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ARを使った検査・点検アプリ「Pinspect」にBIM連携機能を追加

PR TIMES / 2021年2月24日 14時15分

iPhone/iPadによるARでBIM情報と現場情報を相互に反映、施工管理の品質および生産性の向上を実現

株式会社エム・ソフトは、株式会社 竹中工務店と、エム・ソフトが開発・販売するAR検査・点検アプリ「Pinspect」の、BIM連携オプションを共同開発しました。本連携オプションにより、BIMのデータをPinspectにインポート/エクスポートすることが可能になります。BIMデータをインポートすることで、Pinspectの空間ピンとして、ARで現場に可視化され、BIMオブジェクトの位置が分かりやすくなります。また、Pinspectで記録した電子黒板入りの写真やコメント、メモ情報をエクスポートし、BIM上に再反映することが可能になります。これまで、手間のかかっていた施工記録のBIMへの更新を、PinspectのARでサポートすると同時に、施工管理の品質および生産性の向上を実現します。



 株式会社エム・ソフト(本社:東京都台東区、社長:飯田昌宏、以下「エム・ソフト」)は、株式会社 竹中工務店(本社:大阪府大阪市、社長:佐々木正人、以下「竹中工務店」)と、エム・ソフトが開発・販売するAR検査・点検アプリ「Pinspect」の、BIM連携オプションを共同開発しました。
 本連携オプションにより、BIMのデータをPinspectにインポート/エクスポートすることが可能になります。
 BIMデータをインポートすることで、Pinspectの空間ピンとして、ARで現場に可視化され、BIMオブジェクトの位置が分かりやすくなります。また、Pinspectで記録した電子黒板入りの写真やコメント、メモ情報をエクスポートし、BIM上に再反映することが可能になります。
 これまで、手間のかかっていた施工記録のBIMへの更新を、PinspectのARでサポートすると同時に、施工管理の品質および生産性の向上を実現します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/3785/13/resize/d3785-13-474279-6.png ]




Pinspectとは?

 Pinspect(ピンスペクト)は、検査・点検箇所をAR(拡張現実)で記録、可視化するアプリです。対象箇所の3次元座標を取得し、デジタル付箋(ピン)としてARで可視化。写真やメモと一緒に保存することで、現場情報を図面やEXCEL形式のレポートとして出力することができます。記録したピンは、クラウド経由で他のユーザーと共有することが可能です。
 また、LiDAR*が搭載されたiPad/iPhoneを利用することで、より高精度なAR環境認識が可能です。LiDARの効果により認識精度・速度が大きく向上し、より正確な場所へのピンの設置、再現が可能になりました。

※LiDARとは?
Light Detection and Ranging (光検出と測距)の略で、発光した光が物体に反射して戻ってくるまでの時間を計算して、対象物までの距離を算出する技術です。建設土木の分野で地形の測量や形状把握に利用されたり、近年では車に搭載されて自動運転に使われたりしています。
[画像2: https://prtimes.jp/api/file.php?c_id=3785&t=animationGifImage&f=agd-3785-13-1.gif&img_id=1610954729083 ]

[画像3: https://prtimes.jp/api/file.php?c_id=3785&t=animationGifImage&f=agd-3785-13-2.gif&img_id=1610954807956 ]

製品詳細はこちら:https://biz-ar.jp/service/pinspect.html


Rebro(R)と連携

・Rebro(レブロ)について
 今回の開発により、PinspectとRebroとの連携を実現しました。Rebroは、株式会社NYKシステムズ(本社:東京都中央区、社長:渡辺 洋一郎)が開発・販売するBIM対応建築設備専用3D CADソフトです。
[画像4: https://prtimes.jp/i/3785/13/resize/d3785-13-903738-8.png ]



・BIMへのニーズと課題
 BIMの活用が広がる中で、実際の現場でBIM上のデータを閲覧したい、また、現場での情報をBIMに反映させたいという需要が高まっています。しかしながら、BIM情報と現場での作業は直接結びついていないため、BIMの現地での確認が容易でないことや、逆に、現場での作業記録をBIMに反映させるのは、後回しになることから、作業に時間がかかってしまうという問題がありました。

・PinspectでRebroのデータを現場で可視化
 PinspectのBIMオプションで、Rebroのデータをインポート/エクスポートすることが可能になります。RebroのBIM情報をPinspectにインポートし、現場でPinspectの空間認識機能を活用することで、現場の該当位置に、BIMオブジェクトをピンとしてARで可視化します。ピンをタップして詳細なBIM情報を閲覧することもできます。

・BIMの情報を電子黒板にも自動で反映、BIMへの更新も実現
 インポートしたBIM情報はPinspectの電子黒板に自動的に反映され、現場での黒板入力時間を大幅に削減することができます。さらに、撮影した電子黒板入りの写真や現場で追記したコメントは、クラウド経由でRebroに戻すことが可能であり、事務所に戻ってから確認することも可能です。
 従来、個別に存在していた現場情報をBIM上に取り入れることで、施工確認作業の効率化を実現します。



竹中工務店による現場試行での効果測定

・区画貫通処理管理で検証
 建設現場における施工管理のひとつとして「区画貫通処理管理」があり、建設現場で働く方々が膨大な時間を費やしている管理項目の一つです。これまでは、現場で対象箇所をひとつずつ確認し、それぞれ黒板に必要事項を記入して写真に撮影、事務所に帰ってからは写真台帳や報告書にまとめる必要がありました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/3785/13/resize/d3785-13-555655-2.png ]

・約70%の作業時間の短縮を実現
 今回の開発では、PinspectとBIM(Rebro)を活用することで、区画貫通処理における撮影写真管理や、事務所での管理書類の出力作業を短縮しました。竹中工務店による現場試行での実証結果では、従来の物理的な黒板を用いて管理する手法と比較して、約70%の作業時間の短縮を実現することができました。今後、他の建設現場への導入を行い、さらなる機能改善と具体的な生産性向上率を算出し、工事現場での実運用を行う予定です。
[画像6: https://prtimes.jp/i/3785/13/resize/d3785-13-181840-7.png ]

[画像7: https://prtimes.jp/i/3785/13/resize/d3785-13-115250-3.png ]



[画像8: https://prtimes.jp/i/3785/13/resize/d3785-13-798851-5.png ]




今後の展望

 エム・ソフトは、PinspectのBIM連携機能について、竹中工務店と共同で現場での各種施工管理への適用拡大を目指します。BIM連携機能はPinspectのオプション機能として2021年4月に販売を開始します。また他のBIMソフトウェアとの連携も拡張していく予定です。
 当社は今後もPinspectに様々な機能を追加し、引き続き建設現場の生産性向上に貢献してまいります。


エム・ソフトについて

 エム・ソフトは、独自の画像処理領域を始め、組込みソフトウェアからモバイルアプリ、クラウド・Webシステムまで、30年以上に渡り豊富な実績を蓄積してきました。早い時期からARのビジネス利用を目指して取り組みを進め、「ARでお客様のビジネスを革新すること」を目標に、ARからVR/MRを含めたXRまで領域を広げ、様々な取り組みをBIZ-ARソリューションとして提供しています。

エム・ソフトオフィシャルサイト:https://www.msoft.co.jp/
BIZ-ARソリューションサイト:https://biz-ar.jp/
Pinspect製品情報:https://biz-ar.jp/service/pinspect.html
Pinspect AppStore:https://apps.apple.com/jp/app/id1445520379


本件に関するお問い合わせ先

株式会社エム・ソフト サービス事業推進室
Pinspect担当
sales_info@msoft.co.jp

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