福井県済生会病院、各部門システムを仮想集約した統合インフラ基盤を構築し、設備投資コストと運用管理工数を50%以上削減
PR TIMES / 2015年10月6日 14時15分
国内医療業界で初めて、ネットワーク仮想化プラットフォームを利用した “マイクロセグメンテーション”を実装し、セキュリティ対策も強化
ヴイエムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ジョン ロバートソン)は本日、福井県済生会病院(所在地:福井県福井市、院長:登谷 大修)が、プライベート クラウドインフラの構築・管理の統合ソリューションのVMware vCloud Suite(R)とネットワーク仮想化プラットフォームのVMware NSX(TM)を導入し、統合インフラ基盤を構築したと発表しました。これにより、福井県済生会病院では、院内の各部門のシステムを仮想化して統合し、サーバの集約による省スペース化のほか、設備投資コストや運用管理工数の削減、セキュリティの強化を実現しました。
福井県済生会病院では従来、システムを部門ごとに導入していたためサイロ化しており、部門ごとのコンピューティング リソースが十分に活用できていませんでした。そのため、電子カルテのインターフェース サーバなどに障害が起こった際に、冗長構成が十分に組めないなどの問題があり、安定的な医療サービスの提供の実現において、リスクとなっていました。また、病院全体で、将来的にITの効率性と可用性の向上や事業継続性の強化を進めていくことも課題として挙げられていました。さらに、医療分野における番号制度(マイナンバー)の導入を見据えて、患者の個人情報を確実に保護していく必要性がある中、ひとつに集約された統合基盤では、外部からの標的型攻撃に対し統合基盤内部で拡大・漏洩するリスクが高いため、入口対策だけではない内部のセキュリティ対策が求められていました。
福井県済生会病院はこれらの課題を全て解決するソリューションとして、各部門システムを仮想集約するVMware vCloud Suiteに加えて、セキュリティ脅威の拡大を防止する機能により、部門システムへのアクセスをよりセキュアにする“マイクロセグメンテーション”を実装できるVMware NSXの導入を決定しました。
福井県済生会病院では、ヴイエムウェアのこれらのソリューションの導入により、以下を実現しています。
・ 院内で設置していたサーバスペースを半分に削減
・ハードウェアの集約と電気代の削減により、設備投資コストを従来の50%以上抑制することが可能に
・部門ごとのメンテナンスを廃止し中央での一元管理に移行したことにより、運用管理の全体の工数を50%以上削減
・統合ITインフラ基盤全体での健全性が可視化されたため、障害発生前の未然防止策が可能となったほか、コンピューティング リソースの余剰や無駄遣いも見える化されるため、無駄なハードウェアリソースの追加を回避することが可能に
・NSXのマイクロセグメンテーションにより、セキュリティ脅威の拡大を防止する対策を施すとともに、部門システム単位での細やかなセキュリティ設定を実現
また、福井県済生会病院では、今後、仮想デスクトップ インフラストラクチャ(VDI)のVMware Horizon(R) Enterprise Editionを導入し、院内の電子カルテ用端末の仮想デスクトップへの移行も検討しています。これにより、院内の電子カルテ用の端末数を最適化することで、ライセンス コストを最適化していくほか、ローカルPCでの顧客の個人データの管理を廃止することによって、セキュリティの強化を進めていく予定です。また、電子カルテ用端末の院外での利用を可能にすることで、医師や看護士の自宅での業務遂行を実現し、医療従事者の働き方の変革を推進していきます。
福井県済生会病院 医療情報課 課長 塗茂 裕一様 コメント
「福井県済生会病院では、安定的な医療サービスの提供、事業継続性の向上、個人情報保護の体制の強化などを実現するためにITを活用しています。今回、ヴイエムウェアの最先端のソリューションを導入し、統合インフラ基盤を構築したことで、省スペース化や関連コストの削減だけでなく、医療機関に求められる優れたセキュリティ対策も可能になりました。将来的には仮想デスクトップの導入を通じた、さらなるセキュリティの強化や医療従事者のワークスタイルの変革にも取り組んでいきたいと考えています」
■福井県済生会病院は、福井県の中核病院として「患者さんの立場で考える」を理念に掲げ、地域完結型医療と、安心・安全で質の高い医療の提供に努めています。2015年6 月末現在、病床数は460床です。詳細は下記URLをご覧ください。
http://www.fukui-saiseikai.com/index.html
ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェア(本社:カリフォルニア州パロアルト)は、クラウド インフラとビジネス モビリティの分野で業界をリードしています。VMwareの業界をリードする仮想化技術をベースとしたソリューション群を通じて柔軟性、俊敏性、安全性に優れたITの新しいモデルを実現します。顧客はあらゆるアプリケーションの開発の高速化、提供の自動化、安全な利用を実現することでこれまで以上にイノベーションを加速できます。VMwareは、50万社を超える顧客、および7万5,000社を超えるパートナを有し、米国カリフォルニア州シリコンバレーの本社のほか全世界にオフィスを展開しています。当社の2014年度の売上高は、60億米ドル以上です。VMwareの詳細は www.vmware.com/jpをご覧ください。
VMware、vCloud Suite、NSX、Horizonは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。他のすべての名称ならびに商標は、それぞれの企業の商標または登録商標です。「パートナ」または「パートナシップ」という言葉は、当社と他社との法的な協力関係を示すものではありません。
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