ロボット義足を開発・販売するBionicM株式会社、3.7億円の資金調達を実施
PR TIMES / 2023年2月4日 21時40分
ロボット義足「Bio Leg」の販売や、研究開発、組織体制強化により事業成長を加速
すべての人々のモビリティに力を与えること「Powering Mobility for All」をミッションとし、下肢切断者のモビリティを向上させるロボット義足を開発・販売するBionicM株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:孫小軍、読み:バイオニックエム、以下「BionicM」)は、事業拡大を目的に、3.7億円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。
また、今回調達した資金をもとに2023年1月より組織体制強化に向けた採用を行います。
[画像1: https://prtimes.jp/i/43008/10/resize/d43008-10-5268fb632709994292cd-0.jpg ]
■事業背景およびロボット義足の特徴について
現在、世界で流通している義足は動力アシスト機能を持たないものが主流です。義足が動作をアシストできないため、義足ユーザーは身体的負担の大きさや、日常動作に制限が生じることに常に悩まされています。下肢切断者数は世界的に増加傾向にあり、下肢切断者のモビリティ・QOLの観点から高機能な義足の普及が求められています。
BionicMは、東京大学が世界をリードするヒューマノイドロボティクス技術を活用し、膝の屈曲伸展を能動的に行える動力アシスト機能をもったロボット義足を開発しています。2021年には、欧米メーカーによる寡占市場である義足業界において、日本メーカーとして初となるロボット義足「Bio Leg」を日本・中国において販売開始しました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/43008/10/resize/d43008-10-c40be45f084bb90498a1-1.jpg ]
<動作アシストによる装着者への価値提供>
Bio Legは、足の切断により失われた筋力を義足の動力で代替することで、装着者の身体的負担を軽減するとともに、より自然な動作、アクティブな活動をサポートし、日常生活動作の幅を広げることが期待されます。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=VJYKr6Hv3ws ]
動画:Bio Leg - 装着者の声 https://youtu.be/VJYKr6Hv3ws
<歩行動作データの活用>
従来の歩行動作解析において、膝関節角度、股関節角度、床反力などのデータを取得するためには、計測設備の整った屋内でモーションキャプチャやフォースプレートを使用することが求められ、屋外の日常動作などの動作データを取得するには難しさがありました。
それに対しBio Legは、搭載された複数のセンサーにより装着者の動作データを場所や時間を問わず取得することが可能となります。日常生活の動作データを活用して、義肢装具士・理学療法士・義足ユーザーに付加価値を提供することを検討しており、このようなデータとセンシング技術を活かして、今後リハビリ分野や、歩行動作解析の研究等の領域で活用を検討していきます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/43008/10/resize/d43008-10-c7d1be4660046a31a4ea-2.png ]
<独自開発のモータドライバ技術>
Bio Legに搭載されたモータドライバ技術はBionicMが独自開発しています。小型でありながら大きなアシスト力を瞬時かつ安全に発揮するというロボット義足の要件を満たすために、可変出力ショートブレーキ機能、バックドライブ時の逆起電圧保護機能や、バックドライブ時のエネルギー回生機能(EDLCへ蓄電)などの特徴をもっています。このロボット義足開発により培われたコア技術は、他のロボット分野にも活用することが期待できます。
[画像4: https://prtimes.jp/i/43008/10/resize/d43008-10-26544d95dc94bf6a38f2-4.png ]
■資金調達の概要および使途について
この度BionicMは、NVenture Capital株式会社(NECキャピタルソリューション株式会社の100%子会社)、新生企業投資株式会社、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社、きらぼしキャピタル株式会社、ちばぎんキャピタル株式会社、井戸義経氏(元ANKER JAPAN 代表取締役CEO)、AIS CAPITAL株式会社、厳浩氏(EPSホールディングス株式会社 会長代表執行役員)を引受先とする第三者割当増資により、総額3.7億円の資金調達を実施いたしました。
調達した資金は、主に1)ロボット義足「Bio Leg」の販売拡大、2)ロボット義足の次期モデルや、要素技術としての動作センシング技術や動作アシスト技術等の研究開発、3)組織体制強化に充て、事業成長を加速させていきます。
■メンバー募集
BionicMでは、革新的な技術を世の中に届けていくメンバーとして2023年1月よりマーケティング・セールスポジションの採用をしています!
詳しくは、下記採用サイトをご覧ください。
https://bionicm.com/recruit/
■代表取締役社長 孫 小軍のコメント
2015年より東京大学にて研究を開始し、2018年からBionicM株式会社として製品化を進めてきたロボット義足は、2021年にBio Legとして製品化を経て、普及に向けた第一歩を踏み出しました。今回参加していただいた投資家の皆様の知見・ネットワーク、調達した資金を活用し、さらに事業を推進していきます。
「すべての人々のモビリティにパワーを」というミッション達成に向けて、外部パートナーとの連携や、技術の応用を加速し、義足ユーザーはもちろんのこと、自身の足で自由に動くことに課題を抱えるすべての人に対して貢献していきたいと思います。
■BionicM株式会社(バイオニックエム)会社概要
BionicMは、東京大学博士課程において孫小軍がヒューマノイド・ロボット技術を応用して発明したロボット義足をコアテクノロジーとし、2018年12月に設立されたスタートアップ企業です。すべての人々のモビリティに力を与えること「Powering Mobility for All」をミッションとして、下肢切断者のモビリティ・QOLを向上させるロボット義足の開発・販売を行っています。
設立:2018年12月21日
代表者:代表取締役社長 孫小軍
事業内容:ロボティクスと身体を融合したモビリティディバイスの研究開発・製造・販売
本社:東京都文京区本郷7-3-1 東京大学アントレプレナープラザ203室
URL:https://www.bionicm.com/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
6社が総額37億円をavatarin株式会社に出資
PR TIMES / 2024年7月18日 14時45分
-
ちとせグループ、株式会社三井住友銀行より10億円を調達
PR TIMES / 2024年7月17日 18時15分
-
F.MED、シリーズAラウンドで4.3億円の資金を調達。マイクロサージャリー支援ロボットの医療機器承認取得に向けた開発や試験を加速へ。
PR TIMES / 2024年7月8日 11時45分
-
AIで病気に対抗、ロボットの手足…100歳まで生きる夢 [韓国記者コラム]
KOREA WAVE / 2024年7月1日 11時0分
-
ソフトバンク孫氏が超知能「ASI」にご執心な理由 癌や事故をなくして人類をより進化させる
東洋経済オンライン / 2024年6月27日 10時0分
ランキング
-
1コメが品薄、価格が高騰 米穀店や飲食店直撃「ここまでとは」
産経ニュース / 2024年7月21日 17時41分
-
2ウィンドウズ障害、便乗したフィッシング詐欺のリスク高まる…復旧名目に偽メール・偽ホームページ
読売新聞 / 2024年7月22日 0時0分
-
3システム障害、世界で余波続く=欠航、1400便超
時事通信 / 2024年7月21日 22時45分
-
4高速SA「全面閉鎖します」15時までに全車出よ 花火大会に向け超警戒
乗りものニュース / 2024年7月21日 17時12分
-
5タワマン住民「ゴネましたが」…古くなったのに「家賃が高くなる」裏事情
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月19日 18時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)