コダシップ、業界最高レベルの電力効率を達成したカスタマイズ可能なRISC-Vコアを発表
PR TIMES / 2024年6月5日 16時15分
Codasip L110は、市場に供給されている同等のコアと比較して、ワットあたりの性能は最大50%向上し、コードサイズも20%縮小
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2024年6月4日、ドイツ、ミュンヘン - RISC-Vカスタム・コンピュートのリーダーであるコダシップは、新しい低消費電力組込みプロセッサ・コアと、プロセッサ設計自動化ツールセットCodasip Studioの次世代製品を発表しました。Codasip L110は、消費電力制約が厳しいアプリケーション向けで、クラス最高の性能を提供します。 加えてユーザーはPPA (電力、パフォーマンス、およびエリア)を、特定アプリケーション向けに改善するために、簡単に独自のカスタマイズを施すことができ、特定アプリケーション専用プロセッサを手に入れることで、かつてないほどPPAを向上させることができます。 同時に発表したCodasip Studioの次世代製品であるCodasip Studio Fusionは、新しいレベルのカスタマイズである「Bounded Customization」を可能にし、ユーザーは完全に検証された高品質RISC-Vコアを迅速に市場投入できるようになります。Codasip Studio Fusionの「Bounded Customization」とCodasip L110の組合せでは、ベースライン コアの機能は保証されたまま、ユーザーはリスク無しでコアに新しい命令を拡張できます。またCodasip Studio Fusionが提供する新しい検証フレームワークは、カスタム命令の検証を大幅に楽にします。
コダシップの最高商務責任者であるBrett Clineは次のようにコメントしています。「ソフトウェア ワークロード中のボトルネックを解消する新しい命令をカスタマイズで追加し、PPAを大幅に向上させることができます」、「また当社の新しいコアは、小面積および低消費電力のアプリケーションにクラス最高のパフォーマンスを提供するとともに、コアのベース機能にリスクを与えることなく、簡単かつ迅速にカスタマイズできる新しい可能性を提供します。当社は、これらすべてを、高額な費用を必要としない柔軟なビジネス モデルで提供します」
新しいCodasip L110 RISC-V CPU コアは市場を一変させます
Codasip L110は、市場の同等コアと比較して、ワット当たりのパフォーマンスが最大50%向上し、コードサイズも20%小さくなります。コアは、さまざまなパフォーマンスとエリアのトレードオフレベルを可能にする柔軟かつ広範なコンフィギュレーションと、RISC-V標準拡張とコードサイズ拡張をサポートします。 加えてL110 は完全にカスタマイズ可能であるため、開発者はコアを拡張してPPAを大幅に向上させ、製品の差別化を図ることができます。Codasipが、Codasip Studio Fusionを使用して開発したCodasip L110は、ステートマシンの置き換え、センサーコントローラ、IoTエッジなどの小面積、低消費電力アプリケーションに最適です。
- Codasip L110の詳細
Codasip Studio Fusionは、比類のない生産性を備えたユニークなプロセッサ設計・検証機能を提供します
長年にわたりCodasip Studio は、単一のプロセッサ モデルからRTLとソフトウェア開発ツールの両方を生成するツールセットとして使用されてきました。 新しいCodasip Studio Fusionでは、この基本的な機能はさらに改善され、新しい機能が追加されています。 ユーザーは定義済みオプションからコアを構成したり、設定された範囲内でカスタム命令を作成(Bounded Customization)したり、完全フルカスタムで自由に設計したりできます。Codasip Studio Fusionは、コンパイラ、シミュレーション モデル、デバッガ、プロファイラを含むSDK (ソフトウェア開発ツールキット)と、RTL、検証フレームワークなどを含むHDK (ハードウェア開発キット) を自動的に生成します。
最新版のCodasip Studio Fusionでは、プロセッサ設計をより簡単かつ迅速に行うため、設計の自動化がさらに進化しました。新しい設計コンストラクトにより、プロセッサのアーキテクチャ記述とマイクロアーキテクチャ記述を融合させることができます。また、このCodasip Studio Fusionは、一般的なプロセッサの宣言型記述を下位レベルのlogicに自動変換することができます。
すべてのCodasip Studio Fusionの利点は、新しいL110コアで利用可能です。 完全に検証済みであるCodasip L110は、あらゆるベレルのカスタマイズを施すための「出発点」として使用できます。より高性能な出発点を必要とするユーザーには、64ビットRISC-Vアプリケーション・コアCodasip A730などの他のコアを提供しています。
- Codasip Studio Fusionの詳細
- 新しいソフトウェア/ハードウェア・インターフェースの定義はこちら
コダシップについて
コダシップは、システム・オン・チップ開発者が製品を差別化して競争力を高めることを可能にするプロセッサ技術企業です。ユーザーは、コダシップのカスタム・コンピュート製品を通じて、オープンなRISC-V ISAが持つ変革の可能性を各々の方法で活用することができます: プロセッサ設計自動化ツールCodasip Studioと、簡単にカスタマイズできるプロセッサIPシリーズの組み合わせは、完全なオープンアーキテクチャ ライセンス モデルとなります。 コダシップはヨーロッパが拠点であることを誇りとし、世界中にサービスを提供し、すでに数十億台のデバイスが コダシップのテクノロジによって実現されています。 詳細はhttp://www.codasip.com/jp/ をご覧ください
メディア・コンタクト
Tora Fridholm, マーケティング コミュニケーション マネージャー
tora.fridholm@codasip.com +46 761 619134
もしくは
contact_japan@codasip.com
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