1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

財産ネット、Microsoft Azureと人工知能チャットボットで連携

PR TIMES / 2017年7月11日 10時40分

~日本初の週間株価予報から類似ニュース上昇率まで応えるAIを搭載~

財産ネット株式会社(代表取締役 荻野 調)は、人工知能(AI)言語認識エンジンを利用したAIチャットボット「Phantomエージェント」を販売開始致したことを発表いたします。マイクロソフトのパブリッククラウドプラットフォームMicrosoft AzureのCognitive Serviceの一つであるLanguage Understanding Intelligent Service (LUIS) を活用し自然文からの意図抽出を可能にし、話しかけるだけでニュース等の取引に必要な情報を得られ、さらに新開発のPhantomエンジンが、明日の株価レンジを答えたり、株式売買の実行までサポートします。今回リリースするiOSアプリ版にてApple社Siriに対応するだけでなく、今後国内展開が予定されているGoogle Home、Amazon Echo等のスマートスピーカー(Virtual Assistant)へも発売次第の対応を予定しております。



[画像1: https://prtimes.jp/i/14669/10/resize/d14669-10-933213-3.jpg ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/14669/10/resize/d14669-10-498899-4.jpg ]



これまで日本国内でのチャットボットとしては、Q&Aを中心とした回答選択式のチャットボットが中心でした。これらのチャットボットではユーザーが画面を見ながらボタンを押すことが出来る既存チャットアプリ(*1)を利用することを前提としており、チャットボット黎明期を特徴づけています。しかしながらユーザーは規定通りの回答を選ぶことしかできない点において電話の自動音声ガイダンスと変わらないものであり、ユーザーの質問に対してダイレクトに応答するには、オペレーターへ繋ぐ必要がありました。

グローバルに目を向けると、Amazon Echoに代表されるスマートスピーカーは既にアメリカでは普及期に入っており、eMarketerの予測によると2017年には3500万人以上が利用すると予測されています。(*2)日本でも2017年夏より順次発売が予定されており、同様に普及するものと考えられています。これによりユーザーは話しかけるだけで、SiriやAlexaに代表されるエージェントがインターネット上から情報を集約しユーザーに返答する、エージェント時代がやってきます。エージェント時代には回答選択式ボットでは対応できず、自然言語でのAI認識が必要とされていました。

従来より財産ネットでは、「兜予報」で培ったアクティブトレーダーのニーズ・話し言葉・必要情報の取捨選択といったエンジン・ノウハウを開発蓄積しており、証券会社・機関投資家向けにご提供して参りました。今回これをベースに、Microsoft AzureのCognitive ServicesのLUIS及びBot Frameworkを利用して、株式の購買に伴う情報収集・意思決定というユーザーニーズに対して一般の方にもより使いやすい次世代AIチャットボット「Phantomエージェント」を開発、販売開始いたしました。

人工知能の特性として、ユーザーが使えば使うほどデータが蓄積され自然言語としての認識力が向上します。特に株式取引を行うユーザー層は、多くの方が証券用語やチャート分析に精通していいないため、正式用語が分からないといった事例も発生します。スマートスピーカーの国内発売前からアプリの形態でご提供を始めることで、ニュアンスも含めた曖昧なユーザーニーズや声を予め蓄積し、LUISへ学習を積み重ねることでより高精度なエージェントを実現します。

[画像3: https://prtimes.jp/i/14669/10/resize/d14669-10-459498-2.jpg ]

「Phantomエージェント」の機能はユーザーの話し言葉に応答できることに留まりません。今読んでいるニュースから「そういえば似たようなことが先月あったな」というユーザーのニーズに対して過去の類似事例を探してその時の株価や上昇率を表示することが出来ます。また「今週のファーストリテーリングはどのくらいのレンジだろう?」という疑問に対しては天気予報の最高気温・最低気温のように目標株価レンジとして提示します。「Phantomエージェント」は過去の分析に加えて未来の方向性さえも計算・提示することで、より深くユーザーニーズに応えることが可能になり、まさにAIエージェント時代をいち早く実現しています。

「Phantomエージェント」は、株式取引・投資信託や為替等の金融商品のご案内だけでなく、最新映画やアニメなどのエンタメ情報の応対など、分野ごとに派生バージョンを有しており、お客様のニーズに合わせて幅広い対応が可能となっております。

今回自然言語認識が可能となったことで、Amazon EchoのSkillやGoogle HomeのActionsへの対応が容易になりましたので、国内販売開始次第の対応を予定しております。一般顧客の皆様には、今後、証券会社様へのOEM提供を通してお届けしてまいります。

今回の発表に際し、日本マイクロソフト株式会社 執行役員 デベロッパー エバンジェリズム統括本部長の伊藤かつら氏は以下のようにコメントしています。
「日本マイクロソフトは、財産ネット株式会社の次世代AIチャットボット「Phantomエージェント」でMicrosoft Azureの自然言語解析サービスLanguage Understanding Intelligent Service(LUIS)をご採用いただいたことを心より歓迎いたします。LUISの採用により、これまで以上により自然な会話でどなたでも気軽にナビゲーションをご利用いただけることを期待しております。今後も弊社はスタートアップ支援プログラムのMicrosoft BizSparkプログラム等を通じて、スタートアップ企業の皆様による革新的なビジネス創出を支援してまいります。」


