2020年8月欧州新車販売台数速報

PR TIMES / 2020年10月13日 8時45分

月の販売台数の回復は鈍ったが、電動車は伸び続け、欧州で売れた新車の5台に1台が電動車となった

自動車産業の世界的な調査会社であるJATO Japan Limitedは、欧州の自動車市場についての最新レポートを公開した。



[本リリースは、2020年9月24日にJATO Dynamics Limitedが発表したプレスリリースを邦訳したものです]

● 7月の販売台数は前年同月比4%減であったのに対し、当月は2桁減となった
● 電動車のマーケットシェアは21%となり、過去最高を更新
● 販売台数ランキング上位10位の内、6モデルがPSAとルノー・グループの車種だった

2020年8月の欧州自動車市場は好調ではなかった。全体では、販売台数は前年同月比18%減となり、ロックダウン政策が欧州全体で布かれた5月以来のポジティブな傾向が止まってしまった。7月に見られた対前年比4%減と比較して、18%減は大きな対照をなしている。事実、当月の落ち込みは、2020年6月の前年比24%減に近い。当月の販売台数は合計して881,897台となり、2016年8月以来最も少ない台数であった。年初来累計台数も同様に控えめな結果となり、昨年同期比33%減の7,247,341台と、ここ10年で最も小さな規模となっている。

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JATOのグローバルアナリストであるFelipe Munozは「我々はこれまでも、回復について語るにはまだ時期尚早だと言ってきたが、当月の結果は、まだ業界には処理しなければならない問題が残っているのだと示している。幸運なことに、当月の落ち込みは、ビジネスやフリート向けの減少によるもので、個人登録の方は4%しか落ちなかった。このことは、状況は見かけほど悲惨なものではないという、良い指標だ」と述べた。

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販売車両の5台に1台が電動車であった

当月、電動車は業界にとっての救いだった。JATOのデータによると、欧州全体で前年同月比121%増となる188,700台の電動車が販売され、これまでで最高となる21.4%のマーケットシェアとなった。電動車なしでは、当月の販売減はもっと打撃を受けていただろう。

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Munozは「世界的な感染拡大によって引き起こされた難しい環境だが、好意的な変化も起きている。多少高額であるにも関わらず、消費者の関心は今まで以上に、ガソリン車やディーゼル車から、より排出量の少ない車種へ移っているのだ」と続けた。

当月の電動車販売の49%を占めたのはハイブリッド車(HEV)で、フォード、スズキ、フィアットのモデルでマイルドハイブリッド技術が搭載されたおかげもあり、前年同月比で86%増となった。ピュアEV(BEV)もこの成功に続き、111%増となる48,800台を売り上げている。その成長を生み出したのは、ルノー(112%増)、ヒュンダイ(107%増)、フォルクスワーゲン(97%増)、キア(397%増)で、テスラはわずか11%増であった。プラグイン・ハイブリッド車(PHEV)は283%増の44,700台を売り上げているが、この大きな増加は、この内55%を占めたプレミアムブランドと、新型となったフォード クーガ(Kuga)によるものだ。

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SUVの好調も続く

SUVはその高額な価格設定にも関わらず、成長を続けている。当月は前年同月比12%減となる358,100台が販売されたが、新車の10台に4台がSUVであったことになる。減少しているとは言え、ミッドサイズカー(20%減)、シティーカー(35%減)、MPV(44%減)の減少と比べれば明らかな違いが見える。

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当月、スモールSUVの台数は、前年同月比13%減の147,000台となった。この中で良く売れたのは、プジョー 2008、ルノー キャプチャー、フォルクスワーゲン T-Rocである。同様に、このセグメントで販売台数を最も伸ばしたのは、プジョー 2008、ヒュンダイ コナ(Hyundai Kona)、フォード プーマ(Puma)であった。コンパクトSUVは9%減の144,700台を売り上げている。フォルクスワーゲン ティグアンはグループの売上をけん引しているが、販売台数は前年同月比19%減となった。対照的に、環境に優しい競合車の、トヨタ C-HR、キア ニロ(Kia Niro)は販売を大きく伸ばしている。

フランスのグループから、販売上位10位の内、6車種が入った

フォルクスワーゲン ゴルフが22,400台を売り上げて再び販売首位になった一方で、フランスのメーカーにも成功が見られた。販売上位10位にグループ PSAとルノー グループが合わせて6モデルを送り出し、残りの4モデルがドイツ勢となっている。Munozは「普段上位10位は、ドイツ勢が独占している状態だ。現在の感染拡大によって、市場に新しい機会が与えられ、小さなフランス車を好む消費者が増えるという、今まで見たことのない動きが出てきている」と付け加えた。

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上位10位圏外では、フォード プーマ(Puma)が11,300台を販売し、16位となり、これまでで最もマーケットシェアを拡大した。キア ニロ(Kia Niro)は、電気自動車版が販売を大きく増やし、前年同月比107%増の7,900台を売り上げ、29位となった。BMW シリーズ1は96%増、メルセデス GLCは64%増、ルノー ゾエ(Zoe)は113%増、ボルボ XC40は82%増となっている。スモールSUVのシュコダ カミック(Skoda Kamiq)はほぼ6,000台を販売し、フィアット デュカート(Ducato)は70%増となり、当月最も売れたバンとなった。

その他、ニッサン ジュークの台数はほぼ倍となり、キア Xシード(Xceed)は3,700台、マツダ CX-30は3,500台、アウディ Q3スポーツバックは2,518台、アウディ e-tron の台数は73%増となり、BMW シリーズ2 グランクーペは1,727台を販売した。


JATOについて

JATO Dynamicsは、1984年に設立され、現在世界51カ国以上で活動しています。30年以上に渡り、自動車の仕様、価格、販売登録台数に関する、世界で最もタイムリーで、正確な最新のデータを提供してきました。弊社は、単なるデータ以上のものを提供し、世界の変化と、それに伴う消費者の考え方の変化を見極め、業界が求める洞察をお伝えしています。短期的な市場の動きに対応し、長期的な成長へ向けた計画を行い、そして最終的にはお客様のニーズへもお応えすることが可能です。詳しくは弊社のウェブサイトをご覧ください。

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