廃棄りんご由来のエシカルレザーで地域課題解決を目指すappcycle、ABAKAM代表取締役の松本直人氏を顧問に迎え事業拡大へ
PR TIMES / 2024年12月4日 11時30分
~青森発の環境イノベーションを全国へ。経営体制を強化し、未利用資源の事業化を加速~
青森県産の廃棄りんごをアップサイクルした国産エシカルレザー素材「RINGO-TEX(R)」を開発する東北発ベンチャー企業、appcycle株式会社(代表:藤巻 圭、本社:青森県青森市)は、事業拡大に向けた経営体制の強化のため、地方創生とスタートアップ支援の第一人者であり、元フューチャーベンチャーキャピタル株式会社代表の松本直人氏(現ABAKAM代表取締役)を2024年11月22日付で顧問に迎えました。同氏の参画により、青森県発の環境イノベーションの全国・海外展開を更に加速してまいります。
顧問就任の背景
当社代表・藤巻の出身地である青森県は、全国のりんご生産量の約60%(年間約44万t)を占める日本一のりんご産地です。一方で、りんごジュースを絞った後の残渣等の処理において、環境面・費用面での負担が大きな課題となっています。
当社は2022年の創業以来、東北大学との連携によって廃棄りんごをアップサイクルした国産エシカルレザー素材「RINGO-TEX(R)」の開発と製造、社会実装に取り組んでいます。地域発のアップサイクル技術を基盤として地域課題の解決、環境問題解決への貢献を目指しています。
松本直人氏は、2016年に36歳でフューチャーベンチャーキャピタルの代表取締役に就任し、6年半の在任中に約50本・総額240億円のファンドを組成。これまで100社以上の投資支援を手がけてきた実績を持ちます。今後、松本氏が有する投資・ファンド運営や地方創生における幅広い知見やネットワークを共有いただき、地域発の環境イノベーションの全国・海外への展開、産官学金での連携拡大、経営管理体制の高度化などに取り組んで参ります。
松本直人氏のコメントとプロフィール
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コメント
青森のりんご、岡山の桃、山梨のぶどう、愛媛のみかん、地域には日本、世界を代表する食材が多数ありますが、そのマーケットは国内の胃袋の数に依存し縮小傾向にあります。
当社は、その素晴らしい食材の残渣を衣料や雑貨などにアップサイクルする事で、衣食住の食以外のマーケットに拡大させ、地域に新たなサプライチェーンを構築し、地域の魅力を高める産業を創出できる企業です。そんな当社に顧問として関われる事を誇りに思うと同時に、当社の成長を通じて日本の地域の魅力を高めるために微力ながら尽力したいと思います。
略歴
株式会社ABAKAM代表取締役。1980年3月23日生まれ。大阪府堺市出身。2002年神戸大学経済学部を卒業後フューチャーベンチャーキャピタル(株)(以下「FVC」)入社後、2005年に責任者として政令都市として初となる自治体ファンド「神戸リレーショナルベンチャーファンド」を設立し、同時に神戸事務所を立ち上げFVC最年少事務所長に就任。2011年FVC取締役西日本投資部長経て2016年に当時上場金融会社として最年少でFVC代表取締役社長に就任。過度な株式市場依存、再現性の無さからVCのビジネスモデルが持続可能でないと悟り、VaaS(VC as a service)モデルを考案。その後2人組合を中心とするCVC、創業&事業承継ファンド、社会課題解決ファンド、テーマファンド等6年半で約50本総額240億円のファンドを設立し、IPOに依存しないビジネスモデルを確立。2022年6月の定時株主総会にてFVC社長を退任。同年7月株式会社ABAKAMを設立。これまでに投資担当者、ファンドマネージャーとして投資を行った社数は100社を超える。その他多くのビジコン審査員、上場企業やスタートアップの取締役や顧問、メンターに就任。
著書:「地域金融復興のカギ 地方創生ファンド」(東洋経済新報社)2019年3月14日発行。
appcycle株式会社 代表 藤巻 圭のコメント
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当社は、産学官金と農福を連動させ、社会課題の解決と地球環境の改善を目指す東北発のスタートアップです。現在は私の出身地である青森県を中心に事業を展開していますが、中期計画では日本全国の1次産業への貢献を目指しており、国内の課題解決と環境改善に向けた取り組みを進めています。
