった」と実感

PR TIMES / 2022年5月11日 15時15分

~育児と仕事の両立で「無駄な残業なくなる」「家族との信頼関係を得た」との声も~

 ダイヤモンド・コンサルティングオフィス合同会社(本社:東京都港区、代表:山藤祐子(ざんとう ゆうこ 旧姓:倉本)、以下「当社」)は、自身とパートナーが育休を取得した経験があり、現在は育休から復帰して育児(未就学児)と仕事を両立しており総合職で勤める会社員101名(男性46名、女性55名)を対象に、「育児と仕事の両立」に関する実態調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。




調査概要

調査概要:「育児と仕事の両立」に関する実態調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年4月19日~同年4月20日
有効回答:自身とパートナーが育児休業を取得した経験があり、現在は育児休業から復帰して育児(未就学児)と仕事を両立しており総合職として勤める会社員101名(男性46名、女性55名)
*育児休業とは、企業が任意で定めている企業内制度(育児休暇)ではなく、法律に基づくものを指します。育児休業では該当する期間は育児休業給付金として給与の一部補償を受けることが可能です。


取得した育休日数、女性の45.5%が「3ヵ月以上」、男性より15.0ポイント高い結果に

 「Q1.あなたが取得した育児休業日数を教えてください。」(n=101)と質問したところ、男性(n=46)は「5日未満」が21.7%、「2週間~1ヶ月未満」が21.7%、女性(n=55)は「1ヶ月~3ヶ月未満」が27.3%、「3ヶ月~6ヶ月未満」が20.0%という回答となりました。

[画像1: https://prtimes.jp/i/58857/9/resize/d58857-9-22004ed8f471a7f232a6-0.png ]

<男性>
・5日未満:21.7%
・5日~2週間未満:15.2%
・2週間~1ヶ月未満:21.7%
・1ヶ月~3ヶ月未満:10.9%
・3ヶ月~6ヶ月未満:19.6%
・6ヶ月~8ヶ月未満:6.5%
・8ヶ月~10ヶ月未満:2.2%
・10ヶ月~12ヶ月未満:2.2%
・12ヶ月~18ヶ月未満:0.0%
・18ヶ月以上:0.0%

<女性>
・5日未満:0.0%
・5日~2週間未満:12.7%
・2週間~1ヶ月未満:14.5%
・1ヶ月~3ヶ月未満:27.3%
・3ヶ月~6ヶ月未満:20.0%
・6ヶ月~8ヶ月未満:7.3%
・8ヶ月~10ヶ月未満:1.8%
・10ヶ月~12ヶ月未満:9.1%
・12ヶ月~18ヶ月未満:5.5%
・18ヶ月以上:1.8%


育休取得、女性の96.4%、男性の91.3%が「会社は協力的だった」と回答である一方、男性のみ「全く協力的でなかった」事実も存在

 「Q2.育児休業を取得した際に、会社は協力的でしたか。」(n=101)と質問したところ、男性(n=46)は「非常に協力的だった」が47.8%、「やや協力的だった」43.5%、女性(n=55)は「非常に協力的だった」が54.6%、「やや協力的だった」が41.8%という回答となりました。

[画像2: https://prtimes.jp/i/58857/9/resize/d58857-9-10d580b18efdd51b4ca1-1.png ]

<男性>
・非常に協力的だった:47.8%
・やや協力的だった:43.5%
・あまり協力的ではなかった:6.5%
・全く協力的ではなかった:2.2%

<女性>
・非常に協力的だった:54.6%
・やや協力的だった:41.8%
・あまり協力的ではなかった:3.6%
・全く協力的ではなかった:0.0%


協力的な姿勢を感じた結果、女性の96.2%、男性の90.5%が「会社に対する貢献意識の高まり」を実感、女性の方が5.7ポイント高い結果に

 Q2で「非常に協力的だった」「やや協力的だった」と回答した方に、「Q3.協力的な姿勢を感じた結果、お勤め先の会社に対する貢献意識(ロイヤリティ)は高まりましたか。」(n=95)と質問したところ、男性(n=42)は「非常に高まった」が38.1%、「やや高まった」が52.4%、女性(n=53)は「非常に高まった」が37.7%、「やや高まった」が58.5%という回答となりました。

