LVMHイノベーションアワードをViva Technology 2024にて発表 FancyTechがグランプリを受賞
PR TIMES / 2024年5月29日 14時40分
株市会社ヘラルボニーが日本のスタートアップとして初めて部門賞を受賞
LVMHは、第8回LVMHイノベーションアワードの受賞者をViva Technology 2024にて発表しました授賞式では、審査の結果選ばれた7社のスタートアップ企業が表彰され、ジェネレーティブAI(生成AI)を活用して3D製品モデルとクリエイティブブリーフからビデオを生成するプラットフォームを提供するスタートアップ企業 FancyTechに、LVMHの会長兼CEO ベルナール・アルノーよりグランプリが授与されました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/76467/11/resize/d76467-11-2135d4f2e805c2b1436b-0.jpg ]
LVMHイノベーションアワードは、ラグジュアリー分野において重要な役割を果たすことを目指す世界中のスタートアップ企業を対象とした主要な賞として、今年の応募数が物語るように、回を重ねるごとにその位置付けを確立してきました。今年のアワードには89か国から1,545以上のスタートアップ企業が応募し、そのうち43%は女性によって設立または共同設立されたものでした。
厳正な事前選考プロセスを経て、ラグジュアリー分野の将来に向けて有望なソリューションを提示するスタートアップ18社(うち2社が日本企業)がファイナリストとして選出され、Viva Technology 2024 のLVMH「ドリーム・ガーデン」パビリオンにて展示を行いました。本アワードにおいて日本のスタートアップ企業が選出されるのは初の事例となり、過去最多の応募数となる1500社以上の中から厳選されたファイナリスト18社のうち2社が日本企業であることは、特筆すべき素晴らしい結果です。さらに、社員体験/ダイバーシティ&インクルージョン部門では、日本のスタートアップであるヘラルボニー株式会社が部門賞を受賞するという快挙を成し遂げました。
(ファイナリストの日本のスタートアップ企業2社についてはこちら:
https://prtimes.jp/a/?f=d76467-11-2454805905e606bac57cad0d17329d42.pdf)
また、VIVA TECHNOLOGY 2024において、日本がCountry of the Yearの特別招待国に選出されたことを受け、LVMHジャパンがLVMH「ドリーム・ガーデン」パビリオンにて「イノベーション」をテーマにしたトークセッションを主催しました。連日にわたり開催されたトークセッションでは、第8回LVMHイノベーションアワードで社員体験/ダイバーシティ&インクルージョン部門賞を受賞したヘラルボニーや、フォースタートアップス株式会社、日本貿易振興機構(JETRO)、LINEヤフー株式会社、ルイ・ヴィトンやパルファン・クリスチャン・ディオールなどのLVMHグループブランドが登壇し、日本でのテクノロジー分野におけるリーダーシップと起業家精神を啓発しました。
LVMH イノベーションアワードは、以下の6つの部門賞が授与されるとともに、最も有望なデータおよびAI(人工知能)ソリューションにおいては、特別賞が授与されました。
・ブランド デザイアビリティを高めるイメージ&メディア 部門
・サステナビリティ&グリーンテック 部門
・没入型デジタルエクスペリエンス部門
・オムニチャネル&リテール 部門
・オペレーションの卓越性部門
・社員体験/ダイバーシティ&インクルージョン部門
「LVMHイノベーションアワードのグランプリを受賞したFancyTechは、歴代のトップ受賞企業の仲間入りを果たしました。これにより、グループブランドとのコラボレーションのもと、ラグジュアリー分野の変革に貢献する機会が創出されます。今年のアワードにおいても、テクノロジーの躍進を活用して卓越性を高めるスタートアップ企業が高く評価されました。FancyTechの専門知識とグループブランドのビジョンが一致し、顧客の期待に応えるものとなることを確信しています」
― ベルナール・アルノー , LVMHグループ 会長兼CEO
