ARISE analytics、位置データやIoTデータを活用した商品・サービスの需要予測モデル「Intelligent Demand Forecast」を開発
PR TIMES / 2019年11月21日 12時35分
~飲食・小売やガス・自販機などの販売数予測により過剰在庫や不要な配送を削減~
株式会社ARISE analytics(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 家中 仁、以下ARISE analytics)は、販売実績データと外部データ(KDDIが保有する位置情報に基づく人流・IoTデータおよび天候・イベントデータなど、以下 外部データ)とアクセンチュアが保有する国内外で培われた予測モデルを活用し、需要予測を行うことができる「Intelligent Demand Forecast」を開発しました。
■開発の背景
近年、食品廃棄ロス低減などを初めとする生産・供給量管理の重要性の高まりや、人手不足や働き方改革に伴う、需要に対する供給業務量の削減・平準化ニーズの拡大により、需要を正確に把握することがこれまで以上に求められてきています。その一方で、通信・デバイスの低価格化によるエッジ機器への通信モジュールの普及に伴い、現場での最新データの収集・活用が可能となってきました。
このようなニーズの高まり・データ拡充などを踏まえ、ARISE analyticsでは、これらデータを活用し高い精度で需要予測を行うことができる、本分析モデルを開発するに至りました。
■「Intelligent Demand Forecast」の概要
KDDIグループならではのデータを活用しつつ、アクセンチュアとの合弁企業であるARISE analyticsの強みを生かし、これまで以上に精度の高い需要予測を実現します。具体的には、IoTの普及により設備に敷設された通信モジュール経由で得られるデータ(例えばスマートメーター経由でのガス残量など)やKDDIの位置情報サービスの移動滞在データ※1などを含む外部データ、そして販売実績などの企業データを組み合わせることで、需要を予測することが可能となります。
■ユースケース例
IoTデータの活用では、飲料メーカーにおける自動販売機から得られる販売実績データと外部データを組み合わせた需要予測を行うことで、自動販売機への飲料配送員の補充業務の効率化を図ります。
また、位置情報データの活用では、人流データを活用した飲食店利用者の需要予測を行うことで、飲食店の食品廃棄ロス低減等への貢献を図ります。
■「Intelligent Demand Forecast」の特長
I. KDDIの豊富な移動滞在データ・通信モジュール経由でのIoTデータの活用
顧客の販売実績データだけではなく、天気や学校・会社等の場所、ライブ・スポーツのイベント等のデータと、KDDIが持つ数千万以上の顧客基盤をベースとした位置情報サービスの移動滞在データおよび通信モジュール経由でのIoTデータをインプットとし、実際の顧客の動きや最新の販売・利用実績に基づき需要を予測することが可能です。
II. 需要予測の変動幅(上振れ・下振れの確率)を考慮し販売機会損失や在庫リスクを最小化
供給過多や供給不足などビジネスとして避けたいケースを踏まえ、その発生リスク(需要予測に対する上振れ・下振れの確率)を把握し、備えることが可能です。例えば、販売数予測のインプットデータとして天候データを活用し、天候の急変リスクが高い場合は、急変した場合の需要の振れ幅とその発生確率を把握し、最終的な判断に反映することが可能です。
III.需要予測に基づく配送業務を含めた業務コスト削減の実現
KDDIが「KDDI Open Innovation Fund 3号」を通して出資した株式会社オプティマインド(本社:愛知県名古屋市中区、代表取締役社長 松下 健、以下オプティマインド)が保有する配送ルート最適化モデルと組み合わせることで、需要予測だけでなく、それに付帯する配送・補充業務を含め、包括的な業務コストの削減を図ることが可能です。
今後は、アクセンチュアが提供するAI-Powered SCM(サプライチェーン管理)などの業務支援ソリューションとも連携させることで、バリューチェーン全体の最適化、高速化や在庫の最小化など、より付加価値の高いモデルへと改良を重ねる予定です。
※1:位置情報サービスの詳細は、KDDI株式会社のニュースリリース内容をご覧ください。
URL:https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2019/06/24/3876.html
■会社概要
【株式会社ARISE analytics】
ARISE analyticsは、KDDIとアクセンチュアのジョイントベンチャーとして2017年2月に設立されました。国内最大規模のデータを保有するKDDIと、高度なコンサルティング力、アルゴリズム開発力を誇るアクセンチュアの強みを融合させた新しいアナリティクスカンパニーです。約270名のデータサイエンティストが在籍し、データアナリティクスとAI(人工知能)を駆使し、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援しています。
URL:https://ariseanalytics.com/
【株式会社オプティマインド】
オプティマインドは、2015年に創業した名古屋大学発、新進気鋭のスタートアップであり、「新しい世界を、技術で創る。」というビジョンの基、「世界のラストワンマイルを最適化する。」というミッションを掲げ、ラストワンマイルの配送事業者が直面する深刻なドライバー不足や労働環境の改善、および配送業務の効率化に取り組んでいます。独自の配送ルート最適化AIを開発し、配送センターから個宅などへの配送ルートを最適化するクラウドサービス Loogia(ルージア)を提供しています。
URL:https://www.optimind.tech/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
人流解析AIカメラ「TERAS」を展開するオンザウェイ、『MEEQ SIM』で低コスト化を実現
PR TIMES / 2024年5月9日 17時40分
-
DATAFLUCT、第8回AI・人工知能EXPO【春】に出展
PR TIMES / 2024年5月9日 14時45分
-
三菱ふそうの「Truckonnect(R)」と動態管理サービス「MOVO Fleet」、車両データの連携を開始
PR TIMES / 2024年5月9日 13時40分
-
排泄センサー「Helppad2」で介護DXを推進するaba、『MEEQ SIM』で通信安定性を向上
PR TIMES / 2024年4月25日 16時15分
-
MEEQ、「2024 Japan IT Week春」にソニーネットワークコミュニケーションズと共同出展
PR TIMES / 2024年4月18日 16時45分
ランキング
-
1「肉も野菜も安い!」ドラッグストア絶好調の理由 物価高で高まる存在感、買収で生鮮食品も導入
東洋経済オンライン / 2024年5月9日 7時0分
-
2ブラザー社長「信頼関係を築くことは見込めない」…ローランドDGへのTOBを事実上断念
読売新聞 / 2024年5月9日 18時11分
-
3通販のニッセンを売却=41億円で歯愛メディカルに―セブン&アイ
時事通信 / 2024年5月9日 18時17分
-
4米検察当局がテスラを調査 報道、詐欺行為の疑いで
共同通信 / 2024年5月9日 6時5分
-
5「私の好きだった人はもういない」30代女性が“自己中すぎる夫”と別れを決意した「決定的な瞬間」
Finasee / 2024年5月9日 11時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください