[開催報告]「若者を採用したいが…」企業が抱える人材不足の悩みを解消!『多様な若者の理解・活用セミナー』岐阜市にて開催
PR TIMES / 2025年2月3日 18時15分
多様な人材を受け入れる必要性やメリット、および、働きづらさを抱える若者や学生の採用や育成方法などを検討
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「若者が採用できない・・・」
岐阜県の有効求人倍率は令和6年10月時点で1.54と、全国順位第4位であり、高水準を維持(※1)しています。つまり、若者の採用と育成は企業にとって喫緊の課題です。
また、令和6年3月大学等卒業者の就職率は98.1%となり、過去最高となりました(※2)。その一方で、大学を卒業しても就職できない働きづらさを抱える若者がいます。
岐阜市では、働くことを通じて居場所と出番を得ることが、人々の幸せに繋がるとの考えのもと、多様で柔軟な働き方を実践するワークダイバーシティを推進しています。
この度、「コミュニケーションが苦手」「グレーゾーンの傾向がある」など働きづらさを抱える若者をいかに活用するかを学ぶ、市内事業者向け「多様な若者の理解・活用セミナー」を開催しましたのでご報告いたします。。
当セミナーは、岐阜市より委託を受け「令和6年度働きづらさを抱える若者・学生の就労支援事業」の岐阜市内事業者様向け企画として、当団体が運営しております。
※1 出所:岐阜労働局 ※2出所:厚生労働省
「多様な若者の理解・活用セミナー」の様子
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/129101/11/129101-11-0164cd9e28c72ec8dda33bc2e60df9fe-2364x1773.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
日時 : 2025年1月30日(木)13:30~15:00
会場 : 岐阜商工会議所1A会議室 岐阜県岐阜市神田町2丁目2
参加者: 岐阜市内に事業所を持つ経営者・人事担当者 約20名
プログラム:
13:30~14:30 講演
「多様化する大学生の実態と理解」
岐阜大学 保健管理センター准教授 堀田 亮氏
「障がいのある若者が活躍できる職場づくり」
トヨタ自動車株式会社 新事業企画部 事業開発室/安全健康推進部 阿部 和由氏
トヨタ自動車株式会社 新事業企画部 事業開発室/モノづくり開発統括部 主幹 半田 達郎氏
14:30~15:00 パネルディスカッション 「多様化する若者の働き方と職場環境」
本セミナーには、企業の経営者や人事担当者など、約30名が参加され、時折メモをとりながら、講演やパネルディスカッションに耳を傾けていました。
講演
「多様化する大学生の実態と理解」
岐阜大学 保健管理センター准教授 堀田 亮氏
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/129101/11/129101-11-236de5da6dc6326ab98636e2208606f2-2880x2160.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
自己紹介のあと、「大学に向かない大学生とは」「なぜ、大学に向かないのか」「大学に向かない学生は、社会に向かないのか」についてお話しいただきました。
大学に「向かない」のは大学という枠に「はまれないのではないか?」という提議があり、その学生の特徴を考察。コロナ渦を生き抜いてきた学生は社会情勢ゆえの学びの欠落があること、それらを補う関わり方のポイントを解説いただきました。そして、「大学に向かない」イコール「社会に向かない」のではないこと、大人はできないことやできていないことに目を向けがちだけれど、良さや強みは必ずあることを力強くお話しいただきました。
「“できない”ではなく“未学習”“誤学習”」「ちょっと頑張ればできることを見つける」「社会で輝くための環境づくり」という言葉が印象的でした。
参加された方からは
- 学生の“いま”を知ることができました。
- どのような方法でアシストできるのかを考えたいです。
- 大学の実情を知ることができた。
という声がきかれました。
「障がいのある若者が活躍できる職場づくり」
トヨタ自動車株式会社 新事業企画部 事業開発室/安全健康推進部 阿部 和由氏
トヨタ自動車株式会社 新事業企画部 事業開発室/モノづくり開発統括部 主幹 半田 達郎氏
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/129101/11/129101-11-3d078f5ac2cb05c10ad38105493fc6d6-3063x2297.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