「LVMHチームの皆さまへの感謝の意を表したいと思います。私たちは、テクノロジーとイノベーションへの情熱という、共通した思いにより結集しました。心と機械を結びつけるジェネレーティブAIは、無限の想像力と創造力を広げますが、人間の心と感情を置き換えることはできません。この新しい冒険に参加できることを光栄に思います。」
モーガン・マオ, FancyTech共同創設者
ディオールがAIを活用してデザインしたユニークなトロフィーを制作し、グランプリにはルイ・ヴィトンの特注のトランクとともに贈られました。
今年のアワードでは、歴史あるブランド ディオールがAIを用いて制作した創造的なトロフィーも注目を集めました。このトロフィーのデザインは、VivaTech 2024でのLVMHパビリオンのコンセプトである「ドリーム・ガーデン」にインスピレーションを得ています。ディオールのビジュアルマーチャンダイジングチームによって開発されたユニークなトロフィーは、人間の芸術、職人技、伝統がジェネレーティブAIによって拡張された傑作です。その一つひとつが独自の輝きを放ち、創造的な精神と技術革新の融合を体現しています。世界的に有名なムラーノガラス吹き職人の技術によってつくられ、ガラス製作の卓越した芸術性を物語っています。ジェネレーティブAIは、Diorチームによって設計されたツールINSPAIREを使用して、クリエイティブプロセスに完全に取り入れられています。
ルイ・ヴィトンは、この貴重なトロフィーを展示し保護するために、カスタムトランク製作とオーダーメイド製品におけるブランドの伝統と職人技を反映した唯一無二のトランクを、グランプリトロフィー用に制作しました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/76467/11/resize/d76467-11-348b5efa3935fbe0d026-0.jpg ]
2024年 LVMHイノベーションアワード グランプリには、没入型デジタルエクスペリエンス部門賞を受賞したFancyTechが選ばれました。
ブランドが提供するクリエイティブブリーフに基づいてAIが生成したビデオスクリプト(Pythonコード)を使用し、ビデオ制作ソフトウェア内でビデオの動きやライティング効果を制御します。リアルな3Dモデルと組み合わせることで、これらのビデオは非常に高品質で迅速に生成され、手動では不可能な動きさえも実現します。LVMHイノベーションアワードの受賞者には、自社の認知度を高めるとともに、グループブランドへのアクセス機会が提供されます。LVMHイノベーションワードは、LVMHブランドと新しいビジネスモデルやテクノロジーの探求に意欲的なスタートアップ企業とのコラボレーションを創出し、それを迅速に推進するための繋がりを構築します。
2024年 部門賞 受賞企業
ブランド デザイアビリティを高めるイメージ&メディア部門:Ircam Amplify
ブランドやユーザーエクスペリエンスのために音の力を増幅
ブランドアイデンティティとユーザーエンゲージメントを向上させる、カスタムサウンドデザインと没入型装置の総合的なサービスを提供。その技術はブランドアイデンティティ、オンラインエクスペリエンス、コネクテッド製品、販売拠点やイベントなどに活用することができます。
サステナビリティ&グリーンテック部門賞:Aectual
リサイクル材料を使用した 3D プリントで造られる店舗および建築仕上げ
Aectualのインテリア製品と建築仕上げは、廃棄物がなく、リサイクル材を使用してXL 3Dプリンターで完全にデジタル製造されます。使用後は製品を回収し、新しい材料に粉砕し、それを使用して新たな製品が直接3Dプリントされます。
没入型デジタルエクスペリエンス部門賞:FancyTech
製品の3Dモデルとクリエイティブブリーフに基づいたGenAIビデオ制作
グランプリ受賞企業(詳細はリリース本文を参照)
オムニチャネル&リテール部門賞:Glanceable
AIを活用した顧客フィードバック分析ソリューション
Glanceable は、迅速なフィードバック返信のためにAIを活用し、リアルタイムで不満を検出、成長領域の特定、戦略の洞察、推奨事項の提供、戦略計画のための高度な分析を行い、意思決定と顧客満足度を向上させます。
オペレーションの卓越性 部門:Authena
