徳島県美波町の生物多様性回復に向けた取り組みを全国に発信
PR TIMES / 2024年10月30日 15時45分
四国の右下木の会社と藻藍部が「GTFグリーンチャレンジデー2024」に参加
SDGs未来都市である徳島県美波町で、里山林を活用した産業創出を通じて、持続可能な森林づくりに取り組む株式会社四国の右下木の会社(徳島県海部郡美波町、代表取締役:吉田基晴)と、里海における藻場再生を中心とした活動を行う一般社団法人藻藍部(徳島県海部郡日和佐浦、代表理事:豊崎辰輝)は、「GTFグリーンチャレンジデー2024in新宿御苑」にブースを出展いたします。美波町のSDGs計画の中核を担い、公民連携による里山・里海と地域を未来に繋げる取り組みを全国に発信し、持続可能な未来を築くための活動を広めます。
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■背景とこれまでの取り組み
徳島県美波町は「森への回帰 ウミガメの森の恵みの地域好循環による“にぎやかそ(にぎやかな過疎)”の加速」というビジョンを掲げ、地域の企業や団体と連携し、豊かな環境と地域資源を磨き地域経済の好循環を生む取り組みや、多彩な人々が共創する次世代につなぐまちづくりを目指しています。
その美波町において、四国の右下木の会社は、地域伝統の循環型林業「樵木(こりき)林業」現代版に再興し、燃料革命以降の放置によって荒廃が進む里山照葉樹林の再生・保全に取り組んでいます。樵木林業で健全な森林循環を回復させることで、生物多様性の損失を防ぎます。さらに、国内外で高価取引される薪炭産業を興すことで、“持続可能な里山”と“食える里山産業”を同時に実現する取り組みを進めています。
また、藻藍部は里海の生態系保全に取り組み、「磯焼け」という藻場の喪失に対処しています。高度経済成長期の開発や地球温暖化の影響で、アイゴなどの植食性動物による過剰な食害が発生し、日和佐町漁協の海域でも藻場が急速に衰退しています。磯焼けは沿岸生態系の生物多様性に深刻な影響を与えており、早急な対策が求められています。藻藍部は「アイゴを活用した地場産品の開発」や「藻場・漁場再生資材の開発」を通じて、地域の発展と地球の未来に貢献する好循環モデルの構築を目指しています。
■本事業の目的
「GTFグリーンチャレンジデー2024in新宿御苑」への出展を通じて、美波町の里山・里海における循環アクション広く伝え、持続可能な地域づくりや生物多様性保全の重要性を理解してもらうことを目指しています。このイベントでは、参加者が自らの生活や地域で実践できるヒントを提供したいと考えています。今後も地域の関連組織との連携を深め、美波町の生物多様性回復モデルを全国に発信し、より多くの人々と共に持続可能な未来を築いていくことを目指します。
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樵木林業施業の様子
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藻藍部の活動の様子
会社概要
商号:株式会社四国の右下木の会社
所在地:徳島県海部郡美波町奥河内字弁才天54-5
代表者:吉田基晴
設立:2021年4月
事業:樵木林業による天然林を対象とした循環型林業、備長炭などの薪炭エネルギーのっ製造販売、森林資源活用を核とした地域振興モデルの自治体向けサービスの提供
URL:https://www.treecompany.jp/
Mail:info@treecompany.jp
ECサイト「KORIKI STORE」:https://www.korikistore.com/
商号:一般社団法人藻藍部
所在地:徳島県海部郡日和佐浦原野19-8
代表者:豊崎辰輝
設立:2023年8月
事業:水産資源の保護及び再生に関する取り組み、水産業及び地域経済活性化等に関するコンサルティング、水産物を原料とした地場産品開発及び販売、藻場増殖資材の開発・製造・販売及び施工
URL:https://moaibu-assoc.com/
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