「Phantomエージェント」の特徴
● 自然言語対応
AI相手と身構える必要はなく、普段の話し言葉を認識。秘書に話しかけるように質問すれば情報を集約して応えます。特に通称名が普及している会社名(ドコモ→NTTドコモ)の認識は従来困難とされてきましたが、自動的に認識しますので、登記名でなくても大丈夫です。
● 必要な情報をより簡単に
株価・チャート・関連ニュースやIR/PR情報といった投資家に必要な機能をチャットで引き出すことが可能です。
● 類似記事検索
過去のニュースデータベースから類似ニュースを探します。これまでのワードマッチングとは一線を画す、文章を理解するAIエンジンなら「加計学園」と「森友学園」の類似性さえも自動検出可能。投資の参考になる類似銘柄での過去ニュースのインパクトもわかります。
● 週間株価予報
「今週の値幅はどのくらいだろう?」というユーザーの疑問にAIエンジンが自動計算でお応えします。Phantomエンジンが約70-80%の精度で株価通過レンジを提示します。

Language Understanding Intelligent Service (LUIS) エンジンとは
マイクロソフトが提供する自然言語認識エンジンです。シンプルなツールでお客様独自の言語モデル (インテント/エンティティ) を構築でき、あらゆるアプリケーションやボットがお客様のコマンドを理解しそれに従って動作するようにできます。
Microsoft Cognitive Services
https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/cognitive-services/
Language Understanding Intelligent Service (LUIS)
https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/cognitive-services/language-understanding-intelligent-service/

Microsoft Bot Frameworkとは
ユーザーとリアルタイムで自然な対話をするインターフェース(UI)を持つアプリケーションやサービスを作るためにマイクロソフトが提供するボット開発フレームワークで、SkypeやFacebook等へのインターフェースが予め用意されているのが特徴。Microsoft Cognitive ServicesのAIサービスAPIと連携したボットを簡単に開発でき、開発したボットは様々なメッセージングアプリ向けに配布することができます。ボットをイントラサイトやコーポレートサイトなどWebに組み込むことも容易です。


「兜予報」とは


[画像4: https://prtimes.jp/i/14669/10/resize/d14669-10-265811-0.jpg ]

どこでも最新ニュースを得られる一方で、経済ニュースの多くは株価にどう織り込まれていくのか一般投資家が判断するのは困難なのも事実です。大手ポータルサイト等の掲示板には、十分な知識を持たない個人の書き込みが溢れ情報の混乱に拍車をかけている側面もあり、どの情報が相場形成に影響を与えているのかを知る手立てが不足していました。また各証券会社アナリストの業績予想をまとめたアナリストコンセンサスは基本的に大企業について四半期単位での提供に留まっており、即時性に乏しいものでした。

そこで財産ネット株式会社では、現役トレーダーを含む兜町のプロが投票することで「上がる・下がる・織り込み済」を分かりやすく予報するキュレーションメディア「兜予報」を運営しております。「兜予報」では、場中に発表されることが多いプレスリリース、平日15時以降に発表されるIRや開示情報、その他時事ニュースの中から、相場形成に影響があると考えられる記事をピックアップしてプロに意見を求めますので、記事単位でのアナリストコンセンサスに当たる投票結果を都度都度知ることが出来る無料メディアとなっており、2015年のローンチ後、アクティブトレーダー数万人が常用するサービス・アプリとして日々ご利用いただいております。
http://kabutoyohou.com
会員登録:不要(アナリストを除く)
利用料:無料

「Phantomエンジン」とは
財産ネット株式会社で開発している、株価変動ビッグデータを分析し、1分後/1日後/1週間後といった超短期から中期的な予測エンジンです。イベント発生時の株価織り込み時間予測や、最新ニュースと類似事例を過去ニュースから探し出すAI文脈認識エンジン等がございます。当社のエンジンをバックエンドに持つ次世代AIチャットボットが「Phantomエージェント」として新たにラインナップに加わりました。

Phantom週間株価予報とは
Phantom株価予報AIエンジンが翌営業日の株価を計算し目標株価を中心として予測範囲をお伝えするものです。過去1年分・225銘柄でバックテスト検証された、80%以上通過すると期待される範囲を予測レンジとしています。

財産ネット株式会社
「財産管理をもっと簡単にもっと安全に」「プロの資産運用術をあなたに」「経済アナリストを番頭に」をモットーに2015年創業したFintechベンチャー企業。代表の荻野調は、ハーバード大学にて修士号を取得後、ソニー等にて事業立ち上げを経験したのち、銀行系・商社系ベンチャーキャピタルにて日米のベンチャー企業に投資・育成・Exitの経験を持つ。2015年まではグリー株式会社にて事業開発部部長やグリーリユース社社長などを務めた。

(*1)回答選択式チャットボット事例(当社「兜予報」アプリ旧バージョンより)
[画像5: https://prtimes.jp/i/14669/10/resize/d14669-10-954168-1.jpg ]


(*2)Alexa, Say What?! Voice-Enabled Speaker Usage to Grow Nearly 130% This Year
https://www.emarketer.com/Article/Alexa-Say-What-Voice-Enabled-Speaker-Usage-Grow-Nearly-130-This-Year/1015812

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください