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Heartseedがアイ・ピースのiPS細胞を用い、高純度心筋の安定した作製に成功:自家iPS細胞による心筋再生医療の推進へ大きく前進

PR TIMES / 2023年11月1日 10時15分

Heartseed株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:福田恵一、以下Heartseed)は、個人向けiPS細胞バンキング企業であるアイ・ピース(I Peace)株式会社と共同で、I Peaceが作製した複数のドナー由来のiPS細胞株に対して、Heartseed独自の心筋分化・純化精製方法を用いて分化誘導した結果、そのすべてのiPS細胞株から高純度の心筋細胞を安定して作製することに成功しました。
この度の成功により、患者さんご自身の細胞から製造したiPS細胞を用いる自家心筋再生医療の実現に向けて大きく前進しました。



【iPS細胞由来の高純度心筋を安定して作製することの意義】
自家iPS細胞を活用した医療の大きな利点は、細胞移植を行った際に免疫反応が起こらず免疫抑制剤が不要である、という点にあります。しかし、iPS細胞の目的細胞への分化にはバラツキがあり、各ドナー由来のiPS細胞から心筋細胞を効率よく作製するためには、iPS細胞ごとに心筋作製方法を最適化する必要があります。これが自家iPS細胞を用いた医療の実現へのハードルとなっていました。

【検討の背景】
アイ・ピースでは、個人向けiPS細胞バンキングサービス(マイピース)の実現に向け、複数のドナーからiPS細胞を同時並行で作製する技術を確立し、多数の医療用グレードiPS細胞を安価かつ安定的に製造しています。
Heartseedは、他家iPS細胞から作製した高純度の心筋細胞を微小組織(心筋球)にしたHS-001(開胸投与)およびHS-005(カテーテル投与)の開発に取り組んでおり、心筋細胞の性質と、効率的な心筋細胞の分化誘導方法に関する知見を蓄積しています。
このような中、Heartseedは、アイ・ピースが作製した複数のドナー由来のiPS細胞株を使用して、Heartseed独自の心筋細胞の分化・純化方法による高純度心筋の作製を検討してきました。

【検討結果】
実際に、通常の心筋分化方法を用いてiPS細胞から心筋細胞へ分化した場合、分化効率が低いiPS細胞のラインが多く存在しました(図1)。一方で、Heartseed独自の心筋分化方法を適用することで、4人の異なるドナーを含む8つのiPS細胞ラインの全てにおいて、高い分化効率で心筋細胞を作製することに成功しました(図2)。
さらに、得られた心筋細胞にHeartseed独自の純化方法「メタボリックセレクション*」を適用することにより、8つのライン全てを医療応用に適した99%近い純度にまで高めることに成功しました。

[画像: https://prtimes.jp/i/46965/12/resize/d46965-12-6119b29dd9239e9511f3-0.png ]

*メタボリックセレクション: 細胞のタイプごとのエネルギー代謝の違いに着目し、目的外の細胞の生存に必須な成分を培養液から除くなどの工夫をすることで目的外の細胞が死滅し、目的の細胞のみを得る方法。

この結果によって、自家心筋再生医療の展望が大きく広がることとなります。Heartseedはアイ・ピースとの協力をさらに推し進め、患者さん自身のiPS細胞を利用した心筋再生医療の一日も早い実現を目指してまいります。

アイ・ピース株式会社について
iPS細胞ならびにiPS細胞由来細胞療法に特化するGMP細胞開発製造受託企業アイ・ピース(https://www.ipeace.com )は、cGMP iPS細胞の販売、及び医療用細胞の製造受託サービスをグローバルに展開しています。京都大学山中伸弥教授の研究室出身で、世界で初めてヒトiPS細胞の樹立成功を報告した論文の第二著者でもある田邊剛士が2015年に設立しました。iPS細胞の開発当初から研究に従事してきた田邊は、アイ・ピースを通じiPS細胞を全ての人々の手に届くものとすることを目指し、日々革新的な技術開発に取り組んでいます。アイ・ピース独自の技術により、コンタミネーションの懸念なく複数のドナー由来のiPS細胞を並行して製造することができ、多数のiPS細胞を適切な価格で提供することが可能となりました。PMDA・FDA基準に沿った高品質細胞製品として弊社のiPS細胞その他細胞製品を製薬会社・細胞医療開発会社に利用していただくことを通じ創薬・細胞医療開発を支援し、また、世界中の一人一人が自分自身のiPS細胞を持つことにより将来に備えることができるように個人向けのiPS細胞製造を進めています。細胞医療が一日も早く患者さんの手が届くものとなるよう、製薬会社・細胞医療開発会社を支援するとともに、個人向けiPS細胞バンキングサービスの確立により再生細胞医療の一日も早い普及を目指しています。

Heartseed 株式会社について
Heartseedは心筋再生医療の実現化を目指して、2015年に設立されたバイオベンチャーです。iPS細胞から高純度の心室型心筋細胞を作製する技術、移植技術やiPS細胞の作製方法など、心筋再生医療の普及に必要な多数の独自技術を有しています。2021年6月にデンマークに本社を有する大手製薬企業Novo Nordisk社とHS-001の開発・製造・販売に関するライセンス契約締結を発表しております。これまでに 「Japan Venture Awards 2021」 において「科学技術政策担当大臣賞」を、「大学発ベンチャー表彰2021」において「文部科学大臣賞」を、Asia-Pacific Cell & Gene Therapy Excellence Awards (ACGTEA) 2022においてMost Promising Pipelines Awardを、特許庁主催「第4回IP BASE AWARD」のスタートアップ部門においてグランプリを受賞しています。より詳細な情報はウェブサイト ( https://heartseed.jp/ ) 、Linkedin ( https://www.linkedin.com/company/heartseed-inc/ ) 、YouTube ( https://www.youtube.com/channel/UCZ88HHvk5Ogk8_rKALxKf9g ) をご覧ください。

PDF版のプレスリリースは以下URLからダウンロードいただけます。
https://prtimes.jp/a/?f=d46965-12-d34a81791d08c827f4027584c540d0f3.pdf

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