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全国88自治体が参加!「医療MaaS」の先進事例紹介(第4回地域医療DXフォーラム)

PR TIMES / 2025年1月8日 9時0分



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/136007/12/136007-12-183dcb64057c66d2299cffec1fea91b3-2400x1200.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


地域医療を支援する株式会社ジェイエムインテグラル(東京都港区 代表:和泉大志)は、県や市町村などの自治体と医師を対象に「第4回地域医療DXフォーラム」(2024年11月8日)を開催しました。

近年、医師の高齢化や地域における医師不足が深刻化し、従来の医療提供体制の維持が困難な地域が増加しております。こうした状況を背景に、医療MaaSやオンライン診療などICTを活用した新しい医療提供のあり方が注目されています。本フォーラムでは、Session1にて、先進事例として医療MaaSを活用した過疎地域医療の全国の取り組みをご紹介し、Session2では、防府市におけるオンライン診療を用いた初期救急体制についてご紹介しました。

■参加自治体
日本全国から88の自治体(都道府県と市町村)にご参加いただきました。
弊社が開催する地域医療DXフォーラムではこれまでに、累計231の自治体にご参加いただいております。


■Session1概要
Session1では、遠隔医療や医療MaaSを推進する安江輝様より「医療MaaSを用いた過疎地域医療~実証から実装まで~」と題して講演を行ないました。安江様は総務省地域情報化アドバイザーも務めていらっしゃいます。


安江様から、かかりつけ医と在宅患者を専用モビリティでオンラインで結ぶ地域遠隔医療と、地域包括ケア情報共有クラウド(各現場の医療・介護従事者や地域包括支援センターの職員などの持つデバイスをクラウドでつなぎ、患者のけがや病気の状況などを即座に共有できるシステム)の必要性について、詳しく解説がありました。


オンライン診療や医療MaaSの導入により、受療機会が少ない利用者や利用者家族からは、移動移送や医療費の低減など、実感のある効果が得られる他、医療を提供する側からも、在宅医療のためにかかる移動時間の節約や、多職種連携により在宅患者数の増加につながるといった効果が期待できることや、特に医療資源の少ない離島・へき地での「DtoPwithN※」の有効性にも言及がありました。
※DtoPwithNとは、医師(D)と患者(P)をつなぐ際に、看護師(N)がサポート役として関わることで連携をスムーズにする仕組みを指します。看護師が調整役となることで、医療現場でのコミュニケーションやケアの質を高めるモデルです。


また、課題となるランニングコストについて、医療サービスを持続可能にするためには、オンライン診療のための医師や看護師の人件費、並びに医療・介護保険などの報酬についてもアドバイスがありました。


■Session2概要
Session2では、弊社地域医療支援部の春山より「山口県防府市の休日夜間急患センターにおけるオンライン診療の活用 ~地域の医師会様と連携した遠隔医療モデル~」と題して講演を行いました。


山口県防府市の人口は現在約11万人、面積は189.37平方キロメートルです。
防府市における3つの地域医療の課題として、以下が挙げられます。
- 全国平均と比較して休日患者数・夜間時間外患者数が多い
- 医師会員の高齢化および診療所数の減少
- 二次輪番病院や三次救急病院(県立医療センター)への負担が大きい

これらの課題を解決するため、休日夜間急患センターにおいてオンライン診療の活用が始まったことについて説明しました。具体的には、防府医師会員の医師による対面診療の従来の体制を維持しつつ、その強化を目的として、週2日のオンライン診療が診療日として加わりました。オンライン診療は2024年10月3日より開始され、毎週木曜日・土曜日の19:00~22:00の時間帯で実施されています。診療は、防府市医師会員の有志の先生方と、山口県にゆかりのある地域外在住の医師によって行われています。


防府市の休日夜間急患センターにおけるオンライン診療モデルの特徴として、以下の3点が挙げられます。
- 医師会の医師と、地域にゆかりのある地域外在住の医師による診療
- 地域に紐づいた診療報酬および患者情報の共有
- 紙カルテでも情報共有が可能なシステム

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/136007/12/136007-12-e290f59cb1a566ea5c1dc27ed52eaef4-1130x768.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■地域医療DXフォーラム概要
新型コロナウイルス流行の 3 年間、各自治体で様々な対策が展開されました。多忙のため、他自治体間での情報共有は困難でしたが、医療 DX 促進の側面で目に留まる数々の施策がありました。


コロナ対応が収束を迎えるこのタイミングで「アフターコロナの地域医療DX の新しい方向性を自治体間で共に考える場を作りたい」という思いで地域医療DXフォーラムは始まりました。


【株式会社ジェイエムインテグラルについて】
■所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂1-14-14 第35興和ビル5F
■設立:2021年6月
■事業内容:
・自治体向け医療関連サービスの提供
・医療・検査機器の販売
・医療ヘルスケアにおけるコンサルティング事業
・医療ヘルスケアにおける人材紹介
・クリニック経営支援
■ホームページ:
https://jmintegral.com/
■事業概要と弊社の沿革
弊社は新型コロナウイルス感染症が流行していた2021年6月に設立され、自治体向けの感染症対策事業支援などを手掛けました。


特に山口県においては、各種新型コロナウイルスに関する検査支援に加え、フォローアップセンター(コールセンター)業務、発熱患者専用のオンライン診療体制の構築、ゲノム解析を含む新型コロナ陽性患者情報共有システムの開発などを受託しました。明確な解決策がない中で自治体や地域関係者の皆様と対話しながら、山口県の医療環境に最適な対応策をご提案して参りました。


地域医療におけるDXの取り組みや人材確保が全国的に喫緊の課題となる中、医療のIT化支援や医師人材確保などを支援する「ふるさと診療」事業を展開しております。


【本件に関するお問合せ】
株式会社ジェイエムインテグラル
地域医療支援部:猪狩博子
お問い合わせ:https://jmintegral.com/contact
Tel: 03-4500-7155

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