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高校生の8割以上が新入試制度を「見直すべき」、最大の不安は「情報不足」

PR TIMES / 2019年11月6日 14時55分

高校生~浪人生4,325名が回答/情報不足・過去問題がないこと・英語のテストが変わることが不安要素のTOP3【スタディプラス調査報告】

学習管理SNS「Studyplus」を運営するスタディプラス株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役:廣瀬高志)は、2020年度からはじまる新しい大学入試制度について、高校生および浪人生ユーザーを対象とした意識調査を実施しました。



全国4,325名のStudyplusユーザー(高校生~浪人生)を対象に調査を行なった結果、2020年度からの新入試制度の実施については「見直すべき」という声が8割を超えました。
また、入試制度の変更については、「情報不足が不安」という声が最多となり、「英語の外部試験」や「記述式の導入」など試験内容の変更以上に、入試本番まで約1年となっても詳細が未確定な点に悩んでいる実態が明らかになりました。

*本調査は11月1日の文部科学省発表(英語民間試験の実施延期について)に前後して実施した調査です
*本調査内容をご利用の際、出典元として「スタディプラス調べ」と必ず記載いただくようお願いいたします

【調査概要】


調査対象


全国のStudyplusユーザー(高校生~浪人生)


回答者

4,325名


調査方法

インターネット調査


調査時期

2019年10月31日~11月1日


主な調査結果

新入試制度の実施を見直すべきだと思うユーザーは83.6%。
不安な点は、情報不足(70.1%)・過去問題がないこと(64%)・英語のテストが変わること(59.4%)がTOP3。
次いで、記述式テストの導入・先生も経験していないこと・合格不合格の予想が立てづらいことが上位となった。
30%以上が「入試制度変更は受験する大学の選択に影響する」と回答。





新入試制度をこのまま実施すべきだと思いますか?

[画像1: https://prtimes.jp/i/47308/11/resize/d47308-11-987130-0.jpg ]


【新入試制度には大半が「NO」】
・「実施を見直すべき」が83.6%と大半を占めた。
・「このまま実施すべき」という声は16.4%にとどまり、新入試制度についての不安の大きさが現れる結果となった。

【ユーザーの声(抜粋)】

詳細が決まらず発表されない点に憤りを感じます。私たちは実験台ではないです。(神奈川県・高校1年生)
入試制度を変更するならば、小学生の頃からそれに対応した授業を行った上での新入試制度導入にするべきだと思います。(兵庫県・高校1年生)
とにかく情報がなさすぎる。学校の先生方も“かも”で、話される。(大阪府・高校1年生)
共通IDや外部試験など複雑な仕組みが多く、学力よりも、書類の心配をしないといけない。(神奈川県・高校2年生)
基本的に全ての点で困る。けれど今さらやっぱりやめますと言われてもなお困る。(東京都・高校2年生)


2021年から入試制度が変わることを知っていますか?

[画像2: https://prtimes.jp/i/47308/11/resize/d47308-11-177841-1.jpg ]


【制度変更自体は伝わっているが、理解には学年差あり】
・高校1年生、2年生ともに「だいたい知っている」が過半数を超えて最多となった。
・高校1年生では「あまり知らない」が2位なのに対し、高校2年生では「詳細まで知っている」が2位になった。受験までの日数が少ない2年生のほうがよく理解していることが分かる。

入試制度の変更について不安な点を教えてください

[画像3: https://prtimes.jp/i/47308/11/resize/d47308-11-510466-2.jpg ]


【一番不安なのは「情報の不足」】
・「情報不足」が不安だという声がもっとも多かった。
・2位以下は「過去問題がない」「英語のテストが変わる」「記述式のテストが導入される」と、試験自体の変更内容に関する不安が上位を占めた。
・試験内容の変更も不安だが、それ以上に新しい制度の詳細が決まっておらず、どう対応すれば良いか分からないという声が多数届いた。

【ユーザーの声(抜粋)】

学校に情報がなんも入ってきてない。怖すぎる。(北海道・高校2年生)
過去の問題がないため、対策が不十分にならないか不安です。また、大学共通テストを実施するのか延期するのか曖昧なところも不安です。(福井県・高校2年生)
英検等の民間試験を3年生のあいだに受けることになっているが、その内容も不明瞭で、英検の申込期間が延びたりしているのも信用性が疑われると感じる。(東京都・高校2年生)
記述式の問題で、大学生アルバイトが採点すると言う話を聞いて、このままだとこれらの問題は採点の質や採点者によって点数にバラツキが出ることに不安だと思いました。(東京都・高校1年生)
地域によるハンデ、また各家庭の経済状況が異なると民間試験の受験可能回数なども限られてくるので受験者全員が平等だとは感じられない。(秋田県・高校1年生)



入試制度の変更は、進路選択に影響していますか?

[画像4: https://prtimes.jp/i/47308/11/resize/d47308-11-235004-5.jpg ]


【3分の1が志望校の変更を検討】
・およそ3分の1のユーザーが進学先の選択に影響していると回答。
・共通テストの記述式や英語の外部試験が未知数であるため、安全を期して志望校のランクを下げるという声が多い。
・また各大学の方針による影響で、志望校を変更せざるを得ないという声も多数届いた。

【ユーザーの声(抜粋)】

私大の入試など、民間の英語検定で有効な級位が学校によって異なるため、受ける検定級をどうするか決めかねている。(埼玉県・高校2年生)
記述式の問題というと、おそらくマークよりも対策に時間がかかるので、それが間に合わずにワンランク下の大学を受験することになるかもしれない。(千葉県・高校1年生)
共通テストの影響をできるだけ受けたくないので、国公立よりも奨学金制度が充実している私立がメインになっている。(東京都・高校2年生)


共通テストに利用する英語の外部試験は何回受ける予定ですか?

[画像5: https://prtimes.jp/i/47308/11/resize/d47308-11-156442-3.jpg ]

[画像6: https://prtimes.jp/i/47308/11/resize/d47308-11-815384-4.jpg ]


【来年度に向け準備していた高校2年生が多数】
・高校1年生では、まだどの外部試験を受けるか決まっていないユーザーが全体の3分1を占めた。
・一方で高校2年生では決まっていないと答えたユーザーは5%に留まっており、すでに予定されていた来年度の外部英語試験に向けて準備していたことが分かる。
・高校2年生では全国で受験可能な「英検2020 S-CBT」を受験すると答えたユーザーが60%以上で、来年度を見越して受験できる試験を決めていたことが分かる。

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