【無料セミナー】光ファイバーセンシング(DAS)技術活用の最前線 ~最新の技術動向と新たな応用分野への期待~【2024/11/20(水)オンライン開催、共催:機械システム振興協会、防災科学技術研究所】
PR TIMES / 2024年11月5日 14時15分
DAS技術の最新の動向と、新たな応用分野への期待に関する基調講演・代表的な研究機関からの講演【開催案内、参加登録URL】 https://www.mssf.or.jp/news_r06041/
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2024/11/20(水) 14:00より、 光ファイバーによるセンシング技術であるDAS技術に関する無料オンラインセミナーを開催!【参加登録受付中】
【開催日時】2024年11月20日(水) 14:00~16:15
【イベント名】機械システム・イノベーションセミナー
【開催趣旨】光ファイバーによるセンシング技術であるDAS技術の最新の動向と、新たな応用分野への期待について、基調講演と国内を代表する研究機関からの講演を通じて解説いたします。
【開催形式】オンライン開催
【参加費】無料
【定員】200名(申し込み受付順)
【共催】一般財団法人 機械システム振興協会、国立研究開発法人 防災科学技術研究所
【参加登録サイト】https://www.mssf.or.jp/news_r06041/
【プログラム】
[1]基調講演:「DASの原理とその応用と地熱端探査への適用」
エンジニアリング協会 笠原 順三 氏
[2]各分野の最新動向
1.地盤モニタリング手法の開発: 防災科学技術研究所
2.南海トラフ巨大地震発生域での地殻活動モニタリング: 海洋研究開発機構
3.通信ネットワーク設備におけるDAS応用: NTTアクセスサービスシステム研究所
4.鉄道沿線のDAS地震観測網の開発: 鉄道総合技術研究所
【開催内容】
本機械システム・イノベーションセミナーでは、光ファイバーによるセンシング技術である DAS (Distributed Acoustic Sensor) の新たな応用分野への期待について、専門家、関係研究機関による講演を行います。
DASは既に石油掘削等の分野での用途が確立されていますが、現在、内外の研究機関で新たな応用分野への研究が進んでいます。本セミナーではDAS技術の最新の動向と、新たな応用分野への期待について、基調講演と研究機関からの講演を通じて解説いたします。
基調講演では、DASの技術動向と新たな応用分野について、概観します。また、光ファイバーを用いた新たなインフラ維持管理手法、光ファイバーDASによる超臨界地熱資源探査技術開発の事例を解説します。さらに、研究機関からの講演では、最新の研究動向を紹介します。「光ファイバDASと微動探査による地盤モニタリング手法の開発」(防災科学技術研究所)、「南海トラフ巨大地震発生域での光ファイバセンシングを活用した地殻活動モニタリング」(海洋研究開発機構)、「高精度DASの研究開発と既設通信ネットワーク設備におけるDAS応用」(NTTアクセスサービスシステム研究所)、「鉄道沿線の既設通信用光ファイバーケーブルを活用したDAS地震観測網の開発」(鉄道総合技術研究所)に関して、先端技術の具体的な研究事例を通して、DAS技術の将来に向けた活用可能性を探ります。
【参考:機械システム振興協会における関連事業(平成29,30年度実施)】
光ファイバーを用いた新たなインフラ維持管理手法に関する戦略策定
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【参加申し込み方法】
以下の開催案内サイトの【オンライン参加登録】からお申し込みください。【参加無料!】
開催案内サイトURL: https://www.mssf.or.jp/news_r06041/
【プログラム】
【1.開会挨拶】
【2.基調講演】DAS (Distributed Acoustic Sensor) の原理とその応用と地熱端探査への適用
通信などにも用いられている光ファイバーをセンサーとして利用することにより空間的に密な分布型センサーとしての利用が可能である。光ファイバーにレーザー光を入射するとファイバー中に生じている歪変化、温度変化、振動が散乱光として入射点に戻ってくる。戻ってくる時間から位置情報をcm-mで得られる。計測できる温度の精度は0.01°Cである。振動の精度は1pico-ɛ/√Hz程度であり地震計並みの感度を持っている。通信用の光ファイバーを計測に用いることができるので、海底ケーブル、道路・橋梁・堤防・建物の中、などに埋め込んだ光ファイバーにより、振動、歪、温度分布を知ることができる。空間的に広がった情報を監視でき、最大200kmまで計測可能である。石油・シェールガス探査や国境警備、パイプラインの監視などにも応用されている。
