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LiB用材料がSKIで採用、フォルクスワーゲン・フォードに供給開始

PR TIMES / 2021年7月8日 10時15分

~CNT分散技術でLiBの高容量化を実現、電気自動車の普及を後押し~

トーヨーカラー株式会社(代表取締役社長 岡市 秀樹、東京都中央区)が提供するリチウムイオン電池正極材用導電カーボンナノチューブ(CNT)分散体LIOACCUM(R)(リオアキュム)は、韓国のLiBメーカーであるSK Innovation(SKI)の北米並びに欧州拠点での採用が決定し、フォルクスワーゲングループおよびフォード・モーター・カンパニーの電気自動車(EV)へ供給を開始いたします。




 世界的な脱炭素の潮流によりEVシフトが急加速し、多くの自動車メーカーが2025年から30年半ばを目標に完全EV化を打ち出していますが、EVの普及・推進にはリチウムイオン電池の高容量化が重要なカギを握っています。高容量化には導電材としてCNTを用いることが必須ですが、分散が難しく実用化には多くの課題がありました。
 この度トーヨーカラーが開発したリチウムイオン電池正極材用導電CNT分散体LIOACCUM(R)は、独自の分散技術を用いることで安定したCNT分散を可能にし、リチウムイオン電池の高容量化を実現することでEVの航続距離を伸長するほか、電池の安全性、小型化、充電スピード向上、耐久性向上といったリチウムイオン電池が抱える課題を解決いたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/68461/10/resize/d68461-10-5e5431f148a81ecff0b0-0.jpg ]

 当社の高い技術力と、自動車の四大市場である、北米、欧州、中国、日本に安定供給可能な生産拠点をもつ唯一のCNT分散体メーカーであることが評価され、リチウムイオン電池正極材用導電CNT分散体LIOACCUM(R)は韓国のSKIで採用が決定いたしました。本製品は、東洋インキグループのライオケム(アメリカ、2021年2Q~)および東洋インキハンガリー(2022年1Q~)が製造し、SKIを経てフォルクスワーゲングループおよびフォード・モーター・カンパニーへ供給いたします。

東洋インキグループは、2026年までの長期構想SIC27期間中に約100億円を投入し、北米、欧州、中国、日本、各拠点の車載用高容量バッテリー向け分散体生産設備の増強と安定供給を図ります。売上高200億円を目指し、本事業を東洋インキグループの中核事業へと成長させていきます。さらに、負極用CNT分散体を早期に実現することで、リチウムイオン電池のさらなる性能向上を達成し、世界規模でのEV普及を通じて持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

トーヨーカラーはカーボン分散に強みを持ち、2015年よりリチウムイオン電池正極材用カーボン分散体を供給し、リチウムイオン電池材料メーカーとしての信頼と実績を積み重ねてまいりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/68461/10/resize/d68461-10-6ff42c46de2759ed3a1e-1.jpg ]

リチウムイオン電池の正極材は、主に活物質と導電材、バインダーから成ります。導電材にカーボンブラックではなくCNTを用いることで、少量の導電材で導電性能を発揮することができます。トーヨーカラーは、CNTメーカーとの協業により高性能CNTを開発し、さらに独自の添加剤と分散体製法を用いてCNTの分散性と導電性を飛躍的に高めることで、より少ない使用量でリチウムイオン電池正極の抵抗値を大幅に下げることに成功しました。
これにより、リチウムイオン電池の導電材コストを低減するとともに、正極中の活物質増量を可能にすることで電池の高容量化を実現し、EVの航続距離の伸長や急速充電性能の向上を実現いたします。 


TOYOCOLOR、TOYOCOLORロゴ、およびLIOACCUMは、東洋インキSCホールディングス株式会社の商標もしくは登録商標です。


以上

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