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グランドグリーンは、総額6.5億円の資金調達(シリーズC)を実施しました。

PR TIMES / 2024年6月21日 17時15分

アグリバイオベンチャーであるグランドグリーン株式会社(本社:愛知県名古屋市 代表取締役 丹羽優喜 以下、グランドグリーン)は、このたび京都大学イノベーションキャピタル株式会社をはじめ、8社を引受先とした第三者割当増資及び、株式会社りそな銀行からのベンチャーデットにより、合わせて約6.5億円の資金調達を実施いたしました。今回の調達により、グランドグリーンの累計資金調達額は約16億円となりました。



今回の資金調達により、組織体制の強化に加え、研究開発機能を増強することで、より多くのパートナーとより多くの新品種開発を並行して実施することが可能になります。ゲノム編集技術を中心とした最先端技術を活用することで、種苗からの新たな価値創造を加速してまいります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/90699/12/resize/d90699-12-5d4426a5c621b0d33d00-2.jpg ]


■今回の引受先 ※敬称略
京都大学イノベーションキャピタル株式会社(本社:京都府京都市 代表取締役 楠美 公)

三菱UFJキャピタル株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長 小島 拓朗)

栖峰投資ワークス株式会社(本社:京都府京都市 代表取締役 関 兵馬)

SBプレイヤーズ株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長兼CEO 藤井 宏明)

みずほキャピタル株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長 半田 邦雄)

ヒューリックスタートアップ株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役 上杉 孝)

愛知キャピタル株式会社(本社:愛知県名古屋市 代表取締役 磯部 勝雅)

名古屋中小企業投資育成株式会社(本社:愛知県名古屋市 代表取締役社長 山本 亜土)




■ グランドグリーンとゲノム編集技術

[画像2: https://prtimes.jp/i/90699/12/resize/d90699-12-46c75f86795babd5c495-1.jpg ]

名古屋大学で開発を進める高糖度トマト

 グランドグリーンは次世代の農・食を創造する、研究開発型のアグリバイオスタートアップです。2017年4月に名古屋大学発ベンチャーとして創業しました。
一般的に作物の品種開発には、短くても5年~10年という膨大な時間とコストがかかると言われています。医薬などを含む様々な分野で活用が進んでいるゲノム編集技術は、品種開発にかかる期間を大幅に短縮することが期待されています。一方で、植物分野においては、ゲノム編集技術を直接活用できる作物や品種が限られることなど、グローバル共通の課題でもあります。
 グランドグリーンでは創業当初より、あらゆる作物・品種でゲノム編集技術を利用可能にするための技術標準化に取り組んでまいりました。これまでに植物のゲノム編集プラットフォーム技術(Gene App(TM)および3GE(TM))を開発し、トマトを始めとした10種類以上の作物において、実用品種へのゲノム編集技術適用の実証に成功しています。現在グランドグリーンでは、このゲノム編集プラットフォーム技術を用いた新品種の開発を、パートナー企業との連携を通して積極的に実施しています。

                 新品種共同開発実施フロー
[画像3: https://prtimes.jp/i/90699/12/resize/d90699-12-df36188a556c7a4af4f6-2.png ]

                        新品種共同開発の詳細は、HPをご覧ください。


■CRISPR-Cas9の商用ライセンスを取得
 今回の資金調達に先立ち、グランドグリーンは米Corteva Agriscience社子会社であるPioneer Hi-Bred International社と米Broad Instituteから、ゲノム編集ツールであるCRISPR-Cas9システムの作物分野での包括的な商用ライセンスを取得しました。この契約により、全世界におけるCRISPR-Cas9特許ポートフォリオへのアクセスが付与され、研究開発のみならず、CRISPR-Cas9を用いて開発した新たな作物の商用化まで、ワンストップでの提供が可能になりました。
 2024年には、グランドグリーンとしては初となるゲノム編集により作出されたトマトの市場への導入を計画しています。


■AIを使用した独自の予測プログラムでゲノム編集技術の新たな可能性を拓く
 グランドグリーンでは、独自のAI予測プログラムの開発も進めています。AI予測プログラムを用いた遺伝子の発現強度を予測するモデルを構築し、シミュレーションを高速化かつ高精度化することで、ゲノム編集による遺伝子発現の変動予測を可能としています。これにより、ゲノム編集技術を用いて、自然界でも起こり得るDNA配列の変化によって、狙った遺伝子の働きを調節することが可能になりました。このような多彩な技術を使い分けることで、作物種苗の分野におけるゲノム編集の活用範囲を広げ、独自の価値提案を行ってまいります。


■グランドグリーン株式会社 代表取締役 丹羽優喜のコメント
 この度の資金調達にご協力下さった皆さま、特に私たちグランドグリーンと共に新たな価値を生み出すべく、新たに株主になってくださった投資家の皆さまに、心から感謝申し上げます。
 当社は、先端テクノロジーで植物のポテンシャルを最大限引き出し、世界を幸せにする、というミッションを掲げています。その一環として、いかにゲノム編集技術を作物分野で当たり前に使える技術にし、人類社会に新たな価値を生み出すか、に注力してまいりました。これまで一筋縄にはいかない道のりでしたが、ようやく初期のプロダクトを提供できるところまで来ることができています。これまで携わってくださった投資家および事業パートナーの皆さま、当社メンバーに改めて感謝するとともに、引き続きこの理念に共感していただける皆さまとともに、より良い作物を、より持続可能な形で提供するべく、事業を推進してまいります。


■京都大学イノベーションキャピタル株式会社 投資部 マネジャー 篠原昌宏氏からのコメント
 世界的にも類例が極めて少ない「作物ゲノム編集のプラットフォーマー」としての将来、それを裏付ける技術力およびこれまでの実績に魅力を感じ投資させていただきました。我々人類は、気候変動等に起因する食料生産の危機に直面しています。全人類に共通の、この地球規模の課題を解決してゆくことによるグランドグリーンの成長に向け、京都iCAPは全力で応援・サポートさせて頂きます。


■三菱UFJキャピタル株式会社 名古屋投資部 副部長 長谷川 修氏からのコメント
 既存のゲノム編集技術は活用可能な作物や品種が限られるというグローバル共通の課題を、当社はアカデミアの研究成果によって、これを克服する実用的な標準化技術を開発。更にビジネスに昇華させて、スローガンである「Envision Future Plants.未来の植物を描こう。」を実現しようとする丹羽社長をはじめメンバー全員の姿に大変共感しております。
貴社の更なる事業成長をご支援させていただきたいと思います。


■ グランドグリーンとは(https://www.gragreen.com/
 次世代の農・食を創造する、研究開発型のアグリバイオスタートアップです。2017年4月に名古屋大学発ベンチャーとして創業し、2021年1月にJ-Startup CENTRALに選定されました。「Envision Future Plants. 未来の植物を描こう。」のスローガンの下、スピーディな種苗開発を実現し、激変する環境に対応した新たな農業・食を目指します。


■会社概要


[表: https://prtimes.jp/data/corp/90699/table/12_1_1569aea301a4f6d948395e565906ed96.jpg ]




















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