我々が行っている地熱坑井における応用例を紹介する。地熱の井戸は500℃に達する場所があり、高温の熱水中での振動と温度の計測を行う。講演者らは288℃の高温地熱井を用い新しい地熱貯留層の検出に用いている。より高い温度での計測も可能であることを確かめた。また熱水中の光ファイバー中への水素の浸透の影響も評価している。
<講師>
一般財団法人 エンジニアリング協会 首席研究員、静岡大学 客員教授
笠原 順三 氏
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/122726/10/122726-10-75249ae9d0b7ef0ba6c40a408f0f32b1-533x600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
<講師プロフィール>
略歴:名古屋大学理学研究科 地球物理専攻修了、理学博士東京大学地震研究所助手・助教授、教授を経て東京大学名誉教授
ハワイ大学地球物理研究所客員准教授、客員研究員、日本シュルベルジェ部長、日本原子力研究開発機構研究員、日本大陸棚調査(株)常任顧問、(株)地球科学総合研究所・NTTデータCCS(株)・川崎地質(株)技術顧問、東京海洋大学客員教授などを経て、現在 静岡大客員教授、エンジニアリング協会首席研究員
著者物:「地震発生と水」東大出版会、笠原ほか、編著、2003.等 東大出版会 計3冊
-Kasahara, J. et al., ed., “Active geophysical Monitoring”, Elsevier Pub., Netherland, 600 pp., 2019.-Kasahara, J., and Hasada, Y., Time lapse approach to monitoring oil, gas and CO2 storage by seismic methods, Elsevier Pub., Netherland, 199pp., 2016. 等計4冊。
【3】各研究分野の最新動向
【テーマ1】光ファイバDASと微動探査による地盤モニタリング手法の開発
光ファイバDASと微動探査の融合による高密度・高精度な詳細地盤モニタリングのための基盤技術の開発を進めている。
既存の光ファイバや地震観測施設を利用し、光ファイバDASによる地盤モニタリング技術、長期間連続モニタリング技術及び、微動探査や地震波干渉法と融合した解析手法の開発の現状について報告する。
<講師>
国立研究開発法人 防災科学技術研究所 研究主監
藤原 広行 氏
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/122726/10/122726-10-b46a54a5392e5ed17861c8bfaa3ee8aa-533x600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
<講師プロフィール>
現職:国立研究開発法人 防災科学技術研究所 研究主監、博士(理学)
略歴:1989年京都大学大学院理学研究科中退
科学技術庁国立防災科学技術センター(現:防災科学技術研究所)入所。
全国強震観測網K-NETの整備,全国地震動予測地図の作成、リアルタイム地震被害推定システムの開発などに従事。
平成29年防災功労者内閣総理大臣表彰
研究分野:応用地震学
【テーマ2】南海トラフ巨大地震発生域での光ファイバセンシングを活用した地殻活動モニタリング
南海トラフでは海底の下に拡がるプレート境界で繰り返し巨大地震が発生している。近年の観測から、 このプレート境界では 「ゆっくり滑り」「スロー地震」など様々な地殻現象も起こっていることがわかってきた。 私たちは 、これら現象の発生と推移をモニタリングするために、広域に超広帯域・高感度な観測の展開が必要と考えており、既存海底観測網による観測のほかに、海底ケーブルで超広帯域な光ファイバーDAS観測を行う、海底下へ新しく開発した孔内光ファイバセンサの設置をする、また、既存観測に、これらの新しい観測データを融合した解析を進めるなどの取り組みを進めている。
<講師>
国立研究開発法人 海洋研究開発機構 海域地震火山部門 地震津波予測研究開発センター
観測システム開発研究グループ グループリーダー
荒木 英一郎 氏
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<講師プロフィール>
2000年 東京大学 理学系研究科地球惑星物理学専攻 博士(理学)、2000年より海洋科学技術センター(現 海洋研究開発機構)で、海底および海底掘削孔内での地震や地殻変動観測システムの開発、設置・観測、データ解析に従事。専門:地震学
【テーマ3】高精度DASの研究開発と既設通信ネットワーク設備におけるDAS応用
