第8回 観月祭 日時:2017年10月21日(土)16:00~18:00 場所:國學院大學渋谷キャンパス・5号館1階ピロティ(渋谷区東4-10-28)
PR TIMES / 2017年10月4日 12時23分
平安時代から受け継ぐ伝統文化を未来に継承! 約70人の選抜された学生が、“舞”や“雅楽”をお披露目
國學院大學(渋谷キャンパス:東京都渋谷区東4-10-28)は、10月21日(土)に、日本古来の舞や雅楽とともに秋の月を愛でる「観月祭」を、渋谷キャンパス・5号館ピロティにて行います。
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観光立国を目指す日本では伝統文化の継承が重要な課題です。「観月祭」は、平安時代から続く「観月」の文化と、日本人が育んできた四季を愛でる“心”を受け継ぎ、学生が主体となって発信していくことを目的としております。まさに伝統文化の活性化を実現するものです。「古式ゆかしい観月祭を行ってみたい」という神道文化学部生の中で根強く受け継がれてきた願望を受けて2010年から開始し、今年で8回目の開催となります。
活動も準備段階から学生が主体です。100人以上の神道文化学部生が教授陣の指導のもと、装飾の着装から会場の設営、舞台セッティング、火起こしなど、様々な役割を担います。そうして作り上げた舞台で、選抜された約70人が、5ヶ月間稽古した舞や雅楽を披露します。昨年は、約800人が観覧。季節ならではの催しとして、毎年好評を頂いています。
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当日は、学内に7m×7mの大きな舞台が登場。祭壇に、里芋や栗などの秋の作物を供える「献供(けんく)」の後、日本古来の楽器である三管(笙、篳篥、竜笛)と三鼓(鞨鼓、太鼓、鉦鼓)演奏する「管弦」を披露。その後、「浦安の舞」「朝日舞」の二つの祭祀舞と、「振鉾」「迦陵頻」「抜頭」の三つの「舞楽」が奉納されます。
<第7回 観月祭 開催概要>
日時:
2017年10月21日(土)16:00~18:00
場所:
國學院大學渋谷キャンパス・5号館ピロティ(渋谷区東4-10-28)
観覧:
無料 ※申込不要/観覧スペースには限りがございます
主催:
國學院大學神道文化学部
<当日の流れ>※開始時間は目安です。/スケジュール及び実施内容は、変更となる場合がございます。
献供(けんく) /16:00頃~
すすき・小菊が生けられた祭壇に、お神酒、月見だんご、里芋・栗といった秋の作物が供えられます。
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管絃 /16:10頃~
1.「双調音取(そうじょうのねとり)」
2.「武徳楽(ぶとくらく)」
3.「陵王(りょうおう)」
総勢60人の学生が楽人(演奏者)となり、日本古来の楽器である三管(笙、篳篥、竜笛)と三鼓(鞨鼓、太鼓、鉦鼓)を演奏します。
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祭祀舞 /16:30頃~
1.朝日舞(あさひまい)
2.浦安の舞(うらやすのまい)
「浦安の舞」は、前半は手に檜扇、後半は鈴を持って舞う女性の舞で、世界の平和を祈る思いが込められています。「朝日舞」は、衣冠を身に纏い、榊を持って厳かに舞います。
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舞楽 /17:00頃~
1. 「振鉾(えんぶ)」
2. 左舞 「迦陵頻(かりょうびん)」
3. 右舞 「抜頭(ばとう)」
舞台を清めるために舞う「振鉾」の後、左舞では、手に持った銅拍子を打ちながら舞う「迦陵頻」(唐楽)が、右では鼻が高く長い髪が前にたれた独特の面をつけて舞う一人舞「抜頭」(唐楽)が舞われます。
<指導教授:神道文化学部教授 茂木貞純 コメント「開催経緯について」>
本来、十五夜や十三夜の際に月に畑作物の収穫をお供えして感謝する行為は、一般家庭の素朴な年中行事でした。貴族階級では月を見ながら雅楽も行われていました。現代では、そうした月を愛でるという日本人が繰り返し重ねてきた行為がどんどん失われています。そこで、日本人として、日本文化を再認識するために企画実施されました。今回で8回目となりますが、海外に誇れる日本文化を若い力で守っていく取組みとして定着していければと考えています。
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<國學院大學 神道文化学部について>
神道文化学部は、大学創立120周年を機に、文学部神道学科を改組拡充して開設した学部です。神道を中心としつつも、国内外の宗教・文化をも広く学ぶことができる他、日本文化を「体得」する体験型の祭事・演習(任意参加)を多数設けている点が特徴です。10月中旬に行われる「観月祭」の他、1月には、奈良・平安時代の貴顕社会において行われた成人を祝う儀式「成人加冠式」を実施。その他、「和歌講座」「書道講座」「マナー講座」「衣紋講座」など、日本文化にかかわる教養を身に付ける講座も充実しています。
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