大雨による浸水をいち早く検知し、LINEでお知らせする安価なセルラー通信式浸水センサ(KAMEKER3)を石川県小松市で試験運用開始。
PR TIMES / 2022年7月15日 18時15分
水害発生時の迅速な初動対応に寄与
亀岡電子株式会社(本社:京都府亀岡市、以下亀岡電子)は、任意の場所に設置したセンサが浸水を検知すると、LINEでお知らせするとともに、地図上で浸水地点を見える化する安価なセルラー通信式浸水検知センサ(KAMEKER3)を2021年3月から販売開始し、既に複数の自治体で正式導入されている。一般的な危機管理型水位計の約10分の1以下という圧倒的な低価格であることに加え、内水氾濫による浸水検知に特化し、LINE通知を行うセンサは他に無く、国内オンリーワン商品となっている。
石川県小松市は、2022年7月から「道路冠水の可能性があるアンダーパス」「排水ポンプ施設」「住宅地内の重点監視水路」など3カ所にセルラー通信式浸水検知センサ(KAMEKER3)を設置し、水害発生時に職員の初動対応を迅速に行うための試験運用を開始した。
(HP:https://www.kameker-sensing.jp/)
[画像1: https://prtimes.jp/i/60321/12/resize/d60321-12-639de61d3745102241c5-0.png ]
■展開背景
近年、日本全国で水害が多発しているなか、各自治体では危機管理型水位計等の機器設置が進められています。しかしながら、これらの機器は設置工事費を含めると1基数百万円になるものが多く、主要な河川等の限られた場所にのみ設置されているのが現状です。
亀岡電子が京都府福知山市で実施した市民へのヒアリング調査によると、「大きな河川の水位や、離れた場所の防災カメラ映像を見ても自分事にならず直接避難に繋がらない」「行政から河川水位情報や防災カメラ映像が提供されているが、ホームページを開いてわざわざ見る人は少ない」「もっと身近な場所の浸水情報を直接知らせてくれるようなセンサがあれば欲しい」という声が聞かれました。セルラー通信式浸水検知センサ(KAMEKER3)はそのような市民のニーズに応える形で、河川ではなく「冠水しやすい道路」や「住宅近くの水路」など、住民にとってより身近な場所の浸水を知らせるための「シンプルで安価なツール」として開発されました。
■セルラー通信式浸水検知センサ(KAMEKER3)の特徴
KAMEKER3は、河川の水位を測るセンサではなく、内水氾濫時に早期に浸水する道路脇や、住宅近くの水路脇に設置することで、住民の避難に直結する「より身近な浸水情報」を提供するための商品です。
1.シンプルな機能
・浸水を検知したいポイントにセンサを固定するだけ。システムに関する知識や電気的な専門知識は不要。
2.圧倒的低価格
・他の防災用センサの10分の1程度のコストで導入可。
・ランニングコスト不要で5年間使用できる。
3.土木工事が不要
・乾電池式、セルラー通信式なので、電源引込工事、ネットワーク配線工事が不要。
4.LINEでアラート通知
・専用アプリではなく、広く普及しているLINEを活用。
5.浸水情報を地図上で見える化
・浸水している場所が地図上で赤く表示される。
6.市販の乾電池で2年以上稼働
・市販の単三電池3本、単四電池2本で2年以上稼働します。※停電の影響なし。
■小松市における用途
1.アンダーパスの浸水状況を確認するために設置。
2.雨水が滞留しやすい小規模河川に設置されている排水ポンプの正常稼働を確認するために設置。
3.住宅地内の重点監視水路の危険水位を確認するために設置。
小松市では、浸水を警戒する各地点に防災カメラを設置しているが、大雨時に複数のカメラを監視し続けることは運用上難しいという課題があった。今回、既に防災カメラが設置されている浸水警戒地点のうち3カ所にセルラー通信式浸水検知センサ(KAMEKER3)を設置した。設置したセンサから発信する浸水を知らせるLINE通知と同時に防災カメラ映像も確認できるようになるため、有事の初動対応がより迅速に行えることが期待されている。今期については、試験運用として市役所職員にのみ通知する方法で運用される。
(センサ設置写真)
[画像2: https://prtimes.jp/i/60321/12/resize/d60321-12-bb11a69541238d166f82-4.png ]
(LINE通知と見える化のイメージ)
[画像3: https://prtimes.jp/i/60321/12/resize/d60321-12-9ca99da2ce00181d8a0c-2.png ]
■KAMEKER SENSING ブランドについて
【ブランドミッション】
「水を知る 水を知らせる」
「センサ技術で安心安全な社会づくりに貢献する」
【ブランドステートメント】
弊社は過去30年間、大手センサメーカーの協力工場として主に工場向けのFAセンサを製造してきましたが、工場以外でも安心安全な社会づくりに貢献できる商品を提供したいとの思いで、静電容量による検出技術のノウハウを活かした、「水を知る 水を知らせる」商品の開発に取り組んでいきます。
自社のセンシング技術とIOTを組み合わせた新たな商品で、社会課題を解決し、世の中に必要とされる企業であり続けることを目指します。
[画像4: https://prtimes.jp/i/60321/12/resize/d60321-12-74bda577d2f51c6db532-3.png ]
■お問い合わせ
亀岡電子株式会社 営業部 片川 嘉隆(かたがわ よしたか)
e-mail:katagawa@kameokadenshi.co.jp
ブランドHP:https://www.kameker-sensing.jp/
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