在宅血液透析のフィジオロガス、Hello Tomorrow Japan Challenge で優勝し、3月にパリで開催される Global Challenge に出場決定
PR TIMES / 2024年12月18日 11時45分
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授賞式(Hello Tomorrow Japan提供)
フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社(本社:神奈川県相模原市、代表取締役:宮脇一嘉、以下「当社」という)は、ディープテックのイノベーションを促進するグローバルネットワーク Hello Tomorrow Japan が主催する Hello Tomorrow Japan Challenge において優勝し、3月にパリで開催される Global Challenge に参加するファイナリストとして選出されたことをお知らせ致します。また、STARTUP DB AWARD および GENOPOLE AWARD の各賞も受賞致しました。
当社は、北里大学発のスタートアップとして、末期腎不全患者の方々が、ご自宅で簡単、安全に導入と運用ができる在宅専用の血液透析装置の開発をしております。
本受賞を励みに、当社は、革新的技術の日本および世界での市場展開を目指し、装置開発および事業化に向けた取り組みに注力してまいります。
在宅血液透析について
クリニックにおける血液透析治療は、日本で34万人の末期腎不全患者が標準的に1回4時間、週3回受けている時間的な制約と身体的な負担の大きい治療法となります。一方で、在宅での血液透析治療は、通院も不要で頻回治療ができるため、患者QOLは高く、生命予後も良い治療法として知られております。
しかし、日本においては在宅向けに開発された透析装置がないことから、クリニックで使われている大型で給排水配管が必要な、水質管理や警報対応など複雑な操作を必要とする機器を自宅に導入しなくてはならないため、患者数が800名程度と、日本における在宅血液透析は殆ど普及していない状況となっております。
当社プロジェクトについて
当社は、北里大学の小久保謙一(北里大学医療衛生学部准教授 兼 当社取締役CTO)の研究成果を基に、尿毒素を吸着除去することにより透析液を装置内で再循環させる仕組みを実用化し、小型で安全な在宅専用の血液透析装置を開発しております。
当社開発品の導入により、通院も不要で頻回透析が可能となることから、臨床面において高い生命予後が期待されます。また、患者やそのご家族のQOLが向上することから、社会的なインパクトとして末期腎不全患者の社会復帰や就業促進が見込まれ、経済的有用性の高さが期待されます。
Hello Tomorrow Japan について
Hello Tomorrow は、フランスのパリで2011年に設立されたNPOです。最先端の Deep Tech 研究者やスタートアップを、大企業、投資家、さらに政府系機関やメデイアなど、さまざまなプレイヤーとつなぎ、革新的技術の市場展開を促進する活動を行っています。毎年パリで開かれる Global Summit と、世界中から4,000社以上が応募する Global Challenge と呼ばれるコンペティション、世界各地に存在するローカルハブによる各国の Deep Tech エコシステムを、グローバルなイノベーションネットワークへと橋渡しをする他に類を見ないプラットフォームです。
日本の研究室やスタートアップに眠る優れた革新的技術を、日本および世界での商用化を加速させるため、大企業、投資家、大学機関、政府機関、メディアなど、さまざまな業種・業界のリーダーを集めたコミュニティを構築し、Hello Tomorrow が持つグローバルネットワークへと繋ぎます。さらに、今ある優れた事業化プロジェクトやスタートアップのサポートに留まらず、現在研究段階のプロジェクトや未来の Deep Tech 研究者の起業もインスパイアするため、Hello Tomorrow が持つグローバルネットワークを活かし、海外の Deep Tech 起業家、投資家、インキュベータなどとの、知見の共有や意見交換する機会も提供していきます。
フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社について
フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社は、「テクノロジーで医療を革新し、患者さんとそのご家族により幸せな生活を届ける」ことをパーパスに、2020年に設立された北里大学発のスタートアップです。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/81835/table/9_1_b9898925d348ad4ef731510986bcef13.jpg ]
本件に関するお問合せ
フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社 広報担当
お問合せ https://physiologas.co.jp/jp-contact.html
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