創業60周年を迎え、これからの中興化成の姿勢をメッセージ広告で発信
PR TIMES / 2023年3月15日 11時45分
「継続×変化」ふっ素樹脂を歩んだこれまでとこれから
中興化成工業株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:庄野直之/以下:当社)は3月29日に創業60周年を迎えます。これまでふっ素樹脂製品の製造・販売企業のパイオニアとして業界をリードしてきた当社は「継続×変化」を合言葉にこれまでの歩みを大切にしながらも、変化を惜しまず、更なる進化を続けることを発信します。
当社は2023年3月29日に創業60周年を迎えます。
2023年3月1日から放映されている長崎駅ストリートビジョン広告「コタエ、コタエ、コタエテ60年」につづき、3月15日(水)には「継続×変化」をコンセプトとしたメッセージ広告を発信を開始します。
『継続×変化』のコンセプト
創業の地、長崎県の玄関口であるJR長崎駅に3月1日から放映している「コタエ、コタエ、コタエテ60年」は当社のこれまでの『歴史』と『技術』そして当社を支え続けている『人』にフォーカスし、主に当社の「これまで」を知っていただくために制作しました。
これに対し、3月15日(水)から展開する「継続×変化」は、これから当社が目指す姿勢を言葉に込めています。
日本には創業100年をこえる企業が沢山あるなかで、創業60年はまだまだ、ひよっこなのかもしれません。
しかし、60年間にわたり培ってきた技術は当社の武器です。
これからも積み重ねてきた技術を「継続」し、そして予測される未来の一歩先にも柔軟に対応できるよう「変化」を恐れない。
「継続×変化」にはこの両方の意識し、これからもお客様と共に進化を続ける決意が込められています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/82261/9/resize/d82261-9-54d75e8fb779be0a125d-0.jpg ]
「継続」 ~ふっ素樹脂製品は社会を支えている~
ふっ素樹脂は、1938年にアメリカのDuPont社のプランケット博士によって発見されました。
プラスチックでは珍しく、「蛍石」という鉱物を原料としています。石油由来ではありません。
プラスチックは主に熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂に分類され、ふっ素樹脂は熱可塑性樹脂のスーパーエンプラという分類に入ります。(一般的なビニール袋などのPEは熱可塑性樹脂の汎用プラスチックに分類)
そして、1940年にDuPont社がふっ素樹脂の代表格である「PTFE」を工業化させたことからふっ素樹脂を利用した製品の開発・生産がスタートし市場が形成されてきました。
当社は1962年に創業者がふっ素樹脂の特異な性質に将来性があると判断し、1963年に設立されました。
アメリカのダッジファイバーズ社からの技術援助の元、ふっ素樹脂製品の製造加工の技術を取得。
その後独自の創意工夫を経て、現在では粘着テープやチューブ、基板、建築資材など多種多様な製品を製造しています。
そして今日、当社の製品は食品、自動車、半導体、医療、建築、宇宙といった幅広い産業に採用され「もう、ふっ素樹脂に頼るしかない」というお客様の課題に寄り添いながら、製品を通じて国内のみならず東南アジアをはじめとする世界中の社会を支えています。
なぜ、「ふっ素樹脂は頼られるのか」それは、PEなどの汎用プラスチックと異なり、さまざまな特徴を併せ持っているからです。
熱に強い/寒さに強い:約-180℃~260℃までの低温から高温まで幅広い温度範囲で使用できる
絶縁性:優れた電気絶縁性をもち、高周波絶縁材料や絶縁被覆用として欠かせない。
耐薬品性:ほとんどの薬液や溶剤にも左右されない。
滑り性:あらゆる固体の中で最小の動摩擦係数をもつ。
非粘着性:いかなる物質もくっつきにくい。
耐候性:可視光線や紫外線、湿気などの影響をほとんど受けず屋外で利用しても劣化しにくい。
このような特徴をもつ、ふっ素樹脂だからこそ加工も難しく製品化するにも独自の技術が必要となります。
お客様の課題をふっ素樹脂で解決するために向き合ってきた60年は、当社の技術力を磨いた60年でもありました。