このたび、スタートアップ支援の最前線でリーダーシップを発揮されてきた松本氏に顧問としてご参画いただくことで、当社の事業展開を大きく加速できると確信しております。
シード期の当社が、青森から日本全国、そして世界へどのようなインパクトを創出していくか、ぜひご注目ください。先人たちの想いを大切にしながら、現代の技術力でイノベーションを起こし、次世代へと継承していく。地方だからこそできるスタートアップの新たな形を創造してまいります。
【appcycle株式会社について】
■地元のりんごが廃棄される現実に立ち向かい、地域から世界を変える
青森県は、りんご生産量が年間約44万tで、全国の生産量の約60%を占める日本一のりんご王国です(出所:青森県庁HP)。りんごを使った加工品や、りんごをテーマにした観光施設なども多く、地域で150年以上の歴史を有する産業として、重要な役割を果たしています。
しかし近年は、りんご農家の高齢化や労働力不足による栽培面積の減少に加え、りんごジュースを絞った後の残渣の処理にかかる環境面・費用面への負担が大きな課題となっています。
当社代表の藤巻は、自身の出身地である青森県のりんご産業の課題に直面し、イノベーションを通じて地域課題の解決に取り組むため、2022年にappcycle株式会社を創業。東北大学との連携よってりんごの残渣をアップサイクルしたエシカルレザー「RINGO-TEX(R)」を開発しました。
「RINGO-TEX(R)」は、地域の廃棄物を安価で購入し有効活用することで廃棄にかかる負荷を無くすとともに、りんご農家に利益を還元することで地域経済の活性化に取り組んでいます。また、地域を起点としたアップサイクルモデルを青森県から国内外に展開し、持続可能な未来の創造に挑戦していきたいと考えています。
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■廃棄りんごをアップサイクルした国産エシカルレザー素材「RINGO-TEX(R)」
「RINGO-TEX(R)」は、青森県の廃棄りんごや残渣(搾りかすなど)を原料とした環境配慮型の国産合成皮革です。原料の72%が廃棄物をアップサイクルしたもので構成されており、従来の合成皮革と比較して石油由来のポリウレタンの使用や、開発・製造、加工、廃棄など各工程でのCO2排出量が少ないことが特徴です。また、動物性のものを使用していない”ヴィーガンレザー”として、アニマルウェルフェアにも貢献する素材です。
質感は既存の合皮と変わらず、香りや色も無く加工がしやすいため、従来の合皮製品を代替する可能性がある新たな素材として、国内外の多くの企業・ブランドに導入されています。
東北大学や弘前大学など全国の大学との連携により開発、生産体制を構築しており、今後はりんご以外の1次産業の廃棄物や各地域の廃棄素材を使用した商品開発も検討して参ります。
(HP:https://appcycle.jp/)
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【会社概要】
社名 : appcycle株式会社
代表取締役 : 藤巻 圭
所在地 : 青森県青森市千刈4-2-4
設立 : 2022年5月
事業内容 : 「この国のアップサイクルを加速する」をミッションとして、青森の廃棄りんごやり
んご残渣を使用した環境配慮型のアップルレザー「RINGO-TEX(R)」の開発・製造・
販売を行っています。「RINGO-TEX(R)」を通じて、青森のりんご産業への利益の還元
と循環にも貢献していきます。
URL : https://appcycle.jp
Instagram : https://www.instagram.com/appcycle_japan/
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/103443/12/103443-12-17f1fb25e051a2e5557785d036cbbc57-932x272.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
appcycleでは、”一緒に世界を目指すメンバー”を募集しております。
ご興味・ご関心のある方は、メール(info@appcycle.jp)でご連絡下さい。
・リンゴテックス(RINGO-TEX(R))を扱っていただける代理店・小売店
・リンゴテックス(RINGO-TEX(R))を開発・強化していただける方
・青森りんごを生産したい方
・IPOを共に目指す仲間
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