東京アニメアワードフェスティバル2015 アリ・フォルマン監督やマルセル・ジャン監督も 登壇レッドカーペットで華々しく開幕 原恵一監督のアニメドール授賞式も
PR TIMES / 2015年3月20日 9時41分
3月19日(木)から23日(月)まで開催される「東京アニメアワードフェスティバル2015」(TAAF2015)のオープニングセレモニーが、会期初日である本日19日(木)17時半から、東京都内、地下鉄三越前駅の「江戸桜通り」地下歩道にて実施された。
オープニングセレモニーの冒頭には、『クレヨンしんちゃん』シリーズ、『河童のクゥと夏休み』、そして新作『百日紅~Miss HOKUSAI~』(5月9 日全国公開)の監督をつとめる 原恵一監督に、東京アニメアワードフェスティバル2015のアニメドール授賞が発表され、トロフィーの授与がおこなれました。原監督は、遠慮がちに受賞の喜びを語りながらも、新作『百日紅~Miss HOKUSAI~』に関しては、手ごたえを感じていると力強く語ったのが印象的でした。
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昨年より新たに設けられた「特別賞・アニメドール~Anime d'or」は、アニメーションを変え、時代を変え、世界を変え、未来をも変える力を持ったその特別な輝きに、東京アニメアワードフェスティバルが授与する賞です。昨年は『かぐや姫の物語』の高畑勲監督が「アニメドール」初の受賞者となりました。また国民的キャラクターである「アンパンマン」にも同賞が贈られました。
本年の原監督へのアニメドール授賞理由は、以下の通り。
「型にはまらず、日本の商業アニメーションの中にあって異彩を放つ、素晴らしい作品をこれまでも数々監督をしてきた、原恵一監督。まもなく完成を迎える最新作『百日紅~Miss HOKUSAI~』は、江戸を舞台とし、漫画・アニメーション文化の源ともいえる浮世絵をテーマとして描き、日本の誇るべき伝統の大衆文化を、現代の大衆文化アニメーション作品として見事に昇華させ、世界へ向かっていま羽ばたかんとしている。日本の芸術文化産業アニメーションの発展を目的とし、世界へと発信させる使命を持った、この東京アニメアワードフェスティバルとして讃えるにふさわしく、また今後のアニメーション文化を担う監督の一人として、原恵一監督に「Anime d'or」をお贈りいたします。」
オープニングセレモニーは、その後、レッドカーペットもおこなわれ、アカデミー賞ノミネート作品『戦場でワルツを』、そして昨年実施された東京アニメアワードフェスティバル2014コンペティション部門 長編のグランプリ作品『コングレス未来学会議』の監督、アリ・フォルマン氏や、2012年より、世界最大のアニメーション映画祭フランス・アヌシー国際アニメーション映画祭のアーティスティック・ディレクターを努め、現在モントリオールの研究所(INIS)のプログラムディレクターとしても活躍中のマルセル・ジャン氏、そして大使館からのゲストなど、国際色豊かな同映画祭らしいゲストが続々と登場。(アリ・フォルマン氏、マルセル・ジャン氏はTAAF2015のコンペティション部門の最終審査員をつとめる。)
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東京アニメアワードフェスティバル(TAAF)は、アニメーションの振興を目的とした国際映画祭で、TAAF2015 は3月19日(木)から3月23日(月)まで、TOHOシネマズ 日本橋を中心に行われ、数多くの作品上映・コンペティション部門の本審査・特別イベントが実施される。
なお、3月22日(日)17時からは、各部門の授賞作品の発表、アニメ オブ ザ イヤーの発表、アニメ功労部門の顕彰が行われる授賞式が実施の予定。
【アニメドール トロフィーの制作に関して】
アニメドール受賞者に贈られるトロフィーは、『機動戦士ガンダム』のモビルスーツのデザインなどでも有名なメカデザインの巨匠 大河原邦男氏がデザインを行い、DMM.makeが3Dプリンターなどの最新技術を駆使し、その精巧なデザインを再現したものです。TAAF2015の開催地である「日本橋」をテーマに、擬宝珠(ぎぼし)と麒麟像をイメージした翼のついた、このトロフィーもオープニングセレモニー内でご覧頂けます。
原 恵一
1959年生まれ。群馬県出身。PR映画の制作会社を経てアニメ制作会社に入社し、「エスパー魔美」をはじめ数々のアニメの演出を手掛ける。『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』(01)、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』(02)は、第6回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞や第57回毎日映画コンクール・アニメーション映画賞など多数の賞を受賞し、大人も子供も涙する作品として話題となった。その後も『河童のクゥと夏休み』(07)やアヌシー国際アニメーション映画祭で特別賞と観客賞を受賞した『カラフル』(10)など精力的に作品を作り続け、『はじまりのみち』(13)で初の実写作品を手がける。
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