卓球ラケット用素材「スーパーアリレートカーボン」新登場

PR TIMES / 2022年1月21日 11時15分

卓球用品メーカーのバタフライが開発。第1号ラケットを3月1日発売

「バタフライ」ブランドで卓球用品を製造・販売する株式会社タマス（本社：東京都杉並区、代表取締役社長：大澤卓子）は、卓球ラケット用の特殊素材「スーパーアリレートカーボン」を開発いたしました。2022年3月1日に、「スーパーアリレートカーボン」を搭載した第1号モデルとなるラケット『ビスカリア SUPER ALC』を発売いたします。

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卓球用ラケットの素材は、本体の厚さの少なくとも85%は天然の木ですが、ルールの範囲内において、繊維素材によって補強することができます。株式会社タマスは、卓球用ラケットに使用する繊維で強化した特殊素材の開発にも力を入れ、1978年にTAMCA5000（カーボン）、1991年にアリレート（高強力ポリアリレート繊維）、1993年にアリレートカーボン（カーボンとアリレートを交織した素材）、2004年にTAMCA・ULC（縦方向のみにカーボンを使った素材）、2007年にZLファイバー（高強度PBO繊維）、ZLカーボン（カーボンとZLファイバーを交織した素材）、2013年にスーパーZLカーボン（カーボンとZLファイバーを高密度に織った素材）、2018年にCAファイバー（木材由来の繊維）、2020年にセルロースナノファイバー（植物由来の極細繊維。これを搭載したラケットは株式会社タマスと大王製紙株式会社が共同で特許を取得）と、特殊素材を取り入れたラケットを製品化してまいりました。
その中で、アリレートカーボンを使用したラケットは、1993年発売の『ビスカリア』を皮切りに30年近くにわたって多くの選手に愛用され、国内外の卓球大会で多くのタイトルを獲得してまいりました。そして、弊社はこのたび、従来のアリレートカーボンよりも多くの繊維量を編み込むことで、より高い弾みを獲得した特殊素材「スーパーアリレートカーボン」を開発いたしました。この「スーパーアリレートカーボン」は、アリレートカーボンの特徴であるしなやかさを維持しながら、より高い弾みをもたらす素材です。

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かねてより、トップ選手から弊社には「アリレートカーボン搭載ラケットの打球感はそのままに、より威力が出るものを」という要望が寄せられておりました。これに応えるために、アリレートカーボンを進化させるという構想のもと、研究を進めてまいりました。
「打球感はそのままに、より威力が出る」ラケットを実現するためには、ラケットの振動特性を高くすることなく、反発特性のみを高くする必要がありました。一般的に、反発特性を高くすると振動特性も高くなるため、この課題をクリアすることは容易ではありません。目標とするラケットの性能を導き出す特殊素材を開発するために、弊社研究開発部はこれまでに蓄積された知見を最大限に生かし、編み込む繊維の量や製造方法の研究を重ね、トップ選手たちにたびたび協力を仰ぎ、特殊素材「スーパーアリレートカーボン」の完成に到りました。
2022年3月1日には、「スーパーアリレートカーボン」を初めて搭載したラケット『ビスカリア SUPER ALC』を発売いたします。試打した選手からは「打球感はビスカリアと変わらないが、より威力のある打球が可能」という感想をいただき、寄せられた要望に応えるラケットに仕上がりました。

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【ビスカリア SUPER ALCについて】
https://www.butterfly.co.jp/publicity/superalc/
【株式会社タマスについて】
株式会社タマス（本社：東京都杉並区、代表取締役社長：大澤卓子）は「バタフライ」ブランドで卓球用品を製造・販売する企業です。ブランド名のバタフライには「選手を花にたとえるならば、私たちはその花に仕える蝶でありたい」という思いをこめており、株式会社タマスはこの思いのもと、卓球用品の開発を行っております。
https://www.butterfly.co.jp

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