[画像3: https://prtimes.jp/i/58857/9/resize/d58857-9-b86a25facbf25ecfeac9-2.png ]

<男性>
・非常に高まった:38.1%
・やや高まった:52.4%
・あまり高まらなかった:7.1%
・全く高まらなかった:2.4%

<女性>
・非常に高まった:37.7%
・やや高まった:58.5%
・あまり高まらなかった:3.8%
・全く高まらなかった:0.0%


女性の98.2%、男性の86.9%が「取得した育児休業よりも、さらに日数を取りたかった」と回答、女性の方が12.1ポイント高い結果に

 「Q4.取得した育児休業よりも、さらに日数を取りたかったと思いますか。」(n=101)と質問したところ、男性(n=46)は「非常にそう思う」が45.6%、「ややそう思う」が41.3%、女性(n=55)は「非常にそう思う」が43.6%、「ややそう思う」が54.6%という回答となりました。

[画像4: https://prtimes.jp/i/58857/9/resize/d58857-9-087275157ce1015caeec-3.png ]

<男性>
・非常にそう思う:45.6%
・ややそう思う:41.3%
・あまりそう思わない:10.9%
・全くそう思わない:2.2%

<女性>
・非常にそう思う:43.6%
・ややそう思う:54.6%
・あまりそう思わない:1.8%
・全くそう思わない:0.0%


育児と仕事の両立で得られたもの、「仕事とプライベートを切り離し、無駄な残業がなくなった」や「家族との信頼関係」など

 「Q5.育児と仕事を両立した結果、得られたものを教えてください。」(n=101)と質問したところ、「仕事とプライベートを切り離し、無駄な残業がなくなった」や「家族との信頼関係」など57の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>
・仕事とプライベートを切り離して考えられるようになり、無駄な残業がなくなった。(36歳・女性)
・子育ての大変さとそれに伴うストレス、両立することの大変さへの理解。(32歳・男性)
・家族とのコミュニケーション。(33歳・男性)
・育児と仕事、両方のやりがいと大切さ。(33歳・男性)
・充実感や子どもに対する愛情の再認識。(37歳・女性)
・精神的に豊かな生活。(29歳・女性)
・家族との信頼関係。(32歳・男性)


育児と仕事の両立で失ったもの、「円滑なキャリアアップ」や「自分の自由な時間や同僚との飲み会など」など

 「Q6.育児と仕事を両立した結果、失ったものを教えてください。」(n=101)と質問したところ、「円滑なキャリアアップ」や「自分の自由な時間や同僚との飲み会など」など58の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>
・円滑なキャリアアップ。(29歳・女性)
・自分の自由な時間や同僚との飲み会など。(36歳・女性)
・子どもの成長を見続けることができず、世話をしている人から子どもの様子を聞くことになり、悲しかった。(43歳・女性)
・仕事に打ち込む時間と子どもとの時間の両方。(44歳・女性)
・仕事での成果。(32歳・男性)
・時間とコストがかかる。(44歳・男性)


90.1%が、「テレワークの実施」は育児との両立にプラスに働いていると回答

 「Q7.テレワークの実施は育児との両立にプラスに働いていると思いますか。」(n=101)と質問したところ、「非常にプラスになっている」が34.7%、「ややプラスになっている」が55.4%という回答となりました。

[画像5: https://prtimes.jp/i/58857/9/resize/d58857-9-4a474ade3ca9b0660a25-4.png ]

・非常にプラスになっている:34.7%
・ややプラスになっている:55.4%
・あまりプラスになっていない:5.9%
・全くプラスになっていない:2.0%
・そもそもテレワークを行っていない:2.0%


育児と仕事を両立する上での工夫、「夫婦で協力する」や「段取りをキチンとたてる」など

 「Q8.育児と仕事を両立する上で、どのような工夫をしていますか。」(n=101)と質問したところ、「夫婦で協力する」や「段取りをキチンとたてる」など56の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>
・夫婦で協力する。(45歳・男性)
・時間に対する意識を高めること。段取りをキチンとたてること。(42歳・男性)
・無理をしない。(31歳・女性)
・メリハリをつける。(42歳・男性)
・物事の判断を早くする。(33歳・男性)
・自分ひとりの時間を確保する。(32歳・男性)


