「曲がる太陽電池」神奈川県研究開発プロジェクトに採択
PR TIMES / 2024年7月12日 16時45分
県内大企業とコラボ:低温物流GX技術で温室効果ガスと燃料費を削減
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低温物流GX技術の概要
次世代太陽電池で世界に挑戦しているスタートアップの株式会社PXP(神奈川県相模原市)は、低温物流技術で世界をリードする東プレ株式会社(相模原事業所:神奈川県相模原市)と共同で、神奈川県の令和6年度事業「2050年脱炭素社会の実現」に資する研究開発プロジェクトに採択されましたことをお知らせいたします。なお、本件に関して神奈川県知事による記者会見が行われました。
本プロジェクトでは「低温物流の脱炭素化に資する次世代太陽電池システムの開発」と題したテーマで、超軽量・薄型・高耐久でどこにでも貼り付け可能な次世代太陽電池システムの開発をPXPが、断熱性能の高い省エネ型低温物流システムの開発と実証実験を東プレが担うことにより、幅広い貨物車に簡便に搭載できる「低温物流GX技術」を開発します。これにより、脱炭素化が急務となっている物流業界の温室効果ガス排出量削減及び燃料費削減に貢献します。
本技術は、小型な可搬式の低温物流システムや、据え付け型の一般的な低温物流システムへの適用が可能であり、国内の5%程度に適用されただけでも、数十メガワットを超える次世代太陽電池の導入と、年間数十キロトン以上の温室効果ガス削減が見込まれます。また、一般的な非低温の物流においても、本技術により燃費改善効果が期待できるため、広く物流業界全体に波及する可能性を秘めています。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/131866/10/131866-10-050d1864d5396ef3a01dfeb152a175f6-1440x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
低温物流GX技術が社会実装された場合のインパクト(PXP試算)
最高技術責任者:杉本広紀は以下の通り話しています。
「本技術は、ガソリンや軽油を燃やして、車載の発電機による比較的エネルギー効率の悪い電力を利用している部分を、直接太陽光によるクリーンエネルギーに置き換える技術でありますため、社会実装された場合のインパクトは非常に大きいと考えられます。また、燃料の削減による経済効果も大きく、初期導入コストを早期に回収できると見込まれており、環境性と経済性を両立しうる技術と期待しています。」
【株式会社PXPについて】
ソーラーパネルのデバイス研究と量産技術開発の豊富な経験を持つ技術者が集まり、2020年に相模原市に設立したグリーンテック開発のスタートアップです。
クリーンなエネルギーをいつでも どこでも だれでも自由に使える世界を目指して、世界初の方法でペロブスカイト/カルコパイライトのタンデム構造を用いた、軽くて曲がる、割れないソーラーパネルや全固体電池一体型ソーラーパネルの研究開発を行っており、2024年より量産技術パイロットラインが稼働しました。
【東プレ株式会社について】
東プレは1935年の創業以来、コアテクノロジーである塑性(プレス)加工技術と金型設計技術を進化させてきました。今日ではそれらの技術を応用し、自動車関連製品だけでなく、定温物流や空調機器、電子機器の分野においても高品質な製品を提供し、お客様から高い評価をいただいております。
企画設計段階から開発に携わる一貫生産体制や、独立系ならではの柔軟な発想と高い技術力、それらに裏打ちされた独創的な提案力が、他社に真似できない東プレの強みです。真のニーズを追求し、独自の発想と技術でモノづくりに取り組んでいます。
※用語解説
タンデム太陽電池:
分光感度の異なる複数の太陽電池を重ねて用いることで、幅広い波長の光を無駄なく電気に変換する太陽電池。当社は紫外光から赤い光で良く発電するペロブスカイト太陽電池と、赤い光から赤外光で良く発電するカルコパイライト太陽電池を重ねて用いています。
株式会社PXP
設立 2020年7月
代表 取締役社長 栗谷川 悟
本社 神奈川県相模原市緑区
HP https://pxpco.jp/
SNS https://twitter.com/pxp_en
東プレ株式会社
設立 1935年4月30日
代表 取締役社長 山本 豊
本社 東京都中央区日本橋3-12-2(朝日ビル)
HP https://www.topre.co.jp/
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