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〈農学部に関するイメージ調査 第1弾〉農学部のイメージを関東・関西で徹底比較!関西女子64%が農学部の「本当のコト」を知らない?

PR TIMES / 2019年9月5日 5時40分

~「時代遅れ」ではない、農学部の新しい学びとは~

2020年4月に農学部を新設予定の摂南大学(大阪府寝屋川市、学長:八木紀一郎、以下本学)は、首都圏と関西圏に住む10~60代の男女600人に「農学部に関するイメージ調査」を実施しました。



 農学部人気の高まりにより、全国的に農学系学部の新設が目立っています。2012年から2019年までで7大学で農学系の学部が新設されており、今後も新設が続いていくことが予想されます。

 農学部が人気となった背景には、農学部の学び自体が変化してきたことが関係しており、近年の農学部では、農業や畜産といった食料生産分野から、環境、食品、生物・バイオなど幅広い領域を学ぶことができるほか、AI、IoT、ICTといった最先端技術とも関連する学問となってきています。

 今回の調査の結果、農学部に対する理解について、世間が持つ農学部イメージと農学部出身者が持つイメージ(実態)には大きなズレがあることが明らかになりました。また、首都圏と関西で農学部に対する理解度などについて地域差があることがわかりました。他にも、農学部は他学部に比べ、高い就職率を誇っており、それも人気の一つとなっています。


[表1: https://prtimes.jp/data/corp/40230/table/12_1.jpg ]


※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、必ず【摂南大学農学部調べ】とご明記ください。

【アンケート概要】
・調査主体 :摂南大学 農学部(第三者機関調べ)
・調査期間 :2019年7月23日 (火) ~7月25日 (木)
・調査対象者:首都圏(東京、埼玉、神奈川、千葉)、関西圏(大阪、京都、奈良、兵庫)の10~60代の男女
      (性年代均等割付400s、農学部出身者200s)
・調査方法 :ウェブでのアンケートを実施し、回答を分析
・有効回答数:600人

1. 関西女性の64%が農学部の新しい学びを知らなかった
 全体でも52.8%が「知らない」と回答

Q1.あなたは、近年では以下のようなことも学べる農学部があることをご存じでしたか。
学べることを知っていたものを全てお選びください。?(n=400)

[画像1: https://prtimes.jp/i/40230/12/resize/d40230-12-964889-14.png ]



 近年、新設ラッシュが続く農学部では、農作物生産に関する学びに加え、幅広い知識を得る学問となっています。一方で、一般人400名(農学部以外の学科を卒業した方)に対し、現在の農学部の学びに対する認知度について調査したところ、 「どれも知らない」 と回答した人が52.8%と半数を超える結果となりました。特に関西女性の64%が「どれも知らない」と回答しており、全体平均から約12%も高くなっています。それとは逆に、最も農学部について理解していたのは、関東男性で、全項目に対して平均以上の理解があり、中でも「最先端技術(AI,ICTなど)の活用」の学びに対する認知度が高く、36%に上りました(図1) 。

Q2.農学部に入学した理由として、当てはまるものをすべてお選びください。(n=200)


[画像2: https://prtimes.jp/i/40230/12/resize/d40230-12-597254-1.png ]

 農学部出身者の入学理由に関する設問では、「農業にかかわらず、幅広い分野を学ぶため」 と回答した人が34%と最多でした。特に関西女性の割合が高く、全体平均より13%も高い結果となりました。また関西女性は「動物や植物が好きなため」への回答も、他と比較して非常に高く、42.1%が回答しています。それに対して関東女性では、「食について学ぶため(34.1%)」に回答した人が一番多い結果となりました(図2)。

2020年4月に設置認可申請中の摂南大学農学部 八木紀一郎学長のコメント
 一般的に「農学=農業のみの学び」という考え方がまだまだ多いと感じています。関西が関東より認知度が低い要因として関東に比べ農学系統の学部学科が少ないことも原因の一つと考えています。Q2に関しては農学部の最大の魅力は学びの幅広さです。農学部は生産から生物・生命科学、経済・経営、食品栄養、そしてスマート農業を支えるAI、IoT、ICTといった最先端の技術の応用方法まで網羅する学問ですので、その点を魅力と感じる方は多いと思います。就職先としては食品・飲料メーカーを目指す方も多く、食の原理を細胞レベルで研究できる農学部は目標の最短ルートになり得ます。当然ながら農学部は動物や植物に関する研究が多く、それらに対する興味や探求したいという欲求をベースに、仮説を立て研究する事が必要なため、動物や植物に興味がある人は大きなアドバンテージになると思います。


2. 農学部に入学した関西女性の就職先で1番人気は「農業・水産業」!
 関東女性は飲食メーカーなどの製造業に加え、「病院・医療業」も視野に

Q3.農学部(大学院含む)を卒業した後の就職先として、希望していた業種はなんですか? (n=200)


[画像3: https://prtimes.jp/i/40230/12/resize/d40230-12-591133-2.png ]

 農学部出身者が在学中に希望していた就職先について調査したところ、一番多かったのは「製造業(食料品・飲料品・日雑品のメーカー)」で21.0%でした。関西女性の最多回答は「農業・水産業(31.6%)」、関西男性の最多回答は「官庁・自治体(19.4%)」となりました。一方、関東では「製造業(食料品・飲料品・日雑品のメーカー)」を希望する人が最多となっていますが、関東女子は「病院・医療業(9.8%)」も視野に入れていることが分かります。

Q4.あなたの農学部(大学院含む)を卒業した後の就職先として、 当てはまるものをお選びください。(n=200)

[画像4: https://prtimes.jp/i/40230/12/resize/d40230-12-747506-3.png ]

