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古文書をわかりやすく展示しています

PR TIMES / 2017年8月4日 12時52分

~江戸時代、江戸時代後期、明治時代初期の古文書~

【展示期間】2017年7月11日(火)~9月3日(日)      
【開館時間】9:30~17:00(入館は16:30まで)    
【展示場所】滋賀県立琵琶湖博物館・本館蔵         
 【展示品】金子借用願:江戸時代・嘉永7年(1854年) 
      お母ちゃんの気持ち―千之助母書状―:江戸時代後期 
      私、怒ってます!ー居初漱翁書状居初ー:明治時代初期





 今回の展示は「古文書」です。「こぶんしょ」ではなく「こもんじょ」と読みます。これは古い史料に「もんそ」「もんしよ」と出てくるからです。古文書の定義は難しく、研究者の中では、江戸時代以降のものは「古文書」ではないと言われる方もいます。でもここでは、単にくずし字で書かれた古い史料のことを「古文書」としておくことにします。

[画像1: https://prtimes.jp/i/26983/11/resize/d26983-11-846472-0.jpg ]


展示品は3品で、2部構成になっています。
最初の1品目は「古文書を読んでみよう!」と題し、古文書解読チャレンジコーナーにしてみました。後半は「古文書調査の現場から」と題し、現在調査中の「木村忠兵衛家文書」から2点の史料を紹介します。
古文書は多くの展示品の中でも人気ワースト争いの常連です。くずし字が読めない…、内容が難しい…。多くの人がそう思っています。でも、外国語を読むわけではありません。時代は違えど、同じ日本人が書いたものです。確かにくずし字の解読は、数をこなさないとなかなか習得できない技術でもあります。でも敢えて、解読の奥義を伝授するなら、「書いた当時の人の気持ちになる」です。
たとえば江戸後期の手紙「千之助母書状」ですが、これは今回展示した中でも、一番字がくずされ読みにくいものでした。でも、一度、書き手の気持ちをつかめれば、比較的スラスラ読めるものでもありました。そこには、いつの時代の変わらない母心がありました(少し過保護かな~と思えるほどの)。そこでタイトルも「お母ちゃんの気持ち」とつけました。
明治初期の手紙「居初漱翁書状」も、縁談を断ってきた相手に、仲人だった居初さんの「納得いかへんねん!何が気に入りませんねん!」という文句が文面から感じられました。文章はとても丁寧なのですが、つまりは怒っているのね…、と読み取れたのでタイトルも「私、怒ってます!」にしました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/26983/11/resize/d26983-11-109957-1.jpg ]

時代を変える大きな事件にかかわるものや、政治制度にかかわる古文書も面白いのですが、今回は当時の人々の日常を切り取ったような、現代人にも馴染みのある内容のものを選んで展示しています。今回の展示を通し、少しでも古文書に興味を持ってもらえれば幸いです。

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