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ミダス財団のベトナム教育支援事業のIMM(Impact Measurement & Management)

PR TIMES / 2024年11月6日 18時15分

~インパクトデータを収集・分析~



一般財団法人ミダス財団(所在地:東京都港区、代表:吉村英毅、以下「ミダス財団」)は、ベトナム教育支援事業を対象としたIMM(Impact Measurement & Management)の一環として、インパクトデータを収集いたしました。収集データを基にベトナム教育支援事業を通じて創出されたインパクトを可視化し、インパクトの最大化に向けた事業の改善および最大化を目指した取り組みを展開していきます。


東南アジア・南アジアでの事業概要
ミダス財団は2019年から活動を開始し、東南アジア・南アジアの貧困地域における小学校や孤児院の建設などをおこなってきました。これまでにベトナムで3校とカンボジアで1校の小学校を、ブータンで1つの孤児院を完成させ、学校建設後も周辺地域での井戸の建設や、防寒着や文房具の寄付などの支援を継続しています。


IMM対象事業とインパクトデータ収集結果
ミダス財団がベトナム北部のHa Giang省に2022年に建設したTham Luong小学校を対象に、小学校設立事業のインパクト測定評価(IMM)を三菱総合研究所と協力し2024年3月に実施。その一環として、2024年4月~5月に以下のステークホルダーに対しアンケートを実施し、インパクトデータを収集しました。
データ収集期間:2024年4月~5月
データ収集方法:アンケートの配布(教員)対面での聞き取り(保護者)
- Tham Luong小学校の教員(34名)
- Tham Luong小学校に通う生徒の保護者(256名)

収集したインパクトデータから、教員は意欲的に仕事を行い、通学しやすい立地に建てられ衛生的で学習に適した施設を有するTham Luong小学校に生徒たちも欠席することなく通学できており、保護者もTham Luong小学校への子供の通学を希望していることが分かりました。このように、小学校設立後1年以内に実現したいと考えていた初期アウトカムは、概ね達成できていることが確認できました。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/100290/9/100290-9-7aa8e49db5cc7e53135336d53b42c62c-850x303.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



なお、中期アウトカムとして設定されている学力の向上についてもアンケートを実施したところ、生徒のベトナム語の能力について97%の教員が向上していると回答しました。さらに保護者へ進学についての考えを質問したところ、56%が中学まで、10%が高校まで、26%が専門学校、8%が大学への進学を希望すると回答。このような中期アウトカムに関するインパクトデータは継続的に収集し、成果の変化をモニタリングしていく予定です。


課題と今後の取り組み
インパクトデータの収集に関して、以下の課題も検出されました:
- Tham Luong小学校の多くの生徒が低学年に属するため、直接アンケート実施することが困難であった。そのため、「学習意欲向上学びの楽しさの実感」に関するデータを入手できなかった。
- 中期アウトカムであるウェルビーイングに関する指標は、コミュニティーの住民からインパクトデータを収集しなければならないが、公用語以外の言語を日常使っている少数民族が多く住む地域のためアンケートを実施することができなかった。

上記の課題を認識しベトナム現地でのデータ収集を工夫することにより、予定通りインパクトが創出されているのかを継続的にモニタリングする努力をしていく所存です。インパクト測定で明らかになった成果や課題を今後の教育支援事業をより効果的に行えるよう、成果を活用してまいります。


IMMレポートの公開:
三菱総合研究所との協力チームで作成したIMMレポートの一部を一般公開いたします。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/100290/9/100290-9-030245fff6d249e395362ea1dca617c4-1040x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



<目次>
・プロジェクトの全体像
・プロジェクトサマリー
・ミダス財団小学校設立事業について
・対象プロジェクトに関する社会課題の整理
・ステークホルダー提供価値整理
・ToCおよびロジックモデル
・指標の設定と収集データ

資料のDLはこちらから:
d100290-9-668aaa9bfac2addf4e7b95a4e3b5b838.pdf

■ミダス財団について
ミダス財団は、「2035年に100万人、2050年に1億人の人生にポジティブな影響を与える」ビジョンのもと社会貢献事業を行う財団法人です。株式会社ミダスキャピタルの年間収益の10%及び代表理事である吉村英毅からの1億円/年の寄付を財源として本質的・サステイナブルな社会貢献事業を行い、世界中の根本課題を解決していきます。

◆ミダス財団概要
名称:一般財団法人ミダス財団
代表:吉村英毅
設立年:2019年
Webサイト:https://midas-foundation.org/

【本件に関するお問い合わせ先】
一般財団法人ミダス財団
https://midas-foundation.org/contact

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