 農学部を卒業後の就職先についても調査したところ、一番多かったのは「製造業(食料品・飲料品・日雑品のメーカー)」で18.0%でした。次いで「農業・水産業」が13.0%となっており、上位2つは希望の職種と同じ順位となっています。その他も入学時に希望していた就職先とあまり変化はなく、希望に近い就職ができていることを示唆する結果となっています(図4)。

2020年4月に設置認可申請中の摂南大学農学部 八木 紀一郎学長のコメント
 農学部卒業生が希望した就職先に概ね就けていることや食料・飲料メーカーをはじめとし、農業・水産業を希望し活躍されていることは大変嬉しいことです。日本の食料生産力や自給率の向上をはじめ、食市場全体の活性化に貢献する人材を排出することは本学農学部の目標でもあります。また非常に幅広い就職先から見ても、農学部があらゆる業界に応用可能な学問であることを示しています。バイオテクノロジーひとつを例にとっても食だけでなく化粧品や日用品、燃料を人に環境にやさしいアプローチで製造することが可能です。また就職先の幅広さが近年さらに広がっている背景に、企業の農業事業への新規参入も挙げられます。そういった企業の農業事業において活躍する人材も今後、増えていくと考えます。


3. 農学部のイメージが正しく浸透していない!?
 関東・関西ともに世間の農学部イメージと実態に「ズレがある」と回答

Q5.世間が持つ「農学部」に対するイメージは、実態とズレがあると感じますか?(n=200)

[画像5: https://prtimes.jp/i/40230/12/resize/d40230-12-645612-4.png ]



 農学部出身者に対して、世間が持つ農学部に対するイメージと実態とのズレについて調査したところ、73%が「ズレがある」と回答しました(図5)。

 これは農学部のイメージが“正しく”世間に浸透していないことを示唆しており、農学部出身者と世間にズレが生じていると考えられます。

Q6.農学部に対するイメージにおいて、実態とズレがあると感じるものはどれですか。
あてはまるものをすべてお選びください。 (n=200)


[画像6: https://prtimes.jp/i/40230/12/resize/d40230-12-897559-10.png ]

 またどういったイメージにズレを感じるかという質問に対しては、「時代遅れ」が一番多く、66.0%でした(図6)。特に、関東女性は実に8割以上が「農学部は時代遅れではない」と考えていることが分かりました(図7)。以下「将来に役立つ力を養えない」「就職に困りそう」「野外での授業が多く大変そう」の項目でも、実態とズレていると回答した人が多く、実際は「将来役立つ力が養える」、「就職に困らない」ことを示唆しています。

 「あまり稼げなそう」の項目では、関西女性の68.4%は「実態とズレている」と回答しており、卒業後の給与に満足していることがうかがえました。(図8)。

2020年4月に設置認可申請中の摂南大学農学部 八木 紀一郎学長のコメント
 農学部の学びは生産に留まらず、生命科学やゲノムの研究、そこから得た植物のデータ解析や、農業経済・経営、マーケティングにわたり実学として広く応用可能な学問です。AIやIoT、ICTなどを使った持続可能な生産技術の開発への取り組みなど最先端技術の活用を学ぶ事はこれからの農学に必須なため、「時代遅れ」とは真逆で、最先端の知識の修得と研究に取り組める学問といえるのではないでしょうか。就職先の幅の多さからみても、農学の学びはあらゆる分野や業界の研究に応用可能であり、将来の選択肢を広げられる力を養えると考えます。
 2020年4月に開設予定の本学農学部(設置認可申請中)でも「農業生産学科」「応用生物科学科」「食品栄養学科(管理栄養士養成課程)〈予定〉」「食農ビジネス学科(文系学科)」の4学科構成でこれまで述べた全ての学びを実践していきます。学科間で連携し食と農に関わる一連のプロセスを体系的に学びます。また本学理工学部や同一法人である大阪工業大学の情報科学部やロボティクス&デザイン工学部と連携し先端技術を活用した先端農業分野の研究に取り組みます。同キャンパスにある薬学部・看護学部とも連携し、食・栄養・医療・健康に関する合同授業や共同研究を展開していきます。食農ビジネス学科はグローバルな視点から、農産物や食品の経済・経営・マーケティングなどを学ぶ唯一の文系学科であり、経済・経営に興味のある方にぜひ受験して頂きたいと考えています。


◆八木 紀一郎学長 プロフィール

[画像7: https://prtimes.jp/i/40230/12/resize/d40230-12-770315-11.jpg ]


略歴:1971年 東京大学文学部社会学科卒業(文学士)
   1972年 文部省学生交流制度によりドイツ留学
   1975年 名古屋大学大学院経済学研究科修士課程修了(経済学修士)
   1978年 名古屋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学
   1984年 京都大学経済学部助教授就任
   1989年 経済学博士(京都大学)
   2009年 京都大学大学院経済学研究科長就任
   2010年 摂南大学経済学部教授、経済学部長就任2015年 摂南大学学長就任


◆摂南大学 農学部
 2020年4月、枚方キャンパスに設置認可申請中の摂南大学は、大阪府内では唯一の農学部となります。農業生産学科、応用生物科学科、食品栄養学科(管理栄養士養成課程)、食農ビジネス学科の4学科で構成し、入学定員は340人を予定しています。
 同校では、企業の農業参入、ロボット技術・ICT(情報通信技術)・AI(人工知能)を活用した新たな農業への試みがなされるなどイノベーションの兆しがみられる食料・農業を取り巻く環境が大きく変化する中、時代のニーズに応えるべく、グローバルな視点で食と農に関する知識・技能を持ち、課題解決に取り組める人材育成を目指します。
※学科名・入学定員・資格課程は、予定であり変更になる場合があります


[表2: https://prtimes.jp/data/corp/40230/table/12_2.jpg ]


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