パネラーのお二人が取り組んでおられる事業は、トヨタ自動車株式会社における公募型の新規事業創出事業『Miehana-ミハナプロジェクト』。障害者も健常者と同じように社会とつながり、仕事にやりがいを感じてほしい。「絶対に“ミハナ”さない」と障害者が輝ける職場環境づくりに取り組んでおられます。現在では、「障害者も健常者も、誰もが働きやすい工程」を創出されていることを、ミスがなくなり生産効率があがった成功事例を交えてお話しいただきました。
「やりづらい工程にメスを入れ、みんなが働きやすい環境を作っていく」「誰でもやれるを追求している」「若者に限らず、働きづらさ解消のためには、本人の自己理解と企業側の配慮の双方が必要」というお言葉が印象的でした。
参加された方からは
- ミハナプロジェクトの具体的な取り組みを知ることができた。
- トヨタ自動車の生産現場のノウハウを生かして安全に作業ができるような具体的な事例が参考になりました。
という声がきかれました。
パネルディスカッション 「多様化する若者の働き方と職場環境」
《パネラー》
岐阜大学 保健管理センター准教授 堀田 亮氏
トヨタ自動車株式会社 新事業企画部 事業開発室/安全健康推進部 阿部 和由氏
トヨタ自動車株式会社 新事業企画部 事業開発室/モノづくり開発統括部 主幹 半田 達郎氏
《ファシリテーター》
一般社団法人サステイナブル・サポート 代表理事 後藤 千絵
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/129101/11/129101-11-aa05f53b378e96fd3025ff236c35f0b4-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
現代社会では、大卒であっても職場でつまずいてしまう若者がいるという現実があります。しかし、適切な支援や環境整備を行うことで、彼らを戦力として育てることが可能です。
本ディスカッションでは、成功事例に加え、課題となった失敗事例やその改善策についても、大学生支援と企業の異なる視点から分かりやすく解説しました。
また、当日ご参加いただいた皆様からのご質問にも直接お答えする時間を設けました。
障害診断を持たない「グレーゾーン」の若者に対しての対応として、「どうしてもできないことがクローズアップされがちだが、良いところを見つけようとすると、マインドが変わっていくのではないか」「ひとりひとりの良いところを組み合わせ、チームを組んで助け合っていく、そんな環境をつくっていくことが大切ではないか」という意見が交わされました。
成功例の共通項は?という質問に対しては、「元気で行動力のあるキーパーソンがいること、そのまわりにキーパーソンを支える人がいること、それを実行する人がいること、つまりチームとなって実施していること」「やったことがないと分からないからやるのが怖い。しかし、やってみたら意外とできる。このハードルをいかに下げてどう越えていくかだと思う」というような意見が交わされました。
会場からも質問が飛び交い、パネラーと参加者とが1つのテーマに沿って共に考えていく時間となりました。
「岐阜市働きづらさを抱える若者・学生の就労支援事業」の概要
生活が不安定で周囲から孤立する恐れがあるなど、働きづらさを抱える若者・学生に対し、就労を支援するためのセミナーやインターンシップ体験を実施するとともに、市内事業者に対し、多様な人材を受け入れる必要性・メリット、働きづらさを抱える若者・学生の状況、採用・育成方法などに関する実践的なセミナーを実施し、働きづらさを抱える若者・学生の雇用に向けた支援及び意識醸成を図ることを目的としています。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/129101/11/129101-11-9baaaa1a6a05ac1211b3133698ff8c0a-1197x1656.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]一般社団法人 サステイナブル・サポート
「誰もが自分らしく生きることのできる社会」を目指し、多様な働きづらさを抱えた人を対象に就労支援を実施しています。
発達障害・精神障害のある人を対象とした障害福祉サービス(就労移行支援・就労定着支援事業所「ノックス岐阜」、鵜飼で有名な岐阜長良川沿いにある町家を改装した宿屋「帰蝶」も運営する就労継続支援B型事業所「アリー」、保護猫カフェ「猫影」で保護猫活動と障害者の仕事のやりがいの両立を目指した就労継続支援B型事業所「シャンツェ」)、「働きたい」と願っているが就職活動に悩んでいる若者・学生を対象としたキャリア支援事業(「キャリプロ」「ぎふキャリ」)、多様な働きづらさを抱えた人の就労支援「WORK!DIVERSITYプロジェクトin岐阜」等、官民で連携しダイバーシティ&インクルージョンの実現に取り組んでいます。
〒500-8175
岐阜県岐阜市長住町2丁目7番地 アーバンフロントビル3階
TEL:058-216-0520
FAX:058-215-1932
HP:https://sus-sup.com/
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