育児と仕事を両立に際し、子どもとのコミュニケーションで最も大切にしている時間、「朝の遊び」が38.6%、「保育園・幼稚園の送り」が15.8%

 「Q9.育児と仕事を両立する上で、お子さまとのコミュニケーションにおいて最も大切(注力)にしている時間を教えてください。」(n=101)と質問したところ、「朝の遊び」が38.6%、「保育園・幼稚園の送り」が15.8%、「夕食」が10.9%という回答となりました。

[画像6: https://prtimes.jp/i/58857/9/resize/d58857-9-4795b5a6bfe43d696059-5.png ]

・朝の遊び:38.6%
・保育園・幼稚園の送り:15.8%
・夕食:10.9%
・保育園・幼稚園の迎え:5.0%
・お風呂:8.9%
・夜の遊び:6.9%
・休日での触れ合い:5.9%
・寝かしつけ:5.0%
・朝食:3.0%
・習いごと関係:0.0%
・その他:0.0%


約9割が、2022年4月の育児・介護休業法改正が施行されたことを認知

 「Q10.2022年4月に育児・介護休業法の改正が施行され、本人または配偶者が妊娠または出産した旨の申し出をした従業員に、法令および法令を上回る自社の育児休業制度(改正内容を含む)や育児休業給付、社会保険料免除等について提示するとともに、これらの休業取得についての意向確認を会社側が個別に行うことが必要になります。この内容について、ご存じでしたか。」(n=101)と質問したところ、「知っていた」が87.1%、「知らない」が12.9%という回答となりました。

[画像7: https://prtimes.jp/i/58857/9/resize/d58857-9-d87b2823d28b9b926e2e-6.png ]

・知っていた:87.1%
・知らない:12.9%


まとめ

 今回は、自身とパートナーが育休を取得した経験があり、現在は育休から復帰して育児(未就学児)と仕事を両立している総合職で勤める会社員101名(男性46名、女性55名)を対象に、育児と仕事の両立に関する実態調査を実施しました。

 その結果、取得した育児休業日数では、女性は「1ヶ月~3ヶ月未満」が27.3%で最多、男性は「5日未満」と「2週間~1ヶ月未満」が21.7%の同数で最多の結果となり、男性は1ヶ月未満が5割以上という現状が明らかになりました。また、育休を取得した際には、男女ともに9割以上の方が「協力的だった」ことも判明し、このことが「会社に対する貢献意識の高まりにもつながった」と男性の90.5%、女性の96.2%が実感しています。
 
 また、一般的に育児と仕事の両立はその困難さに焦点が当たりますが、今回の調査では、育児と仕事の両立によって、「無駄な残業がなくなった」ことや、「家族との信頼関係」を得られたこととして挙げられており、ポジティブな影響も明らかになっています。

 子どもがいる生活となった今の働き方について伺うと、90.1%の方が「テレワークの実施が育児との両立にプラスに働いている」と回答しました。子どもとのコミュニケーションでは、約4割の方が「朝の遊び」の時間を大切にしているようで、朝子どもと遊んでからテレワークで仕事をする、という流れがあることが考えられます。テレワークによって、移動時間が削減されたからこそ、朝の時間を有効に活用するという側面もあるかもしれません。

 2022年4月より、改正育児・介護休業法の段階的な施行が始まりました。企業側は育休取得に対し、より積極的に働きかける必要がありますが、本調査ではすでに協力的な会社の姿勢も見えており、今回の改正により、企業側のさらなる環境整備も期待されます。

 実際に育休を取得した方もテレワークの働き方をうまく活用しながら、上手に子どもとの関係を築いており、両立により仕事とプライベートの切り離しが出来るようになったと考える人もいました。

 育児と仕事の両立を行うと、仕事が疎かになるという認識も存在します。しかし、企業側はこのような社会的要請に応えるという姿勢はありながらも、両立したからこそ実現する仕事上のパフォーマンス向上や、働き手が得られる価値に目を向けることによって、社員の定着ひいては企業全体の競争力向上につながる、という意識を持つことが重要になっています。


会社概要

名称  :ダイヤモンド・コンサルティングオフィス合同会社
所在地 :東京都港区南青山2-2-15ウィン青山942
代表  :山藤祐子(ざんとう ゆうこ 旧姓:倉本)
事業内容:企業研修、キャリアカウンセリング、企業コンサルティング
URL  :https://diamond-c.co.jp/message.html

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