昨今「プラスチック樹脂=環境に悪い」と思われがちですが、ふっ素樹脂自体は汎用樹脂とは異なり紫外線の劣化を受けにくい(汎用樹脂を比べてマイクロプラスチックになりにくい)、熱や薬品に強く繰り返し使えるといった「エコなプラスチック」の面もあります。
正しく知り、正しく利用することで社会や地球環境に貢献することができる樹脂です。
当社がこのふっ素樹脂加工技術を「継続」することで、ふっ素樹脂の魅力や必要性を発信することに繋がるとも考えています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/82261/9/resize/d82261-9-f0618216af73ab1fe681-1.jpg ]
変化 ~技術力を生かした次のステージへ~
◇シリコーン樹脂製品:
加工がしにくいふっ素樹脂だからこそ、得た技術力を他の素材に活かすことができないか、と次に目をむけた素材が「シリコーン樹脂」です。
当社はふっ素樹脂で得たコーティング技術をシリコーン樹脂にも生かすため、2004年に専門部門を設立し2007年には専用工場が竣工。自動車用エアバッグ向けのシリコーン樹脂コーティングファブリックを製造していました。(現在は事業譲渡)
事業参入のきっかけはふっ素樹脂コーティング技術でしたが、シリコーン樹脂コーティングにも独自の技術ノウハウが当社には蓄積されています。
例えば、片面がふっ素樹脂ともう片面がシリコーン樹脂という、2面が異なる「デュアルファブリック」という製品は2つの樹脂の特長を知り、コーティングができる技術力の高さを表す製品です。
このように、60年という歳月をかけて得た技術力はふっ素樹脂のみならずシリコーン樹脂をはじめとする他の樹脂やまだ見ぬ新しい素材への応用に必ず発揮できる当社の魅力であり、これからの社会を生き抜くための力になります。
[画像3: https://prtimes.jp/i/82261/9/resize/d82261-9-fe45a7ac08526e492c86-2.jpg ]
◇生分解性プラスチック・バイオマスプラスチック製品:
当社では1985年頃から「生分解性プラスチック」の開発に着手し、現在でもゴミ袋(以下:コンポストバッグ)をはじめ、土に還るプラスチックの製品も手掛けています。
2005年には「愛知万博(愛・地球博)」の会場用のコンポストバッグとして採用され、今では全国の自治体の指定袋としても採用されています。
近年では需要にこたえて、バイオマスプラスチックをつかったストローやドリンクカップなどのカラトリーも開発し販売網を広げています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/82261/9/resize/d82261-9-2b0af9cfea861bc30e19-3.jpg ]
[画像5: https://prtimes.jp/i/82261/9/resize/d82261-9-5f1228f7e16ee5dad9b9-4.jpg ]
このように、ふっ素樹脂とは異なる「プラスチック」の技術も今後一層高めていき、時代の「変化」に応えられるようこれからも歩み続けていきます。
そして、これまでの当社の取り組みが新しい素材との出逢いを生み出し、これからの社会により貢献できる企業であることを目指したいと考えています。
広告概要
タイトル :「継続×変化」
掲載日:2023年3月15日(水)
掲載媒体 :日本経済新聞 朝刊 全国版全5段
制作:株式会社ピーアールハウス
中興化成工業株式会社について
1963年創業。創業時からふっ素樹脂製品をはじめとする高機能プラスチックの製品を製造・販売。特にふっ素樹脂製の建築用屋根膜材を製造するのは国内で当社のみで、東京ドームの内膜やタイの国際空港など国内外での評価が高く、22年9月開業の西九州新幹線長崎駅のホーム屋根やベンチにも採用されている。2014年グッドカンパニー大賞 グランプリを受賞。ふっ素樹脂製品において、実績と高い技術力を誇り、アジアやヨーロッパなど世界へ市場を拡大し多彩なソリューションを提供している。
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