ファーウェイ、5GtoBソリューションを発表「5Gがもたらす新しい価値」講演解説 日本語訳
PR TIMES / 2021年2月26日 15時15分
※ 本参考資料は2021年2月22日(現地時間)に中国上海で発表されたプレスリリースの翻訳版です。
[2021年2月22日、中国上海] ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)の専務取締役兼 通信事業者向けネットワーク事業グループ プレジデントの丁耘(ライアン・ディン)は、モバイルワールドコングレス(MWC)上海2021で開催された「5G Brings New Value(5Gがもたらす新しい価値)」をテーマとする同社のフォーラムで基調講演を行い、ファーウェイの新しい5GtoBソリューションを正式に発表しました。講演の中で丁耘は、5Gがもたらす産業のデジタル化の進展、商業的利益、そして機会について話しました。
5Gは予想を上回るペースで導入されており、事業者はすでに5G展開の第一波による商業的利益を得ています。5Gの利用者数および商用5Gデバイス数は、2019年以降爆発的に増加しています。2020年末までに380台の5Gデバイスが市場に出回り、前年の8倍になりました。また、モバイル5Gの利用者数は2億2000万人、ワイヤレスホームブロードバンドの接続数は105万件に達し、それぞれ前年比で17倍と21倍に増加しました。2021年にはこの3倍になると丁耘は言及しています。
また、5G携帯端末の価格は急激に下がっています。既に市場には150米ドル未満の端末が複数あり、300米ドル未満の中・低価格帯の携帯端末は約30台存在します。ネットワークの展開および、利用者の増加に伴い、5G携帯端末のエコシステムは今後1、2年で4Gと同程度に成熟するであろうと、丁耘は予測しています。
最初に5Gを導入した市場では、既に事業者が商業的利益を出し始めています。中国と韓国では5Gの利用者数が他国以上に急増しており、事業者の収益も継続的に増加しています。フィンランドの事業者のDNAとサウジアラビアの事業者のザインも、商用5Gの展開の初期段階で目覚ましい業績を達成しています。
[画像: https://prtimes.jp/i/74347/9/resize/d74347-9-231037-0.jpg ]
ファーウェイは今回のイベントで、業界の価値連鎖のすべての関係者に新しい価値を生み出すことを目指す5GtoBソリューションを正式発表しました。ファーウェイは自社の接続性、コンピューティング、産業デジタル化の経験に基づき、事業者および他業界のパートナーと協力することで、販売、運用、サービスに対応するワンストップの5GtoBソリューションを開発したと丁耘は述べています。当ソリューションは企業ユーザーの取引の簡素化、事業者のネットワーク機能の収益化支援、パートナーの効率的イノベーションの促進により、すべての関係者に新しい価値を創出します。
ファーウェイの5GtoBソリューションは、5GtoBネットワーク、5GtoB NaaS、5GtoBアプリエンジン、および5GtoBマーケットプレイスの4つから成ります。5GtoBネットワークを5Gソリューションのインフラとすることで、ファーウェイはネットワーク計画、構築、保守、最適化などのシナリオベースの5GtoBサービス機能を継続的に構築します。
5GtoB NaaSにより、リリース前のネットワーク機能を製品に統合できるため、企業ユーザーおよびアプリ開発者は5Gネットワークをより容易に活用でき、また企業ユーザーは5Gキャンパスネットワークを自ら管理できます。
5GtoBアプリエンジンはアプリ開発者とシステムインテグレータが事業者の5Gネットワーク機能にアクセスできるアプリのイノベーションセンターです。これにより5GtoBアプリの開発はより効率化され、アプリの統合は、より容易になります。また、5Gネットワーク機能と5GtoBアプリの橋渡しを行い、アジャイルサービスの開発とローンチを実現します。
5GtoBマーケットプレイスは、クラウド上の一体型デジタルスーパーマーケットで、企業ユーザーは必要な産業用5Gソリューションを購入することができます。
ファーウェイは事業者、パートナー、企業ユーザーと提携することで、鉄鋼業界で初めて5GtoBソリューションを活用したと丁耘は言及しています。このプラットフォームに組み込まれた手腕と経験により、自動ビレットローテーション、ARリモートアセンブリ、鋼表面品質検査などの産業用5Gソリューションを標準化し、速やかに再現することができます。
産業のデジタル化は巨大な市場である一方、デジタルインフラの開発は業界ごとに大きく異なり、活用のシナリオも様々であることを、丁耘は講演の最後に強調しました。また、関連のデジタル規格も整備されていません。そのため丁耘は、すべての業界関係者が協力することで包括的な5GtoBの規格、およびエコシステムを確立し、産業のさらなるデジタル化を推進するよう呼びかけました。丁耘はファーウェイによるエコシステムと規格への取り組み、および産業のデジタル化への支持について再度繰り返して、講演を終了しました。
ファーウェイ・ジャパン企業広報部
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