メガネのいらない世界をつくる「クボタメガネ」商用化にむけ、デザイナー決定のお知らせ
PR TIMES / 2020年7月20日 18時40分
窪田製薬ホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、以下「当社」)は、当社100%子会社のクボタビジョン・インク (本社:米国ワシントン州、以下「クボタビジョン」)が開発する当社独自のアクティブスティミュレーション技術を用いたウェアラブル近視デバイス「クボタメガネ」の商用化に向け、イタリアのブティックメーカーを経営するMassimo Pinazza氏とClaudio Dalla Longa氏をデザイナーに決定したことをお知らせいたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/35167/12/resize/d35167-12-216321-2.png ]
「クボタメガネ」は、当社が2020年初旬に実施した卓上デバイスによる臨床試験の結果、対照眼と比較し眼軸長の短縮を確認し、開発を推進しております。通常、眼軸長は、年齢と共に伸びる、もしくは成長が止まるものであり、人工的な光により眼軸長が対照眼と比較して短くなるということは、世界でも前例がありません。現在は、ウェアラブルデバイスを用いた概念実証(PCO)試験を行なっており、2020年内にプロトタイプを完成させることを目標として開発を進めております。
Massimo Pinazza氏とその家族は、アイウェア業界で世界的に有名なイタリアのベルーノ地区で、二世代に渡りデザイン・設計会社を経営しています。Massimo Pinassa氏はメガネフレームやサングラスのデザインに留まらず、電子化可能なアイウェアデバイス(スマートグラス)を開発するプロジェクトにも携わっており、特にコンポーネントの設計と開発に携わってきた経験があります。また、Claudio Dalla Longa氏は、イタリアのブティックメーカーであるVista社の創設者であり、クリエイティブ・ディレクターでもあります。これまでに、数多くのアイウェアデザインを手掛けており、国際的に活躍しています(Claudio氏とVista社についての詳しい情報はこちらをご覧ください。 http://www.vistaeyewear.it/en/#design)。
■代表執行役会長、社長兼最高経営責任者の窪田良博士コメント
「彼らのデザインは、様々なチャネルを通して、世界中で販売されています。『クボタメガネ』が、我々が開発する高性能なテクノロジーと彼らの洗練されたデザインにより、世界で愛されるデバイスになるよう期待しています。」
■Massimo Pinazza氏コメント
「クボタの優秀なチームと協力して、人々の視力を向上させる新製品を作るという、エキサイティングでやりがいのあるプロジェクトに参加できることは、名誉であり特権でもあります。機能的で、品質が良く、コストパフォーマンスの高いフレームを作るために、私たちのデザインと商品開発のスキルを生かせることを嬉しく思います。」
[画像2: https://prtimes.jp/i/35167/12/resize/d35167-12-326571-1.jpg ]
クボタメガネテクノロジーとは
アクティブスティミュレーションという、網膜に人工的な光刺激を与えて近視の進行抑制、治療を目指す当社独自の技術です。近視により後方に伸展した網膜の周辺部に、当社独自の映像を投影することで、対象眼と比較して、眼軸長の短縮が確認されました。これは、すでにFDA(米国食品医薬品局)にも認められた製品の理論的根拠である「myopic defocus」という網膜の周辺部をぼかすことにより、近視が抑制されるという現象を応用しており、さら に従来製品が受動的な刺激を用いていたのに対して、当社では、ナノテクノロジーを駆使して能動的に特殊な映像を投影することにより、より短い時間で、より自然な見え方を維持して、高い効果を実現するべく開発を進めてお ります。なお、詳細なデータに関しましては、論文にて発表予定です。
窪田製薬ホールディングス株式会社について
当社は、世界中で眼疾患に悩む皆さまの視力維持と回復に貢献することを目的に、イノベーションをさまざまな医薬品・医療機器の開発及び実用化に繋げる眼科医療ソリューション・カンパニーです。当社100%子会社のクボタビジョン・インク(米国)が研究開発の拠点となり、革新的な治療薬・医療技術の探索及び開発に取り組んでいます。当社独自の視覚サイクルモジュレーション技術に基づく「エミクススタト塩酸塩」においては、糖尿病網膜症およびスターガルト病への適応を目指し研究を進めております。また、網膜色素変性における視機能再生を目指す遺伝子療法の開発や、在宅・遠隔医療分野(モバイルヘルス)における医療モニタリングデバイス(PBOS)、ウェアラブル近視デバイスの研究開発も手掛けております。
(ホームページアドレス:http://www.kubotaholdings.co.jp)
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