NTTでは、既に通信用に構築されたネットワーク設備上でDASを活用し、敷設済みの光ファイバをセンサ化して振動情報を取得し、様々な課題解決に貢献するための研究開発を進めている。地下、架空、海底と多様な設備環境下にある通信用光ファイバが受ける振動を忠実に再現するための高精度DASの研究開発と既設通信ネットワーク設備におけるDAS応用について報告する。
<講師>
日本電信電話(株)アクセスサービスシステム研究所 主幹研究員
戸毛 邦弘 氏
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<講師プロフィール>
2001年、早稲田大学 理工学研究科機械工学専攻修了
同年 NTTアクセスサービスシステム研究所入所、以降先端光ファイバ計測技術、陸上/海底光ファイバケーブル等の研究開発に従事。2007年、博士(工学)。2013~2021年ITU-T Study Group15にてRapporteurを務め、光通信設備および保守運用に関する国際標準化に従事。現職は、同研究所にて先端光ファイバ計測技術の研究グループリーダー。
【テーマ4】鉄道沿線の既設通信用光ファイバーケーブルを活用したDAS地震観測網の開発
様々な地震が鉄道に大きな影響を及ぼしており、その影響は、運行の一部制限や停止から、広範囲にわたる甚大な被害、さらには列車の脱線に至るまで多岐にわたる。地震発生後、即時に走行中の列車を停止させる早期地震警報や、鉄道付帯設備の被害状況を把握するために、鉄道沿線の地震動を高密度に観測することは、鉄道のさらなる安全・安定輸送に繋がる。本講演では、鉄道沿線に既設の通信用光ファイバーケーブルを活用したDASによる高密度地震観測網システムの構築に向けた取り組みについて紹介する。
<講師>公益財団法人 鉄道総合技術研究所 副主任研究員
片上 智史 氏
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/122726/10/122726-10-3381bf2e64e1016f001dafe46f98c050-533x600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
<講師プロフィール>
現職:DASを活用した鉄道沿線の高密度地震観測システムの開発に従事。
略歴:京都大学大学院 理学研究科 地球惑星科学専攻修了、理学博士。
投稿論文:Katakami S., Noda S., Korenaga M., Araki E., Takahashi N., Iwata N., 2024. Potential of earthquake strong motion observation utilizing a linear estimation method for phase cycle skipping in distributed acoustic sensing, J. geophys. Res.: Solid Earth, 129, e2023JB027327 , doi:10.1029/2023JB027327 10.1029/2023JB027327.
【4.閉会挨拶】
機械システム振興協会からのお知らせ
令和6年度実施中の事業テーマ紹介
【フォーラム活動】
[1] データセンターフォーラム
[2] 尾州地域における中小企業集積DX化フォーラム
[3] 生成AI活用に向けた企業内データの整備検討フォーラム
【イノベーション戦略策定】
[1] 中小製造業における技術・技能の見える化による技術伝承に向けた戦略策定
[2] ドローンのデータセキュリティの高度化に関する戦略策定
(注)各リンク先の当協会ホームページにて活動内容をご覧になれます。
無料オンデマンド配信中!
過去に実施した好評をいただいたセミナー、成果発表会のオンデマンド配信サービスを提供しています。
【オンデマンド配信サイト】https://www.mssf.or.jp/ondemand/
[1] 生成AI 活用に関するリスクマネジメント/生成AIと著作権/企業における活用事例
[2] デジタル活用による中小企業地域集積の活性化(大田/燕/東大阪/京都)
[3] メタバースを活用した就業・社会参加支援/リアルタイムでの発言のAI自動変換ほか
[4] 縫製工程のCADデータ活用によるデジタル化/登壇:ファッションしらいし 白石代表
[5] レーザー加工用光位相制御システムの市場開拓/登壇:santec AOC(株) /(株)アスペクト
[6] 建設現場の安心・安全の確保/登壇:ADK富士システム(株)/(株)AIST Solutions
[7]AI活用によるロボットの進化/登壇:(株)エイアイキューブ 久保田代表取締役社長ほか
【お問い合わせ先】
(一財)機械システム振興協会 事務局
当協会サイトのコンタクトフォーム(https://www.mssf.or.jp/contact/#inquiry)からお願いいたします。
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