PubMatic、広告ポッドの最適化を実現するPrebid Serverベースのヘッダー入札ソリューション「OpenWrap OTT」を発表
PR TIMES / 2020年6月24日 18時40分
動画のデマンドパートナーを100%一元化しながら、テレビのようなシームレスな視聴体験を実現
米国カリフォルニア州レッドウッドシティ発(2020年6月16日)―プレミアムコンテンツクリエーター向けデジタルテクノロジー企業であるPubMaticは、純広告とプログラマティック双方のデマンドパートナーを100%一元化しながら、テレビのようにシームレスな視聴体験を維持できるヘッダー入札ソリューション「OpenWrap OTT」を発表しました。8年以上にわたりヘッダー入札技術を提供しているPubMaticが開発したPrebid ServerベースのOpenWrap OTTを導入することにより、広告ポッド(ad pod)全体のマネタイズと視聴体験を最適化でき、パブリッシャーと広告主の双方がプログラマティックの経済的な可能性を最大限に引き出すことができるようになります。
すでにKidoodle.TV(R)、Limpid、Glewed TV、Interpublic Group (IPG)、MediaMathなどのクライアントがOpenWrap OTTの利用契約を締結しています。初期のパフォーマンス評価では、タグインテグレーションに比べ、パートナーのフィルレートが6倍超も上昇しています。
「PubMaticのOpenWrap OTTから得られるインサイト、スケール、コントロール性に、非常に興奮しています。オープンマーケット、プライベートマーケットプレイス双方におけるOTTインベントリーへの優先アクセス、新しい広告ポッドのコントロール、高度にスケーリングされた取引の柔軟性などこれらの機能は短期的に、OTTに対するバイヤーの関心を高める助けになるでしょう」と、Interpublic Groupのメディアマーケティング技術部門Kinessoのバイスプレジデントとしてマーケットプレイスソリューションを担当するJean Fitzpatrick氏は述べています。
OpenWrap OTTにはコネクテッドTV(CTV)、モバイル、デスクトップ端末だけでなく、サーバーサイド広告挿入(SSAI)などの実装も完全にサポートします。SSAIはプレミアム動画パブリッシャーがよく使用する技術で、本物のテレビのような視聴体験を提供する鍵を握ります。この技術は、従来型テレビバイイングの煩雑な商流の多くを取り除き、さらには、固定化されたプログラマティックオークションすら取り除くことができるため、とりわけ新興市場であるOTT市場にとって特に価値のあるものです。
OpenWrap OTTは、 Prebidを搭載した世界初のスケーラブルなOTTヘッダー入札ソリューションであり、ウォーターフォールをフラット化してバイヤーの競争を促し収益化を促進すると同時にフリークエンシーキャップ、競合相手の除外、連続広告など、広告ポッドでよく発生する課題も解決します。
Kidoodle.TVの最高技術責任者Daniel Riddell氏は次のように述べています。
「PubMaticのOpenWrap OTT技術は視聴体験を優先しながら、クライアントの広告パフォーマンスの最大化に役立つヘッダー入札オークションダイナミクスを提供してくれます。また、PubMaticのソリューションがPrebidをベースにしていることにも興奮しています。透明性と柔軟性が高まり、インテグレーションの機会が増え、ファミリー向けの安全なストリーミング環境を維持できるためです」
OTTインベントリーの大規模なヘッダー入札は、これまで市場に存在していませんでした。最先端の技術によってOTT、CTV市場に変革を起こすOpenWrap OTTの特長は、以下となります。
OTTコンテンツの所有者や配信者はプログラマティックと純広告のデマンドを同時に考慮し、マネタイズ、ビジネスルール、視聴体験のバランスをコントロールしながら、競争の促進とフィルレートの向上を実現できます。
広告主はプライベートマーケットプレイス経由でOTTインベントリーに優先アクセスできるだけでなく広告ポッドのコントロール、競争力のある価格設定、規模に応じた取引の柔軟性などのメリットを手にすることができます。
サーバーサイドインテグレーションにより、レイテンシー、タイムアウト、広告の読み込み時間、バッファリングが低減し、広告が繰り返し表示される問題を排除できるため、消費者はテレビと同等のOTT視聴体験を楽しめます。
「パブリッシャーと広告主の最優先事項は、テレビのような素晴らしい体験を提供することです。OpenWrap OTTは視聴者を第一に考え、そのことが結果としてクライアントの事業目標達成につながる技術です。Prebidを搭載したPubMatic独自のソリューションで、急速に台頭するOTT、CTVチャンネルに次世代のプログラマティック広告をもたらします」と、PubMaticの動画担当バイスプレジデントであるJonas Olsenは述べています。
OpenWrap技術のOTT、CTVインベントリーへの拡大は、PubMaticの最新のイノベーションです。10年以上前からオムニチャネルのマネタイズを専門とするPubMaticはPrebidをいち早く導入してきました。 OpenWrap SDK を使ったディスプレイ広告、動画広告、モバイルアプリ広告のヘッダー入札技術が今、CTVとOTTに拡大されます。
PubMatic(パブマティック)について
PubMaticは、広告代理店や広告主により選択されるセルサイド・プラットフォームであることにより、パブリッシャーに優れた収益をもたらします。PubMaticのプラットフォームは、独立系アプリ開発者とパブリッシャーがデジタル広告の収益を最大化できるように支援し、広告主は広告フォーマットやデバイスを問わず、ブランドセーフティでプレミアムな環境において、ターゲットオーディエンスにリーチしエンゲージを高め、ROIを向上させます。
2006年以来、PubMaticは効率的でグローバルなインフラストラクチャーを構築し、プログラマティックのイノベーションの最先端を走り続けています。PubMaticは米カリフォルニア州レッドウッドシティに本社を置き、全世界に14カ所のオフィスと9カ所のデータセンターを構えています。
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