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シリーズAで約2.0億円の資金調達実施

PR TIMES / 2024年7月16日 11時45分

「物流の2024年問題」解決のため、業界ごとのプラットフォーム構築を加速



[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/28636/13/28636-13-1d7ed6ad95c9bd7a0afce95ba5d5224a-1296x529.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


テクノロジーの力で物流の効率化を実現する株式会社シマント(本社:東京都中央区、代表取締役:和田 怜、以下「当社」)は、シリーズAラウンドで約2億円の資金調達を実施しました。新たにベンチャーラボインベストメント、ネクスウェイ、北陸地域ベンチャー投資事業有限責任組合等を引受先とした第三者割当増資です。


この資金調達により、プロダクトの開発加速、およびマーケティング、さらに採用をいっそう強化していきます。

「物流の2024年問題」解決のために
物流の「2024年問題」とは、2024年4月から働き方改革関連法によりドライバーの時間外労働時間が年間960時間に制限されることで生じる問題のことです。時間外労働が制限されることで、ドライバー1人当たりの走行距離が短くなり、輸送能力が不足し物流に支障が生じることが懸念されています。

当社は創業から培ってきたデータマネジメントの技術を活かし、現在は物流の「2024年問題」の解消に向けたソリューションを提供しています。当社ソリューションの注力領域は企業間物流です。物流の大部分を占める企業間物流の大幅な効率化がなければ、「2024年問題」の解決は不可能です。

この大きな課題の解決のために、当社は各業界の物流キープレーヤーと連携して、物流効率化ためのシステムを開発しています。このシステムは各種TMSデータの取り込みに対応していますので、現在使用されているTMSを活かしながら導入することができます。また将来的には紙の運行日報をAI-OCRで読み込み、データ化する仕様にいたします。

今後、物流キープレーヤーとの共同開発を通じ、物流の実務の中でシステムの精度を高め、各業界の他の企業にも導入を働きかけてまいります。開発当初から各業界のキープレーヤーと協力することで、「物流システムに合わせたオペレーション」を現場に強いるのではなく、「業界の商慣習や現場の実情に最適化された物流システム」を開発・運用することが可能となります。

今回調達した資金を活用し、当社は業界ごとの物流プラットフォーム構築をさらに推進してまいります。

当社の物流ソリューションの例
例1:三菱食品との運賃精算業務支援システムの共同開発
三菱食品は物流元請会社に配送を依頼し、元請会社は自社車両で配送、あるいは複数のパートナー運送会社に配送を委託し、全国の店舗に商品を納入しています。また配送では高速道路や駐車場の利用料金も発生します。

こうした複雑な運賃の精算業務のほとんどが手作業で行われており、元請会社は自社車両やパートナー運送会社からの運賃の請求書を個々に確認し、三菱食品に請求していました。

三菱食品、物流元請企業、そしてパートナー運送会社のいずれも手作業で精算しているため、どの社でもかなりの労力が必要となります。また人間が行う作業のため、膨大な数の精算業務の過程でミスが生じることはどうしても避けられません。

これらの課題を解決するために、当社と三菱食品は共同で運賃精算業務支援システムを開発することになりました。

まず、パートナー運送会社のドライバーの運転日報をデジタル化します。この運転日報のデータに加え、運送車両ごとのデータ、さらにパートナー運送会社ごとの契約データを、当社のsimount DWHに投入します。simount DWHではパートナー運送会社ごとの請求計算パターンを自動で判別し、パートナーへ支払う運賃を自動計算します。

この自動計算された運賃を担当者がチェックし、ドライバーからの稼働報告などを基に修正し、運賃を最終確定させます。そして、かかった費用をまとめて請求するという流れです。

従来は運賃計算のすべてのプロセスで担当者による入力や確認の作業が発生していました。ですが運賃精算業務支援システムを導入することで、担当者による作業は最終段階での修正と確認だけで済みます。また作業が減ることで、ミスが生じる可能性を減らすこともできます。

今後、他の物流企業に対しても販売を行ってまいります。両社で今回のシステムを物流業界の運賃精算システムのスタンダードにすることを目指します。

例2:ネッツトヨタ熊本との車両配送効率化システムの共同開発
現状、担当者が作成した配送計画にもとづき、トラック手配は電話やFAX 、手書きの紙の帳票などで行われています。その配送計画自体は積載する車の積載場所や積み合わせ条件が複雑なため目的地までの「往路便」のみしか考慮できません。そのため、目的地からの「復路便」には空車が目立つ、非常に非効率なものでした。また、配送を終えた後の実績処理や経理処理も紙・手作業といった人を介する作業であることから、多くの課題を抱えていました。

共同開発するシステムは、大きく4つの配送プロセスの改善を行います。具体的には「1. 積載車の情報連携」「2. 配車計画の作成」「3. 配送」「4. 配送実績管理」です。
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/28636/table/13_1_df88ab2338759f591f1673a122ff9115.jpg ]
現在、実証実験を重ねながらアルゴリズムの精度向上を計り、システムの改善に取り組み、この開発したシステムをネッツトヨタ熊本と共同で熊本県内の他社ディーラー、さらには共同配送を見据え全国のディーラーへの利用の働きかけができるように開発を進めていきます。

資金調達による採用の強化
シマントは上述の通り、プロダクト開発および事業拡大に向け、幅広いポジションでメンバーを募集しています。ご興味のある方は、ぜひ、下記よりご応募ください。

<採用中の職種一覧>
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/28636/table/13_2_46a4ad8c7b2c84bffee8bc505b035d3c.jpg ]
〈応募方法〉
シマントの事業やお仕事に少しでもご関心をお持ちいただけましたら、当社メンバーとのカジュアル面談を実施していますので、下記URLからお申し込みください。
https://simount.com/recruit_casual_talk_entry

会社概要
略歴:代表取締役・和田 怜(わだ さとし)
早稲田大学卒業後、みずほ銀行に1期生として入行。本部の企画業務担当時代に、部門間で異なる仕様の書式、膨大な量の紙の書類など、巨大組織でのシステム導入を阻む壁を身をもって経験する。同時に、日本の大企業は生産性を高めるために、データ活用とDX化を強力に推進すべきことを痛感。このときの経験をきっかけに、データ活用とDX化で物流の効率化を目指すシマントを起業。

本社: 東京都中央区日本橋3-3-2 Bizflex東京八重洲 7階
代表取締役: 和田 怜(わだ さとし)
事業内容: simount DWH、物流系ワンストップソリューション(配車業務プラットフォーム、TMS(配車管理システム)、物流DXコンサルティング、アジャイル型システム開発など)
URL: https://simount.com/

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