リアルタイムのトレーサビリティと製品の信頼性保護のための IoT ソリューション
Authena は、IoT と AI を活用してサプライチェーンの透明性を再定義し、広範なデータを真正性と持続可能性のための実行可能な知見へと変換。その結果、偽物を撲滅するとともに製品の転用を90%削減し、ESGへの取り組みに貢献します。
社員体験/ダイバーシティ&インクルージョン部門賞:ヘラルボニー
唯一無二のストーリーを持つ障害のあるアーティストの企業向けアートライセンス
ヘラルボニーは、障害のあるアーティストと企業との質の高いコラボレーションを企画から製品化まで展開します。アーティストにビジネスの機会を提供するとともに、企業が包括的なアートの物語りを統合してエンゲージメントやDEI(多様性、公平性、包摂性)を促進することを可能にします。
データ、AIおよびジェネレーティブAIソリューション 特別賞:BLING
ジュエリーのためのスケッチからデザインへのジェネレーティブAIおよびバーチャルスタジオ
BLINGのソリューションは、ジュエリービジネスが直面する一般的な課題に対処し、デザインプロセスの効率化を図ります。従来の方法をデジタルの代替手段に置き換えることでコストを削減し、顧客の意思決定を簡素化するためのパーソナライズされたガイダンスを提供します。
LVMHは、各部門の傑出したスタートアップ企業7社を称え、その夢の実現を支援できることを誇りに思います。
ファイナリストに選出されたすべてのスタートアップ企業は、グループのイノベーション インキュベーターである「メゾン ド スタートアップス」のアクセラレーション プログラムへと招待されます。そのプログラムでは、LVMH および75 のグループブランドと連携し、それぞれの企業の製品やノウハウのさらなる発展をサポートするメンタリングを受けることができます。
LVMHについて詳しくは公式サイトをご覧ください:
https://www.lvmh.co.jp/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
【プレスリリース】Interop Tokyo 2024 開幕に先立ち、恒例企画「Best of Show Award」の各部門ファイナリスト製品が決定
PR TIMES / 2024年6月6日 17時45分
-
Interop Tokyo 2024 開幕に先立ち、恒例企画「Best of Show Award」の各部門ファイナリスト製品が決定
@Press / 2024年6月6日 16時45分
-
優れたクリエイティブを表彰する日本最大級のアワード「2024 64th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」 本日6月3日よりエントリー受付開始
@Press / 2024年6月3日 10時0分
-
「ビバ・テクノロジー」に過去最多の日本企業が出展(フランス、日本)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月3日 1時25分
-
ヘラルボニー、革新的スタートアップを評価する「LVMH Innovation Award 2024」で日本初のカテゴリ賞受賞
マイナビニュース / 2024年5月29日 7時32分
ランキング
-
1「あえて非正規」増加 ウラに潜む“由々しき問題”とは?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年6月23日 7時30分
-
2オープン7か月で秋田駅「えきちかマルシェ」営業休止へ…「少し高くてもいい品」節約志向に勝てず
読売新聞 / 2024年6月23日 14時34分
-
3平日続きの6月に休日をつくるとしたら…池上彰さんが「6月23日」を挙げる理由
文春オンライン / 2024年6月23日 6時0分
-
4「ホンダジェット=上級国民専用飛行機」の常識変わるかも? 「カーシェア」ならぬ「ジェット機シェア」今後拡大へ
乗りものニュース / 2024年6月23日 11時12分
-
5腐らせ食材ナンバー1"もやし"冷凍保存の裏ワザ 目からウロコ「激カンタン」保存&解凍法を紹介
東洋経済オンライン / 2024年6月23日 13時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)