【三重県志摩市】全国初! 消防活動に最先端救助支援システム『3rd-EYE』を本格導入
PR TIMES / 2024年12月11日 14時15分
~ スマートグラス・AI・ドローンの融合による最先端救助支援システム『3rd-EYE』を導入、志摩市消防本部の活動を高度化 ~
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志摩市消防本部は、情報収集を行う消防隊員の安全確保のほか、災害現場の状況把握を迅速かつ効率的に行うことを目指し、「スマートグラス」・「AI」・「ドローン」の融合による最先端救助支援システム『3rd-EYE(サードアイ)』を導入し、消防活動の高度化を図ります。
導入までの経緯
志摩市では、南海トラフ地震をはじめとする大規模災害への備えとして、ドローンの活用を継続的に検討し、様々な企業等との連携によるドローンの実証を行ってきました。
検討や実証を経て、災害時、円滑にドローンを活用するためには、人材の育成や機体の確保などを含め、日常のユースケースを構築することが重要と認識をしつつ、日常ユースケースの構築こそが難しく、課題と感じていました。
そのような中、消防の分野において、日常的にドローンを活用できないか、関係者や関係企業から意見を聞くなど、調査と議論を重ね、この度の『3rd-EYE』導入に至りました。
志摩市・ソフトバンク株式会社・株式会社ロックガレッジ
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『3rd-EYE』は、志摩市、志摩市と「自治体のDX推進に関する連携協定」を締結しているソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮川 潤一)、『3rd-EYE』の開発を手がける株式会社ロックガレッジ(住所:茨城県古河市、代表取締役:岩倉 大輔)の連携により、導入を進めました。
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『3rd-EYE』とは『3rd-EYE』は、ドローン、AI、スマートグラスを組み合わせた新世代の情報共有システムです。ドローンのライブ映像をAIが自動解析し、捜索対象(人)の位置を特定、現場指揮所に設置されたタブレットや隊員が装備するスマートグラスにその位置情報・映像情報を表示します。
また、現場で活動する隊員の視野も映像として現場指揮所や隊員同士で共有することが可能です。
このシステムを利用することで、現場指揮所は映像を確認しながら隊員に指示し、デジタル地図を用いて目的地を指示するなど、ドローンによって発見された要救助者の状況をリアルタイムに確認することができるようになります。これによって、より直接的に現場の状況把握が可能となり、現場指揮を執るうえで重要な情報伝達がより正確かつ効率的になります。
志摩市長のコメント南海トラフ地震の発生による被害が危惧される志摩市において、防災・減災の対策は急務であり、最も重要な政策課題の一つとして位置付けています。そのような中、志摩市消防本部が担う役割は極めて重要です。
しかしながら、限られた消防力により、大規模災害への備えも図りつつ、日常においても市民の安全と安心を守っていくためには、日々の努力だけはなく、最先端技術の活用など、これまでとは異なった視点を持つことが必要になります。
今回、志摩市消防本部が、最先端技術のトップランナー企業と連携して、新たな取り組みにチャレンジしたことは、とても意義深いことであり、今後の消防活動の展開に大きな期待を感じています。
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志摩市長 橋爪政吉
『3rd-EYE』を活用した実装訓練を実施
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『3rd-EYE』の導入にあたり、2024年12月10日に水難救助を想定した実装訓練を実施しました。
訓練は、海岸線が入り組んだリアス海岸と湾内に浮かぶ多くの島々が特徴の英虞(あご)湾において、シーカヤックツーリング中の落水事故を想定し、捜索と救助を行うものです。
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<沿岸域でスマートグラスを装備した隊員が捜索> 沿岸域においては、スマートグラスを装備した隊員が捜索活動を行います。
現場指揮所は、スマートグラスの位置情報機能とカメラ機能により、捜索の状況や範囲を把握し、隊員に適切な指示を送ります。
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<海上からはドローンとAIによる捜索>海上からは、隊員がドローンによる捜索を行います。ドローンはプログラミングされた経路を自動飛行します。
ドローンによる上空からの映像は瞬時にAIで解析され、要救助者と思われる人影を判別し、現場指揮所のタブレット及び隊員が装備するスマートグラスに共有されます。
AIを活用することで、目視では判別しづらい海面の人影を見逃してしまう可能性を低減できます。
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<要救助者の位置を特定し救助>現場指揮所は、共有されたドローンとAIによる映像を基に、要救助者の位置を特定。特定した位置情報を、スマートグラスを装備した隊員へ送り、救助指示を送ります。
救助艇にはスマートグラスを装備した隊員が乗船し、スマートグラスの位置情報機能やカメラ機能の活用により、指揮本部と連携して要救助者を救助します。
~『3rd-EYE』活用への期待~水難事故においては、把握できている限れた情報から、予測される場所を潜水にて捜索するとともに、近辺の浅瀬を中心に陸上隊員が目視で捜索します。確認するべき範囲が広く、地形的に陸上からの確認が困難な場合も多く、大きな負担をかけて捜索しているのが現状です。
広範囲を効率的に捜索できる『3rd-EYE』の機能には大きな期待を持っています。今後は、水難事故での捜索活動の他、山林や中高層建物での火災、高低差のある救助活動など、隊員の配置が広範囲に渡る状況下で、積極的に『3rd-EYE』を活用できるよう、訓練を継続していきます。
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志摩市消防本部 西川 正文
志摩市消防本部の紹介
志摩市消防本部は、『3rd-EYE』導入のほかにも、様々な取り組みを行っています。その活動をYouTube「志摩の国チャンネル「消防24時-SHIMA FIREFIGHTERS-」で配信しております。ぜひご覧ください。<志摩市消防本部公式SNS Instagram,X>
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<第47回全国消防職員意見発表会で最優秀賞を受賞>2024年5月、「第47回全国消防職員意見発表会」に志摩市消防本部の消防職員が、全国消防長会東海支部消防職員の代表として出場。聴覚障がいのある方が周りにいる方と協力して救命救急活動を行い、手話や言葉を話すことができなくても意思疎通を図ることができる仕組みを提案、三重県では初となる最優秀賞を受賞しました。
発表会で提案した取組みは、2025年度からの実用化に向けて準備を進めています。
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<女性消防職員の活躍推進>志摩市消防本部は、消防施設に女性専用設備を整備するとともに、女性活躍を推進するための専属職員を配置するなど、女性消防職員の活躍を積極的に推進しています。
2024年11月には、女性職員が働きやすく活躍できる職場環境を整えようと、消防職員たちが生理の痛みを疑似体験する研修会を開催するなど、様々な取組を行っています。
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< ROV(水中ドローン)の導入 >志摩市消防本部は、先進的で現場活動に即効性のある資機材を積極的に導入しており、2024年3月には三重県内では初となる水中ドローンを導入しました。
水中ドローンを活用することで、安全管理上制限のあった環境下での捜索活動を可能にするとともに、水中ドローンによる事前調査により、潜水隊員の安全確保にも繋げています。
[画像15: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/49085/11/49085-11-480534dd8faf1103952bbb6de62e2c9e-1530x2040.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]三重県志摩市
所在地 三重県志摩市阿児町鵜方3098-22
志摩市公式SNS
YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/@shimacitych
Instagram https://www.instagram.com/shimacity_official/?hl=ja
市長X https://x.com/Shima_Hashizume
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